貧乏旅行にあるまじき行為。今回は、反則して、Cityrama(シティラマ)のバスツアーを利用しました。このバスツアーは、ポンバル候爵広場のインフォメーションで申し込みました。よくわかんないけど、GRAY LINEと共同運行便みたい。GRAY LINEのパンフレットを指でしめして、申し込んだのに、係のおねえさんはCityramaのパンフレットを見て、伝票を書いてくれた。ナザレが丁度ランチタイムになっていたので、ランチを付けないで申し込みました。$12,500。食事付きなら、$14,500です。
オビドス
家の外壁の下のほうが、青色の家と黄色の家がある。
アルコバサ
サンタ・マリア修道院(世界文化遺産)ペドロ1世とイネスの石棺が安置されています。ペドロ1世とイネスの物語を知っていないと、来た意味がない。特に取り上げて、特記すべきところはないし、なぜ世界文化遺産なのかわからないっていうのが感想です。
説明の後、10分間の写真タイムを与えてくれた。その時間で中庭(別料金)に入っている人もいた。アルコバサはフルーツも有名らしく、教会の前ではフルーツ屋のお店がテントを張っていた。
ナザレ
プライア地区は海岸の通りに沿って観光客用のお店がずらっと並んでいた。その中のペスカドーレス地区(Bairro dod Pescadores)は、漁民の住居地区で、細い道の両脇には洗濯ものがつらなっている。通りを歩くと、台所が見え、そのおばさんも、ナザレ特有の服装で、家事をしていた。お昼を過ぎた時間にまわったので、イワシを焼いている姿を見かけなかったが、七輪でお肉を焼いている人を見かけた。市場も見に行ったが、さすがに閉まっていた。
ナザレ特有の服装を着たおばさんは、もうすでに暑い季節だったので、ほとんどがカラフルなシャツにスカート、スカーフをまいている人は少なかった。でも中には黒ずくめの人もいた。
バターリャ
バターリャ修道院はかなり大きかった。ここも世界文化遺産に登録されている。カスティーリャ王国を打ち破り、勝利を聖母マリアに感謝して修道院建設が始まった。ゴシックとマヌエル様式の混ざった建築様式はきれいだった。ここは、王の回廊がある中庭や、未完の礼拝堂もツアーでいっしょに廻って説明を聞くことができた。
ファティマ
第一次世界大戦中の1917年に、この地で3人の子供達の前に聖母マリア様が現われるという奇跡がおこったことがファティマという地に礼拝堂を建てた経緯のよう。カトリックの人にとっては、ありがたい聖地なのだろうけど、建物は新しく、私にとっては新興宗教の総本山のように映った。ここでの滞在時間は60分もあったけど、時間を持て余した。ここで時間取るんだったら、オビドスでもっと時間取ってよというのが本音である。
前の広場には30万人以上が収容できるというから、本当に広かった。地面には大理石ぽい石で「出現の礼拝堂」の方向に向かって 一線ができているところがある。巡礼者の人が膝をつけて、お祈りしながら進んでいた。日本のお百度参りみたいなものかと思った。
ファティマに行く前に、大きなお土産物屋さんに立ち寄った。マリア様の像がずらっと並んでいて、ここは、仏具屋、いや神具屋かと思った。
参考までにこの日のスケジュールを記しておきます。
リスボン | ポンバル候爵広場で9:00にCityramaの8人乗りくらいのバンがピックアップ。 (待っているのは私だけだった。) Cityramaのバス駐車場に移動。そこには2階建バスが乗客をぎっしりつめて待って いた。(60人以上) ↓移動時間 1時間10分 |
オビドス | 滞在時間 45分 ↓移動時間 35分 |
アルコバサ | 滞在時間 30分(修道院の説明 20分 写真タイム10分) ↓移動時間 30分 |
ナザレ | 12時55分着 滞在時間 1時間25分。 後で、ツアーの人に聞いたら、食事内容は、野菜のスープ、サラダ、バター ソースで味付けした舌平目ポテト添え、パン、アイスクリーム、エスプ レッソ。とてもおいしかったと言ってました。でも、観光は全然なかったら しい。バスが来るまでの間、お土産屋さんを覗ける程度。 ↓移動時間 35分 |
バターリャ | 40分説明。中庭も入る。 ↓移動時間 25分 |
土産物屋 | 滞在時間 30分 ↓移動時間 5分 |
ファティマ | 滞在時間 60分 ↓移動時間 1時間10分 |
リスボン | ただし、ここから乗客が泊まっているホテルにそれぞれ止まって 乗客を降ろして行くので、私が降りたいロシオ広場は一番最後で、 リスボンに着いてから、1時間以上かかった。街の中に入ったら、 適当に降りて、地下鉄で移動したほうが良いかも。ちなみにこの日 最初に 降りた乗客は地下鉄の駅カンポ・ペケーノの近くだった。 朝一番最後に拾ってもらったので、ホテルを廻ってきていたことを すっかり 忘れていた。 |
ガイドさんは最初英語、フランス語、スペイン語の3か国語でガイドしてくれていたが、途中からドイツ語、イタリア語を追加した。どうせ追加するなら日本語追加してよ。英語にしろ、イタリア語にしろ、その言語の響(あんまりわかんなくても、イタリア語を話しているってわかるじゃない)を全く無視したイントネーションと私の中では死語になっている英語 (at 2:20 というのを at twenty past two)を話してくれるので全然わかんなかった。
ポルトガルの定期観光バス会社のページ
●Cityramaのページ
●Portugal toursのページ
似たようなファティマに行くツアーがあります。Cityramaと値段は同じですが、ナザレで、シティオ地区によるみたいです。