実 況 中 継
NO. | 赤裸々製作記(※上が新しい) | 出来具合 |
5 | 小説を作っていく上での色々な苦難をご紹介しようというこの企画(いつの間にそうなった?) 回を重ねて、もう5回目となりました。 今回は、いわゆるひとつのボツネタ救済なのですが、あらかじめお断りしておきますが、これからご紹介するこの小説は完結していません。はっきり言って途中でぶっつりと切れています。しかも序の口で。 題材も暗く、それが途中で断念した理由でもありますが、いまさらこれ以上続きを書く気力も無いのが本心です。 また、久しぶりに読み返してみると、これが苦痛でした。 妙に理屈っぽくて、くどくて、自分をバカだというバカはいないと言われますが自分でも自覚できるほど下手です。 みなさんも同じ思いをするはずですので、読みとばすことをお勧めします。 しかし今回、そのブツ切れを公開しようとしたのは、はっきり言って、新作が出来るまでの場つなぎです。 しかし、ぶつ切りのままではあまり失礼なので、どんなストーリーにしたかったか、簡単な概要を公開しちゃいます。実はこのストーリーは、今まで大事に大事にしていました。あまりに大事にしすぎて埋もれてしまったのです。 内容は、大逆転を狙ったハードボイルド。血も吹き出すし人も死ぬため、ほのぼのモノ(そんなジャンルがあるかは知りませんが)を期待する人にはお勧めできないものです。 題名は「復讐」です。学生時代に黒板を写すフリして書いていたものです。 |
原稿(ぶつ切りです) プロットを公開 考察 |
NO. | 赤裸々製作記(※上が新しい) | 出来具合 |
4 | 今回はお詫び兼、言い訳となります。 書いた文章がうまくいかない時……昔の小説家は、書いた原稿用紙をくしゃくしゃに丸めてポイ。 現代の小説家は、ノートパソコンを放り投げてグシャ。 そんなマンガを読みました。まったくそんな心境です。 1月23日現在、「ROBOCO・P−2」が滞っています。 完成予告までして期待をあおったくせになんたる体たらく。 実は、前半を書いた後、後半が思うように進んでいません。9割出来上がっていたつもりで、最終チェックで読み返すと……ぜんぜんダメじゃん! わたしのチェックが厳しい訳じゃなく、純粋に出来上がってないのです。 どんな具合かというと、 いい表現が浮かばなくて空欄のままにしてある部分が何十箇所も出てきてびっくり。 会話部分は埋まるものの、状況説明などの三人称的説明部分がほとんど後回しにされていてびっくり。 読み返すと話の前後でつじつまが合わない部分がいっぱい出てきてびっくり。 最初は面白いと思って書いてたのに、じっくり読み直すとそれほどでもないのにびっくり。 こんなことなら予告しない方が良かった? いいえ、そうは思っていません。予告しなければ前半すら埋もれるところだったのです。 なにしろズボラでマイペースな私です。そうでもしなければ先へ一歩も進みません。 みんなが期待していることを期待でもしないと先へ進まなくなるのです。皆さんを利用してました。すいません。 さて、 そんな停滞中の穴埋めと、自分自身に対する発憤の期待を込めて、今回の「実況!小説が出来るまで」は、現在製作中である他の小説の概要を予告と共に暴露しちゃいます。 ある程度出来上がっているものの、それぞれ何らかの理由で行き詰まっているものばかりです。その問題が解決できれば、いずれこのホームページへ載せることも出来るだろうと思います。 またまた期待をあおる真似しますが、正直に白状したことに免じて、許してやって下さい。 |
21世紀へ向けて |
NO. | 赤裸々製作記(※上が新しい) | 出来具合 |
