ピティリアーノ


サトゥルニアからピティリアーノへはマンチャーノでバスを乗り換えて行きました。バスからピティリアーノの街が見えた時には感動でした。サトゥルニア温泉に行く途中にスカンサーノの街を見たけど、それよりも大きいい断崖の上にある街です。サトゥルニアのインフォメーションで紹介してもらったAlbergo Guastini(34ユーロ)に泊まる。ホテルの部屋(18号室)からの眺めはなかなか良かったです。

街の見所は旧市街のシナゴーグやPalazzo Orsini博物館です。あと旧市街を下った麓にはLE VIE CAVE エトルリア時代の道がいくつかあります。そこに行こうと思い、地図どおりに歩いていると、CANTINA(酒蔵)のおじさんに「ワイン飲んでいくか?」と声をかけられた。お断りして、LE VIE CAVEへの道を訪ねた。「ここ。どんどんくだって行って、いくつか小さな橋を渡り、最後に川に大きな橋がかかっていてそこを渡って・・・etc」と指差されたところは、草むらだ。こんなところを降りていくの? 道と言えないほど、草がぼうぼうで、もうしばらく人が通ったという形跡は無しだった。歩いて1分もしないうちに、腕に何かちくっとささった。気にせずに歩いていたら、どんどん痒くなってきた。どうやら、何かにかぶれたようだ。不安だったけど、戻るに戻れなくなっていた。川までは行くことができ、エトルリア時代の道らしきもの見つけることができた。

しかし、今度は他の道から帰ろうと思ってもすっごく遠回りで、また来た道を帰るのはとてもじゃないけど、いやと思っていると、また別のおじさんが「La vie caveは見れたか?」と声をかけてくれた。おじさんがおもむろに道端の葉っぱを取って、「この葉っぱは気をつけなさい」と教えてくれているようだった。”もう既にやられたよー”と私は腕を見せた。街への道をきいたけど、しばらく歩いていて迷っていたら、おじさんの三輪自動車で、結局送ってくれた。三輪自動車の荷台に乗り、これもいい思い出になったのかもと思い、新緑の風を感じている私であった。このおじさんが、La vie caveをまた案内してくれた。そして「これは、ヨーロッパで歴史上大切なものなんだとか、これはお墓、この川はどっからきてどこに流れていくのか、etc」というのを説明してくれた。私のイタリア語の限界を超えているよ。おじさん、ありがとう。

街に帰ってブラブラしていると、「La vie caveは見れたか?」と声をかけられた。なんでこのおじさん 私がそこに行ってたことを知ってるの?と思ってたら、最初に会ったおじさんだった。このおじさんに結局コーヒーをおごってもらった。



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