モンテカティーニ・テルメ


モンテカティーニには、2つの駅がある。Montecatini CentroとMontecatini Termeの二つ。Montecatini Centro駅の近くに温泉施設やホテルが並んでいる。この日は、5月1日でインフォーションもお休みだった。自分でホテルを探すしかないか。駅を出て、真直ぐを進むと、CORSO MATTEOTTIという大きな通りに出くわす。それを右に少し進むと左側に小さな通りがいくつかあり、そこに二つ星のホテルがいっぱい並んでいた。その中でも比較的小さなホテルに入り、値段を聞く。1泊25ユーロというので、ここにした。ホテルのおじさんに地図をもらい、さっそく観光。モンテカティーニは、イタリアっぽくない街だと感じた。明るくて、開放感があり、治安の良さそうな街だった。

テットゥッチョ
モンテカティーニ・テルメは、飲泉が有名。町には9つの温泉施設があるが、その中でも一番優雅な温泉施設テットゥッチョ(Stabilimento Tettuccio)に行ってみた。入場料は、10.50ユーロと高い。入口から中がほとんど見れるから、入らなくてもどんなところかわかるんだけど、一端入って見ると空気が違うのよ。高いけど入る価値あり。

さて、温泉水の飲み方であるが、朝食抜きで、朝に飲むのがいいとのこと。だからか、営業時間は、午前中のみ。あんなに空のペットボトルを持ち歩いていたのに、この日に限ってペットボトルを持って来なかった。おまけに、プラスチックのコップは、0.50ユーロもお金を取るのよ〜。 中に入ると、バンドの生演奏が流れ、ゆったりとした空気だ。ブティックが数軒あり、Borghese(ボルゲーゼ)のお店もあった。カフェもあり、ここで、朝食を取るのものいいのかも。

■モンテカティーニ・アルト
テットゥッチョ近くのケーブルカー(往復5ユーロ)乗り場から、モンテカティーニ・アルトにあがる。特に何も見るものがないけど、ゆっくりできていい。ケーブルカーもお昼休みだし、ゆっくりお昼を食べ時間をすごした。

■エクシオール
この温泉施設では、温泉療法とエステティックを行っている。私はその両方を体験した。
さて、12時頃にエクシオールに行って、ファンゴの予約をしようとしたら、処方箋(PRESCRIZIONE MEDICA)が必要とのこと。「来るのが遅すぎる!!」と言われた。「翌日の朝きたら、処方箋はもらえるのか」と聞いたら、8:00に受付に来たらいいと教えてくた。(いや聞き出したと言うべきかも)

翌日の朝8:00に受付に行くと、お医者様の到着が遅れているので、10分くらい待つように言われた。医者が到着して、いっしょに2Fに上がり、診察。以下英語で会話。ボディとフェイスをしたいと言うと、フェイス(エステティクの)だったら、処方箋はいらないとのこと。でも、ここまで待ったのだからやっぱりボディもやりたい。何日間いるのか聞かれ、2日間というと「短いね。1週間かそれ以上いないと・・・。」と言われた。「血圧は正常?」「医者に通院している?」etc. ここまではわかった。途中で、わからない単語が出てきて、いぶかしげな顔をしていると、「全部大丈夫だよね」と言われて、「全部大丈夫」と答えたおいた。またまたわからない単語が出てくると、「見てみるよ。」と言われて、上半身(ブラジャーはつけたまま)を脱ぐように言われ、またズボンを途中まで下ろすように言われた。聴診器を背中にあてられ、息を吸って吐いてをさせられた。「どこか痛いところがあるか?」と聞かれ、「背中と肩」と言うと、処方箋の人の形をしたところの背中と肩の部分にしるしをつけられた。これが後々、ファンゴをつけられる部分。これで処方箋はできあがり。そして受付で、処方箋を見せて、ファンゴの予約を入れることができた。2日間滞在すると言ったので、2FANGHI と書かれていた。その日の9:30と翌日の9:30に予約を入れ、予約伝票をもらった。

時間があったので、2Fにあがり、エステの予約を入れに行く。
ファンゴなどの温泉治療する人は予約チケットがあるので、上の階に上がれる。あまり早いと「早すぎる!」と言われる。しかし、エステの予約をしに行くと言えば、入れてもらえる。ただ、飲泉場には行けないようになっている。もし、エクシオールに入って飲泉場に行きたければ、10.50ユーロ払わなければならない。でも、テットゥッチョのように優雅さはなさそうなので、わざわざここで入場する必要はないだろう。

ファンゴ
私がやったのは、Fango con Bagno terapeuitco(29ユーロ)。3Fの待合ソファで座っていると、時間前に係りの女性が声をかけてくれた。(本来なら、指定された部屋に行くのだが・・・。)部屋は2つに分かれていて、手前のベットは休息用。奥の部屋には、ベットと、バスタブがある。係の人は英語はしゃべれないようだった。全部脱ぐように言われて、素っ裸に。ヘアキャップとスリッパだけ。でも係の人は、出て行ったきり、戻ってこない。こんな格好で、待たすなよー。バケツにファンゴを盛って、帰ってきた。ベットに座るよう指示され、座ると47℃もの熱いファンゴが腰にあてられ、ゆっくりと背を倒す。そして肩にもファンゴが・・・・。でも体の裏面だけ。そして、シーツに包まれ、約20分ほど。ぴりぴり熱い。そして、時間が経つとファンゴを落としに来る。そして、38℃のバスタブに約10分ほど入り、最後にシャワーでまだ残っている泥を落とされる。休息用のベットで10分ほど、休んだら終わり。

やってみた感想は、あくまでも温泉療法であり、お肌がつるつるになるとかいったものではない。

エステ
さて、ここのエステはファンゴで有名なボルゲーゼ。エステの受付で、「顔のファンゴエステをしたい」と言うと、「Complete?」と聞かれたので、「Yes.」と答えると、Fango facciale con doccia filiforme(Facial mud with filiform shower)(37ユーロ)とMassaggio manuale estetico facciale(24ユーロ)の伝票(計61ユーロ、7,255円)をもらった。さて、Fango facciale con doccia filiformeはプライスリストを見ると30 分と書かれてあった。受付前で待っていると、受付奥のエステのところに連れて行かれると思いきや、ファンゴをやったところと同じ並びにある小部屋に連れて行かれた。目をつぶっているのでいまいちされていることがわからなかったけど、まずは顔の汚れを落とし、それからファンゴをつけられ、20分ほど放置される。そして、軽く泥を落としたあと、首にはまるような形になった桶を持たせられ、filiform shower(糸状のシャワー)を浴びせられる。これか、filiform showerとは・・・・・。全然優雅じゃないじゃん。

やってみた感想は良くなかった。やっぱ泥のにおいで優雅になれないのよね。それにお肌もツルツルになった感じがしない。あっといつの間にマッサージは終わったの?って感じで物足りない。エスティシャンに見られるエステシャンダコの指(マッサージの時、少し吸い付く感じ。私がそう呼んでいるだけ)が見られなかったし・・・・。高い割にいまいちかも。



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