筆者からご挨拶

ダイビングの事故は相変わらずなくなりませんが、ダイビングビジネスを取り巻く環境の劇的な改善がなったという話は聞きません。

拙著「忘れてはいけない　ダイビングセーフティブック」には、事故の回避に役立てるさまざまな情報が掲載されています。そしてこの本を読んで安全管理に気をつけて下さっているというダイバーの方々にお会いする機会も時々あり、その効果を嬉しく思っています。
しかし誰もがこの本に書店で出会える訳ではなく、さらにこの本がダイビングビジネスで発生している事故の実態や良心的なダイビングショップや講習の内容を明らかにしているためか、優良ショップや優良インストラクター以外には煙たがられているようです。そのため多くのダイバー方々は、この本があることすら知らないと思います。
ただ今年に入ってもダイビングの事故は発生し続けており、これからも多数の方々がダイビングを行っていくと思いますので、そういった方々の安全管理＝自分の防御のお役に立てるよう、このたび、出版社の格別のご理解と了解をいただき、ここにそのほぼ全文（一部修正部分もあり）を掲載させていただけることになりました。（各種の権利関係の調整がありますので、画像、イラスト、デザインされた表やグラフ、注釈などの多くは掲載できません。ご了承をおねがいします。後日調整ができたものは掲載していく予定です。なおサポートページなどでの要修正部分を反映しています。）
各種画像を含めた全ての掲載はできませんが、掲載できたものだけでも十分にお役に立てると思います。どうかあなたご友人を守るためにご活用ください。
なおこの本自体は、大きな書店やネット販売、または書店などでの取り寄せで入手できますので、どうかそちらからもご利用ください。