3 | 今回も出来上がった小説の回顧録です。 しかもいきなり過去にひるがえります。 それは、このホームページで私の記念すべき小説第1号 「死神を呼ぶ男」です。 自分で言うのも何ですが、題名がしゃれてますね。内容は置いといて。 死神と呼ばれるのではなくて呼んでしまう。 死神と呼ばれるなら、クールでハードボイルドな男を連想しますが、死神を呼んでしまうとなると半分間抜けが入ってます。 実はテレビシリーズの初代「ルパン三世」、その第2話に「魔術師と呼ばれた男」というのがあって、私はこれをずっと「死神と呼ばれた男」だと勘違いしていました。 この勘違いしていた題名「死神と呼ばれた男」を「呼ばれたんじゃなくて呼んでやれ」と、パロディーのつもりで付けた題名が「死神を呼ぶ男」だったのです。 しかし「死神と呼ばれた男」が無かったことから、この題名「死神を呼ぶ男」は私の純粋なオリジナルと言うことになります。だからどう、ということはないのですが…… 断っておきますが、映画「嵐を呼ぶ男」とは一切無関係です。 さて、この死神ネタ。起源をたどると、なんと20年前に練られたものなのです。だからといって大河ドラマのような本格派じゃなく、ただのおとぼけストーリー。 漫画家を目指していた頃考えていたストーリーです。 そのため、マンガ用に書き残した落書きメモが残っていました。それを今回の赤裸々製作記として掲載しちゃいます。あーはずかしい。 もともと文章が苦手なくせに小説を書き始めて、なかなか新作製作もままなりません。 そんなわけで、過去の遺産に(しかも今回は絵)頼ることになった次第です。 |
絵コンテ |
NO. | 赤裸々製作記(※上が新しい) | 出来具合 |
2 | 鳴り物入りでスタートしたはずのこのコーナー。 重大な欠陥を抱えていたことが分かり、今後の発展も展開も、今の日本の経済のように厳しい向かい風。 このままトボケて、なかったことにするか、お茶を濁して誤魔化す作戦に出るか。 さあどうしましょう。私は後者を選びます! (どっちも威張れない) 小説が出来るまでの製作記なら実況と限らなくてもいいじゃないか、と私は考えました。 かの岡本太郎氏も「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」とおっしゃっています。 「出来上がった小説の回顧録でもいいじゃないか」 ということで、今回は「ROBOCO・P」の初期アイデアスケッチを公開いたします。 20K程度の短編を目指していたのに、書いた自分でもイヤなくらい長くなってしまったこの小説。最初はこんなに短かかったのだ、ということがよく分かります。 「千里の道も一歩から」 「百里の道は九十里がなかば」 「栗より甘い十三里」 私の書いた「ROBOCO・P」をまだ読んでない方は(大多数でしょうが)、このアイデアスケッチを読めば、きっと本編も読みたくなるかも知れない、なんてことないかもしれない、なんて言わない方がいいかも知れない、なんてなんて... |
98.9.4時点での出来上がり |
NO. | 赤裸々製作記(※上が新しい) | 出来具合 |
1-2 | 1本の小説が出来上がるまでを赤裸々に...というこの企画、1本で2度おいしい、いいことだらけ、と思ったものの、実況2回目(ずいぶん間が空いちゃった)にして、切実な問題にぶつかってしまいました。 その問題があまりに致命的であまりに救いが無いために沈む私の口調もついおとなしくなります。 その切実な問題とは...「しまった! 出来上がる前にネタがバレてしまうぞ!」ということです。 こりゃとんでもないことをしでかしちゃったか?! そもそも私は、出だしの次に(間を埋めるのを後回しにして)結末を先に書いちゃいます。 そうすることでストーリーを明確にする、というか忘れないうちに書いておけ、と言うかあらぬ方向へ話がズレてしまわないようにしなければならないというのが理由です。 それを赤裸々に実況すると、なんと早くも結末が白日の下へ! 映画でも小説でも、見る前に結末を言ってしまうのは世界三大タブーのひとつです。 「ゾンゲリア?」とかいう映画も、宣伝コピーで「決して結末は人に言わないで下さい」と言ってました。 それを自ら暴露する羽目になろうとは。 確かに結末は命。特に短い小説はエンディングだけが頼り。 その重大欠陥も驚くべきだけど、今頃気づいた自分にもビックリ。 しかし、実は、なんと、それを上回るビックリが...