吉貝島は、きれいな砂浜があり、また、水上レジャーが楽しめるところです。また、澎湖の石滬(漁の仕掛け)の総数558個あまりのうちの88個は吉貝島の周囲にあるのです。
吉貝島へは、宿泊しているホテルで頼んだ。ツアーかと思い気や単なる船の予約とバウチャーの発行(赤崁-吉貝島 往復300元)のみだった。赤崁にある北海遊客服務中心から吉貝島行きの船が出ているのだが、そこには別途、タクシー(片道280元)で行くことになった。9:30の船を予約したので、8:50にホテルを出発することになった。ホテルの人がタクシーの運転手さんに「この子、中国語がダメだからカウンターまで連れてってあげてね」みたいなことをきっと言っててくれて、タクシーの運転手さんがカウンターまで、案内してくれて、埠頭番号までちゃんと教えてくれた。
北海遊客服務中心では、船会社が数社あった。カウンターでは、バウチャーを引き渡したら、その際、「帰りの便何時にする?1時か3時か?(たぶん)」と聞かれ、13:00の便にした。発券したチケットには、既に帰りの便の時間が記載されていた。もうちょっと遅い便でも良かったかなあと思うけど、一人で3時まで過すのも大変かなあと思い、1時にしたけど、2時とかの便もあったみたい。埠頭で待っていると、9:30になっても、乗客が来ないし、大丈夫か?と思って待っていると、カップルがようやくやってきて、彼らも心配なのか私に声を掛けてきた。私が中国語ができないと言うと英語で少し話してくれた。このカップルが後々親切にしてくれた。 よやく、乗客も集まりだし、吉貝島から来た船が埠頭に来た。朝早いのに、結構人が乗っていたのにはびっくりした。港を出ると、かなりのスピードを出した。険礁嶼(写真右下)を右手に見ながら、船は15分も立たないうちに、吉貝島に到着した。険礁嶼は小さい島。貝殻と珊瑚によってできた白いビーチが広がっています。シュノーケリングに適しているようです。
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港に着くと、レンタバイク屋さんで、自転車が借りれるかなあと思っていたのだが、無さそうだった。とぼとぼ、沙尾に向かって歩いていると、先ほどのカップルの彼女がが「バイクは?」と声をかけてくれた。「乗れない、自転車に乗りたいんだけど・・・」と言うと、先ほどのレンタバイク屋さんに自転車がないか聞いてくれたが、やっぱり無かった。バイクで送ってあげるよと言われたけど、歩いていくと行って彼らと別れた。10分も歩けば、店や民宿が集中したところまで、辿り着いた。この分だと徒歩でも回れそうだ。そのあたりから石滬も見れました。そして海岸のほうに出ました。
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再び、道に戻ると隣には、自転車道らしき道が・・・。自転車道があって、自転車が借りれないとはこれ如何に? 戻ってくる時に気づいたのですが、この自転車道の手前で、自転車のレンタルをしていたようです。なぜ、こんな場所で・・・絶句。 自転車は、中国語で、自行車ですが、台湾では、脚踏車(脚の繁体字は正確には、真ん中が谷)、鐵馬とも言ったりするみたい。
最南端の「沙尾」には約1500メートルにわたって続く白い砂浜があります。ここは海水によって運ばれてきた珊瑚や貝殻で形成されています。この沙尾の手前まで、港から30分かかりました。そして、そこから、沙尾の先っぽまで砂に足をとられながら歩くので、15分ほどかかりました。台湾人はバイクでやってきて、反対サイドの水上レジャーが出来るところに行くので、人がまばらでした。っていうか、私しかいないじゃん。
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本当、海がきれいでした。台湾でこんなにきれいな海が見れるとは思っていませんでした。 このあたりは、吉貝海上楽園と言われ、台湾ドラマ『イルカ湾の恋人』のロケ地になったようです。水上活動地域では、台湾人が砂浜に列を作って、ボートに乗ったりしていました。
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西崁山に行ってみることにしました。沙尾の入口から20分ほどで到着しました。この近くに石滬があり、山の上からだったら、もうちょっと、きれいに石滬が見れるかなあと思ったからです。西崁山のあたりにも民宿がありました。山というほどでなく、丘程度ですね。干潮時だったのか、かなり干上がってました。
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来た道を通らず、斜めに横切り、民宿や食堂が集中している一角に戻ってきました。何が美味しそうか食べている人のテーブルを物色して、白鐘螺を注文することにしました。8個で100元。そこで焼いてもらっているところに、さきほどのカップルの女の子が現れ、一緒に食べないと誘ってくれた。お言葉に甘えて、ご一緒させていただ。そして、豪華な昼食にありつけたわけだ。おまけにおごってもらった。それもかなり年下に。情けない・・・。無理にでもお金を置いてくれば良かったかなあ。まあ、白鐘螺は提供したのだが、これ、思ったほど身がつまっていなかったのよ。イカの切れ端くらいの具の大きさしかなく、期待はずれだった・・・。このカップルには感謝しています。日本で台湾人に会ったら、絶対親切にしようと誓うのであった・・・。
時間があれば、貝殻の器に入ったカキ氷を食べてもいいでしょう。南国に来た感じを味わえます。しかし、かなりの量でカップルで突き合って食べるのが普通のような気がします。
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帰国してから気づいたのですが、吉貝遊客服務中心の横に、石滬をテーマとした文化館があります。興味があるなら、ここに行ってもいいでしょう。
吉貝石滬文化館 http://shihu.org.tw/
さて、吉貝でのツアーなんですが、いろいろあるようですが、一体どんなツアーを申し込めばいいか、全くその概要がわかりませんでした。澎湖に着いた日に、下調べにツアー会社を覗きに行って、聞いたのですが、英語は通じないし、ツアーが何時から始まるのか聞いたら、どこかに電話をかけてみてくれたけど、(たぶん船会社)話し中で繋がらないと言われて結局、その内容が全くわかりませんでした。しかし、私の想像では、団体ツアーというより、個人パッケージツアーと考えてみればいいのではないかと行き着きました。開始時間は自由。北海遊客服務中心まで、自力で行き、船に乗るところから始まります。ツアー申し込み時に船の時間を予約し、吉貝に着けば、港前で原付バイクを借りという流れになるのではないかと思います。
ホテルで見せていただいたツアー覧の中に「北海一日遊」(1,350元)というのがありました。この内容を、私の”妄想”で検証してみましょう。
行程内容は「赤崁-吉貝-環島機車(兩人一部) -水上活動八合一不限次數(送浮潛)-玻璃船-目斗嶼登島 -赤崁」。赤崁にある北海遊客服務中心に自力で行き、旅行社のカウンターでツアーの申し込み控えを見せ、船のチケットを貰う(その際、身分証明書番号や携帯電話番号も聞かれる)。船に乗った後、15分ほどで吉貝島に到着。そして、港前で原付バイクを借りる(島内での原付バイクが2人1台ついている)。そして、水上活動(水上レジャー)をやっているところまで行き、8種類の水上レジャーを適時楽しむ。香蕉船(バナナボート)だったり、浮潛(シュノーケリング)をやったりする。その後、玻璃船(グラスボート)に乗り、珊瑚礁を鑑賞する。目斗嶼に行く。そして、赤崁まで戻る。(←あくまで、妄想です!)北海遊客服務中心までバスで行く場合、通樑または外垵行きのバスに乗り、赤崁で下車し、徒歩10ほどで到着すると思います。下記の会社が利用した船の会社のHPで、ムービーもあるので、参考にしてください。
金八達快艇 http://www.kingbada.com.tw/