子連れLA旅行記

バルボアパーク

■泊まったHoliday Innは朝食つきだった。がEmbassyと違って卵やベーコンはなくて、パンやシリアルと飲み物だけ。ま、これで十分だ。
　つれあいが調べたところによると（つれあいもサンディエゴは初めてだそうだ）、サンディエゴの街にバルボアパークというところがあるというので、きょうはそこに行こう。
　出発してサンディエゴ方面へ海岸沿いの道を走る。途中、STARBACSでコーヒーを飲む。アメリカのお茶のようなアメリカンコーヒーばかりだったので、おいしい。コーヒーはこうじゃなくちゃね。きっとアメリカンばっかり飲んでいたアメリカ人はSTARBACSができて初めてコーヒーの味を知ったのだろう。
　バルボアパークはとても広い（5.6平方キロメートル）。その一角にある「World Famous San Diego Zoo」（直訳すると「世界的に有名なサンディエゴ動物園」）の駐車場に車を停めようとするが、いっぱいで停められない。走り回ってZooからは離れた航空博物館や車博物館の近くにやっと車を停める。こうなりゃZooは後回しで、先にこっちを見学しよう。……と思ったが、どこも入場料が７〜８ドル。まあ別に観なくてもいいので外側とお店屋さんだけのぞいて、無料で公園内を走っているバス（Tram）に乗り、San Diego Museum近くで降りる。Museumの近くには日本庭園「三渓園」がある。え、「三渓園」なら横浜にもあるって？　そう、サンディエゴは横浜と姉妹都市なのだ。ここも有料なので入らない。
　ここはやはりMuseumへ入る。「カリフォルニアの画家展」みたいなのをやっていた。パリでさんざん美術館めぐりをやった身には大したことないだろうけど、美術館なんて久しぶりだね〜。この雰囲気いいよね〜、と思っていたら、いきなりみらいが走っていって油絵にぺたっと触る。ギャー！　慌ててみらいを抱きかかえ、逃げるようにその場を後にした。みらいに美術館は10年早かった。
　慌ただしく美術館を出ると噴水広場があった。こちらの方は子どもたち大喜び。
　お腹が空いたので、車に戻り、Del Taco（タコスチェーン）のドライブスルーでタコスを買い、バルボアパークのピクニックエリアで食べる。Taco Bellの方がおいしいと思う。

パンダは上野にもいるもんね

■さて、そろそろZooの駐車場も空いたころだろう（３時）。再びZooに戻る。今度は空いていた。入るといきなりコアラの着ぐるみが現れ、記念撮影。コアラはつれあいを気に入ったらしく、つれあいを抱きしめてなかなか離さなかった。
　この動物園にはパンダもコアラもいる。東京でいえば上野と多摩を合わせたようなところだろう（本当か？）。とにかく広い。ミーアキャットやらキリンやらホッキョクグマやらガゼルやらフクロウやらテナガザルやらラクダやらシマウマやら、他にも思い出せないくらいたくさんの動物を観た。コアラはずっと寝ていた。はるかはシマウマが糞をポトポトと落としながら歩いていたのが衝撃的だったようだ。大笑いして「なんでトイレでしないんだろうねぇ」だって。
　目玉のコアラはみんな寝ていた。
　もう１つの目玉、パンダはViewTimeが３時までだったので、見られなかったが、パンダは上野で見たばっかりだから別に観なくてもいい。
　２時間歩いてやっと半周したあたりで疲れて帰ることに。

「お熱いのがお好き」

■きょうのお宿は日本でインターネット予約していったホテル・デル・コロナド。
　サンディエゴからはベイブリッジ（というかどうかは知らない）で湾を渡るとそこは高級リゾート地コロナドである。
　ホテル・デル・コロナドは白い壁と赤レンガの屋根がスペイン風の（スペイン行ったことないけど）美しい建物である。マリリン・モンローの「お熱いのがお好き」はここで撮影されたという。いかに由緒正しい方々がお泊まりかはホテルのWebに書いてある。
　今回の旅でいちばん高価なお宿（予約した部屋は約200ドル）だが、私は海外自由旅行で１泊くらいはこういう歴史あるお宿に泊まることにしている。たまにはゼータクもいいもんだ。
　ホテルにはプールがあり、はるかとつれあいは肌寒いのに泳いでいたが、みらいは年齢制限でプールに入れなかった。私とお部屋でお留守番。
　つれあいとはるかがプールから戻ってきたので、バスタブにお湯をはる。お湯出しっぱなし状態で荷物の片づけをしていると、「ボチャン」という音に続き、みらいの泣き声が……。何が起こったかは書くまでもありません。

「いらっしゃいませ、デニーズへようこそ」

■夕食をとろうとメキシコ方面へ向かう。……が結局メキシコ国境が見えるところまで行ってしまった。私は国境を越えてみたかったが、つれあいが反対するので断念して近辺のDennysに入る。お姉さんは「いらっしゃいませ、デニーズへようこそ」とは言わなかった。私はStird Rice、つれあいはステーキ、子どもたちはエビとイカのフライを頼んだ。けっこうおいしかった。余ったのでDoggy bagを頼んでお持ち帰り。