操体おおほり癒養院トップ> プロフィール> 『なぜ松下電器を辞めて、操体の世界へ入ったのか?』>
第四話 操体との出会い
操体を知ったのは少林寺拳法の友人が練習後にやっているのを見たからです。
そのときは「へぇ〜変わった療法があるんだなぁ」とまさか自分の天職になるとは思ってもいませんでした。
会社のリストラの厳しさを肌で感じながら、「将来は誰にも頼ることなく、自分の好きなことで手に職をつけて食えればいいなぁ」漠然とそういう風に考えながら、整体、カイロプラクティックなどの無料セミナー、学校説明会などを物色していました。
特にカイロプラクティックについては真剣に学ぶにはどこがいいか?色々調べまくっていました。少林寺拳法とデスクワークで腰痛があったために、会社の近くの四年生の大学のカイロプラクティック院へしばらく通っていました。
確かに行ったときには少し楽になるのですが、また数週間したら元に戻るのです。3回ぐらい通院したときに先生に聞いてみました。
「これって自分で自分にはできないのですか?先生は自分が悪くなったらどうするんですか?」
「自分で自分を治せないのが僕らの弱点ですね。自分達で互いにやりあいますけれど。」
操体以外の他力的な治療法では、自分で自分の身体を治すことができないのです。
どうせ習うのならば、自分で自分を治せるものがいい!それからネットで調べて出てきたのが「操体プラクティショナーTEIZAN」だったのです。
TEIZANの元副院長である青木先生(現 操体あおき癒養院院長)の講習会で、はじめて本物の操体に触れて驚いたのは、あちこちの武術セミナーや練習会などへ行ってもよく解らなかった「自然体で立つ」ということが実感できたことでした。「こりゃすごい!もう習うしかないだろう!」と一気に操体にハマッてしまったのでした。
何でもそうですが、自分が「これだ!」と直感的に思った人、思ったものは捕まえて離さないことが大切だと思います。