アレキサンドリアとナイル川クルーズ


8:00 カイロ発 アレキサンドリア行きの列車に乗る。それにしてもこの列車、速度が上がるまでそうとう時間を費やす。2時間10分ほどで到着。アレキサンドリアは、マケドニア王国のアレキサンダー大王によって紀元前332年に建設されました。その後7世紀にわたり、世界最大の図書館を擁する古代世界の学術の中心として、ギリシャ・ローマ文明の最前線で輝きを放ちました。 クレオパトラとアントニーとの激しい恋の舞台になったところでもあります。現在は「地中海の真珠」と呼ばれるこの町はエジプト第2の都市(人口700万人)。避暑地として有名で夏場は1000万人に膨れ上がる。主な産業は漁業で海辺にも小さな漁船がいっぱい泊まっていた。

■カイト・ベイの城塞
マムルーク朝のスルタン、カイトベイが、「古代七不思議」の一つに数えられるファロス島の灯台跡に15世紀に建てた3階建ての要塞。現在は、海事博物館になっているが、残念ながら工事中だったため、入れなかった。

■グレコ・ローマン博物館
エジプト各地から出土したギリシャ・ローマ時代の遺物を収めた博物館。 ガイドブックでよく紹介されているクレオパトラの頭像は別人で本当は(想像ではあるが)そんなに美しくなかったではないかと言われている。ガイドさんによるとこれがクレオパトラらしい。館内には棺に入った赤ちゃんのミイラも展示されている。

■アブー・ミーナー修道院
アブー・ミーナー遺跡は残念ながら、陥没事故が度々発生しているため、見に行けませんでした。そのかわり、アブー・ミーナー修道院に行きました。この修道院はかなり遠くからでも、その存在がわかります。砂漠の中に忽然と現れるのです。修道院は4世紀に殉教した聖メナスにちなんで、アレキサンドリアの南西につくられました。

聖メナスはキリスト教徒であることを告白しましたが、拷問を受け殉教しました。メナスの遺体は3日間も燃やされ続けたが、何の変化もなかったそうです。メナスの弟子たちはメナスの遺体をラクダに乗せ、西方に向かったのですが、ある地点にくると、足をとめたのです。そこにメナスを埋葬した後、不思議なことがおこり、また、そこからは水が湧き出て、その水に浸かると、病気が治ったそうです。その話が広まり、巡礼地となったそうです。

■ナイル川ディナークルーズ
ツアーパンフレットには服装は正装の必要はなしと書かれたいたが、添乗員さんもツアー客の数人もめかしこんでいた。古代エジプト人の格好をした人がクルーズ前で出迎えてくれる。食事はイキング形式だが、席に座ってしまうとなかなか出にくいほど詰められていた。音楽から始まり、ベリーダンスのお姉さんが現れた。もっと激しく踊ってくれるのかなあと思ったがそれでほどでもなかった。クルーズで一番良かったのは、男の人が着ている衣装、スカートみたいなのをどんどん脱いで、皿回しの皿のようにクルクル回すダンスだ。すごい!! スーフィー・ダンスというものらしい、まあそれを観光客向けにアレンジしているのだろう。そのスカートを手の上で回し、各テーブルを回ってくれる。



エジプト Topギザ・メンフィス・サッカラアスワン
アブシンベルルクソール(西岸)ルクソール(東岸)
カイロちょっと補足


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