なんと結末が思い浮かばない! これって問題外でしょうか? あわてて「となりの宅急便」の題名からストーリーをイメージしました(主客転倒) でも、あとからストーリーをイメージしようとしても、そうは簡単にいきません。 そもそも「となりの宅急便」は、気づいた人もいるかも知れませんが、あの「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」を合体させただけの題名です。なんとなく語呂がいいので題名だけ先に決めました。 とりあえず「サザエさん」風のオチで行こうと決断し、2回目としました。 不在のお隣さんに来た荷物を預かった主人公が、こっそり中を開けて使ってしまう。 マンガでは大抵「カツオ」がこの役を買って出ます。 次回はこれに尾ひれが付くのか、ストーリー変更するのか どっちにしても結末バレちゃいます。 ...困った。 |
5/3までの出来上がり |
1-1 | 制作中の小説を、その作り上げていく過程をも赤裸々に公開していこう、という企画を思いついてしまった。 未完成の小説をその製作途中の滅茶苦茶な状態までも公開しちまおうという企画。従って、決して「連載」ではなくて「実況」 もしかしたらインターネット上で既に誰かがやってるかも知れないけど 誰が何と言おうとこれは汚れなく自分のアイデア。似たような企画がもし既にあったとしてもそれはその人と私が似た感覚を持っていただけであって、決して小野くんが真似したわけではないのだと断言する。 ちなみに何故こんな企画を始めるかというと言うと、 1.私は素人のくせに寡作で筆の進みが遅く、なかなか新作が出来ない(普通そうなのかも知れない) そのため「どうしても完成させなければならない」という状況を自ら作ろうと考えた。 2.連載にすると途中でストーリーの変更がきかず行き詰まり、結局「つづく」がエンディングになってしまう状況に陥ってしまいそう。また「連載」にするにはそれなりの書き貯めが必要だが「実況」ならその必要もなく、ストーリー変更もその「赤裸々に公開」という立場からおのずと融通が利く、と考えた。 3.小説を書き上げるまでにはそれ相当の時間がかかり、小説をメインページに構えるサイトでは小説が出来上がるまでの間、ホームページの更新が思いっきり滞ってしまうという弱点を解消したいと思った。 4.実のところ、正直、ネタに困っていた とまあ、箇条書きにしてみたが箇条書きの順序は動機の重さとは一致していない。 構成としてはこの欄で毎回の進捗状況や前回との変更点の解説および自分の作に対する一人つっこみ。右の欄には今回までに書き上げたものを変更、追加箇所が分かるように順次記載していくという方法をとる。 「小野くん文庫」は漫画風夢物語の毒もないけど実もない(ミもフタもない)お話が多いけど、この企画自体は純然たるドキュメンタリーとなるであろうと思われる。そのため口調もドキュメントらしく断定的になっているのがここまで読んでくれた方には分かってもらえると思う。 今回までの出来上がりはなんと、この口上の文よりかなり短く、10行程度。「無駄な口上を書く暇があったら本文をもっと進ませろ」と内なる叫びが聞こえてくる。でも次回からは本文の方もグッと充実するはず。だってそれが目論見だから。 とにかくたたき台としてでも何でもいいからスタートを切りたかった。 第一回目を飾るのは表題にもあるように「となりの宅急便」 この題名の小説が完成するまでを克明に記述して行くつもり。もし完成することができたならばその暁には第二話、第三話と続けていきたい。 ちなみに「となりの宅急便」は掲示板での書き込みのやりとりがきっかけであり、とりあえず題名だけ先行し、はっきり言って結末までの構想は一切無しの状態。「そんなんでいいの?」と言われそうだが、よく考えたら今までの「小野くん文庫」の小説はずっとこのパターンで作られてきたのだった。今更恐れる必要はないのだ。 短編で、目標は10キロバイト程度。 はたして完成までこぎ着けるのか? また完成の日はいつになるのやら。この企画自体が自作小説同様、行き当たりばったりなので、どう転ぶものか不安だらけなのだった。 |
12/27までの出来上がり |