世界の上場会社数

現・取引所世界連合（World Federation of Exchanges, WFE）：旧・証券取引所国際連盟（ＦＩＢＶ）の統計資料より

• 世界の上場会社数（2012年及び2011年と2010年比較）

• 世界の上場廃止会社数（2011年と2010年比較）

• 世界の新規上場会社の数（2011年と2010年比較）

• 市場規模：時価総額　2011年末現在

• 過去データ wayback machine

• 証券取引所自身の株式公開（上場）

下記の資料は取引所世界連合のホームページより参考として入手したものです。正確性を期する場合は、原文をお読みください。
Source: Tables 1.1 and 1.2,Web Site of the Federation Internationale des Bourses de Valeurs（Now, the World Federation of Exchanges, WFE : http://www.world-exchanges.org/statistics

国際会計基準が世界の証券取引所に受け入れられるかどうかは、各国の証券取引所に上場している外国会社の数が影響するため、この統計資料を国際会計基準委員会のホームページで引用しています。

この、統計資料は必ずしも国際会計基準だけではなく、各国の資本市場が活性化しているかの指標にもなり興味深いものがあり参考に供するものです。興味のある方はＦＡＢＶに直接アクセスしてご覧ください。

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世界各国の上場会社の数

各国の証券取引所に上場している会社数を内国会社と外国会社に区分して集計してあり興味深いものがあります。

国際会計基準委員会（ＩＡＳＣ）のホームページに、この統計資料を引用していますが、各国の証券取引所は、近い将来、外国会社の財務諸表が国際会計基準に準拠するものを認めるものと予想されるためです。

１９９８年には上場企業数５０６８社あったナスダックは（過去データ wayback machine　参照）、２００１年（４０６３社）および２００２年（３６４９社）、米国のＩＴバブル崩壊により、上場企業が大幅に減少している。ナスダックの株価では２００２年１０月にバブル崩壊は終結し、企業業績の回復に伴い株価は上昇しつつあるとする見解がある。（ナスダック(NASDAQ)のＨＰ　参照）
オールド・イコノミー企業の上場企業が主流のニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）の減少は小幅。

ドイツについては、フランクフルト証券取引所の運営会社である所有しているドイツ取引所（Deutsche Bｏse）として統計されている。

ドイツ取引所に対抗して、２０００年９月、パリ、アムステルダム、ブリュッセルの３取引所が合併してユーロネクストが発足した。下記のリストで、外国会社がＮＡ（該当なし）となっているのは、国境を超えた合併のためであろう。フランス、オランダ、ベルギーの合併で始まったユーロネクストであるが、その後、ポルトガル証券取引所との合併が行われるなど再編の動きがある。

カナダのTSX Group　とは、トロント証券取引所(TSX)は、上場企業数1,340社、発行株式時価総額1.29兆Cドル、取引総額は6,487億Cドルに達しており、北米では、ニューヨーク、ナスダックスについで3番目の市場であり、世界でも7番目の規模を誇る(2003.12.31現在)。 一方、トロントベンチャー取引所(TSX-V)は、上場企業数1,991社、発行株式時価総額209.2億Cドルとなっており、バンクーバー、カルガリー、ウィニペグ、モントリオールのジュニア取引所をトロント証券取引所(TSX)が2001年8月に統合したものである。また、トロントベンチャー取引所(TSX-V)の上場基準に満たない小さな企業のためのNEX(注：単にNEXと呼ばれており何かの略語となっているわけではない)という取引所がトロントベンチャー取引所(TSX-V)とは別に昨年の8月から開かれており、285社の小企業が集まっている。 これら、NEX、トロントベンチャー取引所(TSX-V)、トロント証券取引所(TSX)などをあわせてトロント証券取引所グループ(TSX GROUP)と総称する。（トロント証券取引所グループの解説　参照　ＴＳＸ　Group　は、２００２年１１月１２日、自市場に上場。北米では最初に上場した取引所としている。シンボルマークは　Ｘ　。　）

2007年12月・・【モントリオール、トロント（カナダ）２００７年１２月１０日ＣＮＷ＝共同ＪＢＮ】モントリオール取引所（Montreal Exchange Inc.、ＭＸ）とトロント証券取引所（TSX Group Inc.）は１０日、両組織が合併して有力な総合取引所ＴＭＸグループ（TMX Group Inc.）を結成することで合意したと発表した。

2006年5月23日、ニューヨーク証券取引所は、ユーロネクストと統合を提案、その行方が注目されている。大西洋をまたぐ22時間取引可能な巨大な市場が生れる。（ニュース　参照）

