子連れLA旅行記

出国

■マレーシア航空92便飛行機の中で書いている。飛行機の中でもマシンに向かうなんてなんだかえらそうだ。
　昨日（というか今日なの？）４月15日、東京は雨だった。家族で家を出たのが２時。つれあいの運転で成田に向かう。うちの車は極端に小さいのでスーツケースを乗せるためには私も子供たちといっしょに後部座席に乗らねばならない。成田までは約１時間半。散りつつある桜を見ながら、帰国した時にはもうつつじの季節かもしれないと思う。そんなに長い間行っているわけではないが、「花の命は短くて」なのである。
　成田に車で来るのは実ははじめてだ。駐車場からバスに乗って風景を見ながら、かつて御料牧場であった成田を思った。そして成田闘争を。やはりこの地は近代的な飛行場よりも農民にふさわしいような気がする。
　空港に着くと子供たちは大はしゃぎ。そこここキャーキャー言いながら走り回った。性格のせいか年のせいか旅の興奮か、ロビーに座っておとなしく待っているということはできないようであった。つれあいがコンセントを探し、イスに腰掛けて何やらしはじめても（私のiBook、起動ディスクを切り替えて使っています）、子供たちは全然落ち着かない。
　飛行機はマレーシア航空92便。機体は（うちのつれあいは「機材」と言った）747だ。激安往復３万7000円にも関わらず、１人１台モニターが付いているし、民族衣装っぽい制服のお姉さんはなかなか親切だ。子供たちにおもちゃを持ってきてくれた。はるかには色鉛筆と塗り絵・折り紙のセット、みらいにはオウムのぬいぐるみ。みらいはこのぬいぐるみが異様に気に入ったようだ。食事はいまいちだったが、激安なので許す。子供たちには酔い止めを飲ませたので比較的素直に寝てくれた。
　で、私も寝たが２、３時間ではるかに起こされた。「ママ〜、まだ着かないの？」
　おっと飛行機が最終着陸態勢に入ったそうだ。続きはまた後で。

入管

■飛行機の運転はかなり荒かったが、ロサンゼルス国際空港に無事到着（4/15 12:30）。ところが飛行機を降りた直後からお腹が痛くなってきた。トイレに行こうとするが、つれあいが「後にしろ」というので辛抱して入管をくぐる。なぜか子連れは優先されて早く済んだ。しかし荷物を受け取るところ（何て言うんですか？）にはトイレがなく青汗かきながらひたすら耐える。これがなかなか出てこないんだな〜。やっと荷物を受け取り出口へ出てトイレへ。間に合ってよかった。ロサンゼルス国際空港をご利用のみなさん、トイレはお早めに。

UCLA

■空港を出てすぐのところでバスに乗ってHerts（こんなつづりだっけ？）レンタカーのバスに乗り、車を借りる。つれあいが日本にいる時に予約しておいてくれたので安心だ。で車に乗るとほぼ同時に私と子供たちは寝る。飛行機の中であまり寝られなかったせいで時差ボケだ。気持ちよく寝ていたらつれあいに起こされる。「UCLAに着いたから起きろ」ったって私は別に興味ない。子供たちもしぶしぶ起きて少しキャンパスを散策した。なんかよくわかんないけど、フェスティバルをやっていたりしたが、３人とも時差ボケでへろへろでとにかく休みたかった。
　かくしてここはそうそうに切り上げ。ホテルにチェックインする。
　本日のお宿はコリアンタウンのそば。安ホテルチェーンのRamada Inn Wilshireを日本で予約していった。バスタブの栓がないとか困ったこともあったが、62ドルの宿などで文句は言えない。とにかく風呂に入って（シャワーキャップで栓をした）、具合の悪そうなはるかと横になる。つれあいとみらいは寝ている私たちをおいて元気に散歩に行ったらしいが、帰ってからやはり寝たらしい。目が覚めたら夜の11時だった。
　夕食をとらなければと思い、車で外へ出る。が、結局開いてる店がなく、夕食は、マクドナルドのドライブスルーで買って帰った。