シントラの駅へは、ロシオ駅から、列車で45分くらい。＄200。

シントラ
シントラの駅前のバス停から3分ほどで、旧市街に着く。いったんバスを降りるが、ペーナ宮殿の昼休みの時間のことを考えて、先にムーアの城跡を見ることにする。バス停で降りると、回転扉がある。ここを突き進んでいく。山道を歩いていくと、廃虚となった城跡が目に入った。塔に上がれば、下の方にシントラの旧市街が見える。7〜8世紀によくあんな高いところに石の建物をつくったものだ。帰りは駐車場のPのマークを目印に降りてくれば、良い。結局１時間ぐらい歩き回った。

帰国後出来上がった写真を友達に見せると万里の長城みたいと言われてしまった。

ペーナ宮殿（入場料＄400）のバス停にバスが止まったとき、「え！これがペーナ宮殿？」って感じで、黄色の門が建っているだけ。実はここから10分ほど登った山の上にあるのだった。イスラム、ルネサンス、マヌエル、ゴシックなどの様式が取り入れられている。家具、調度品にきらびやかさはないものの、良いものばかりだった。台所もすごかった。カメラ持ち込み禁止なのが、残念だった。

インフォメーションでもらったバスの時刻表は駅前から旧市街まで5分、ムーアの城跡まで5分、ペーナ宮殿まで5分だったが、それぞれの移動時間3分 - 8分 - 3分って感じ。時刻表にだまされて、ムーアの城跡まで歩いていたら、とんでもないことになっていたよ。それにとんでもない山道。ムーアの城跡からぺーナ宮殿までは それほど距離はない。バスの時間があわなかったら、歩いてよいと思います。ぺーナ宮殿から旧市街へ行く帰りのバスは違う道を通るので、ムーアの城跡を廻ってから、ぺーナ宮殿へ。

バス券は1日＄500（ペーナ宮殿とシントラ駅前間乗り放題）を利用。 Stagecoach社の乗り放題バス券＄1,250もあるが、シントラ駅前からロカ岬、ロカ岬からカスカイスのバス料金をたしても、もとがとれないので、＄500の券で十分。

旧市街へ戻ってきた時は、ちょうど王宮（入場料＄400）の昼休み時間だったので、私も昼食を取る。王宮の白いふたつのとんがりは実は台所の煙突だった。こちらの装飾品は少なく、武士の館みたいだった。

ロカ岬
シントラからロカ岬（Caba da Roca）まではバスで40分（＄410）ほど。ここがユーラシア大陸の西の果て？何もないけど、観光バスが次から次へと観光客を降ろして行く姿を見ると、ありがたみもなくなる。岬に立つ石碑には、「ここに地果て、海始まる」の文字が・・・。

ツーリストインフォメーションで最西端到達証明書（＄800 or ＄500）を発行してくれるが買わなかった。私は日本最西端証明書（どこかわかりますか）をもっているがどこかに行ってしまっている。たぶん、日本最西端証明書をもっている日本人のほうが少ないと思う。かわりにポストカードを出そうと思ったが切手が売ってなかった。２日後の夕食時に翌日ロカ岬を回るという日本人を見かけたので、お願いして、ロカ岬から出していただいたが、何の変てつもない消印だった。

カスカイス
ロカ岬からカスカイスはバスで30分（＄310）ほど。バスを降りたとき、魚のセリが始まる時間（17：00ぐらいから。季節によって異なるみたい）セリを見に行く。日本のようにおっちゃんがどなり声をあげて、セリをするのではなく、携帯の機械で、値段を入れて一番高い金額の人がセリ落とせるみたい。みんな電光掲示板を見上げている。

カスカイスはもうちょっと、国際的なリゾート地かと思っていたけど、それほどでもなかった。漁村と海水浴場を合わせた感じで、ビーチも小さい。夕方だったけど、ビーチで遊んでいる人がいた。

エストリール
カスカイスからエストリールまで鉄道で、5分（＄130。たぶん、途中下車は自由にしてOKだと思うので、リスボンのカイス・ド・ソドレ駅までの切符を買えばいいと思います。）エストリールは電車を降りてまで、観光するもんでもないかも。おまけにカジノの正面が工事中、庭も手入れ中で、美しくなかった。建物の中には、ジーパンでも入れてもらえました。豪華さはないので残念。列車からも見える海の反対側にある建物がカジノ。それだけの眺めで十分。