２００７年５月２５日、米ナスダック、ＯＭＸに37億ドルの買収提案・・【ストックホルム　２５日　ロイター】　米店頭株式市場（ナスダック）を運営するナスダック・ストック・マーケット<NDAQ>は２５日、スウェーデンのストックホルム証券取引所などを運営するＯＭＸ<OMX>に対し、総額３７億ドルの買収提案を行った。両社が共同声明を発表した。
　ナスダックは、ＯＭＸ株１株につき合併後のナスダック株０．５０２株と現金９４．３クローナを提示。　同案は、ＯＭＸの取締役会と双方の大株主の支持を得ている。　ナスダック株の２３日終値に基づくと、買収提示額はＯＭＸ株１株当たり２０８．１クローナ、総額２５１億クローナ（３６億７０００万ドル）になる。　これはＯＭＸ株の２３日終値１７４．５クローナを１９％上回る水準。両社株の取引は２４日に一時停止されていた。　新会社の名称は「ナスダックＯＭＸグループ」で、ナスダックのロバート・グレイフィールド最高経営責任者（ＣＥＯ）が新会社のＣＥＯに、ＯＭＸのロバート・ボッカーＣＥＯがデピュティＣＥＯに、それぞれ就任するという。(ロイター2007/05/25 17:18参照）(Nasdaq OMX のサイト　参照)

Jasdaq　が、取引所世界連合の下記の表に表示されたのは2007年が最初である。しかし2008年に大阪証券取引所との統合があれば消滅する。

中国上海証券取引所の株式時価総額は２０１０年には日本を抜き世界二位に躍進する。

2010年10月27日, シンガポール取引所（SGX）とオーストラリア証券取引所（ASX）は合併で合意した。SGXがASXを総額84億豪ドル（約6,736億円）で買収する。時価総額で世界5位の証取が誕生する。(ニュース)

2011年2月9日、ＮＹＳＥユーロネクストは、フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所と合併に向けた交渉が進んでいると発表した。実現すれば、取引規模や上場銘柄の時価総額で２位以下を大きく引き離す巨大な取引市場が誕生する。この発表前には、ロンドン証券取引所（ＬＳＥ）がカナダのトロント証券取引所（ＴＳＸ）を運営するＴＭＸグループを買収すると明らかにしており、取引所間の競争が激化する中で世界的な再編が加速しそうだ。（ニュース）

（注１）：日本取引所グループ（ＪＰＸ）誕生

「東京をアジアNo.1の金融市場に！」ｂｙ堀義人氏（2013年08月30日 10:00）

（注２）上海証券取引所が東証を抜き世界第３位に
上海証券取引所は、株式売買代金でニューヨーク証券取引所、ナスダックに続き、東証を抜いて世界第３位に浮上すると噂されている。（日経ニュース　主要取引所の株式売買代金の推移１９９８年〜２００９年６月by野村資本市場研究所調べ　最新情報（Latest Statistics））

中国商務部の陳徳銘部長（商務相）が8日、外資系企業の中国国内における株式上場に言及したのをきっかけに、上海証券取引所に外国株上場、グローバルボード（国際板）創設の報道が増えてきている。この動き自体は以前からのもので、商務相発言も当初は目新しさがないなどの評価が多かったが、ここにきて、10月1日の建国記念日（国慶節）以降にパブリックコメントなどの動きがあるのではないかとの推測が出始めた。（サーチチャイナ）

外資系企業が上海証券取引所に株式上場することを認める動きが広がっている中で、中国現地の上海証券報は、「まだまだ固まった構想ではないが、ポイントは現在の国内Ａ株のメーンボードとどのように連動させ、ともに成長させていくか」であると指摘、「同じ挑戦を行った日本の轍を踏んではならない」とした。(サーチチャイナ)

各国の上場を廃止した会社数

上場を廃止した統計資料は面白いものがあります。

米国は上場会社の数が多い一方市場から撤退する会社も多いようです。上場廃止の会社には合併・買収による消滅も含まれ倒産ばかりではありません。ナスダックの場合は、株式公開維持基準を満たさなくなってもＯＴＣブリティンボードの未公開市場にランク落ちして再起を図る場合もあるようです。

ひときわ目を引くのはカナダの企業の上場廃止数です。人口25百万人の割に上記上場会社数を誇り、同時に、上場廃止企業の数も下記の通り目を引きます。但し、下記の新規上場会社数も考慮に入れなければなりません。

一方、日本は比較的上場廃止の会社数が少ないようです。下記の新規上場会社数も考慮に入れる必要があります。

上記の資料は証券取引所国際連盟のホームページより入手したものです。
Source: Table 1.1,Web Site of the Federation Internationale des Bourses de Valeurs（FIBV, the International Federation of Stock Exchanges: http://www.filbv.com/）

各国の新規上場会社の数

2011年は軒並み時価総額は減少している。

上記の資料は証券取引所国際連盟のホームページより入手したものです。
Source: Table 1.2,Web Site of the Federation Internationale des Bourses de Valeurs（FIBV, the International Federation of Stock Exchanges: http://www.filbv.com/）

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