富之里自治会
大阪府高石市西取石1丁目〜3丁目
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 自治会活動について  平成19年1月5日

 みなさまご存知のように、今、行政や警察などから自治会に求められているのは、広報誌の配布、文書回覧や掲示、ごみの分別と減量、古紙等集団回収、防犯灯管理、老人福祉のお手伝い、体育大会参加、自主防災、防犯活動、町の美化、日赤募金などたくさんあります。加えて、自治会独自の行事、例えばお祭り、弔事などがあり、名簿管理や会費徴収事務、機関誌発行など数えはじめたらきりがありません。会長、役員、班長さんなど世話役の皆さんのご苦労は大変なものがあります。
 これらは、住民の皆さんが助け合いながら安全で安心できる住みよい環境を作るために必要なものばかりでしょうが、言うまでもなく会員の参加と強力な支えが必要です。ところが、昨今、残念なことに自治会に加入しない市民もあります。何故でしょうか?
 ちょっと昔を振り返りましょう。都市部の場合ですが、敗戦までの時代、役所の人員が減る中、異動証明の発給など簡単な事務は町内会(自治会)会長に任されていたそうですし、物資の配給や役所や警察からの重要な情報伝達も町内会の末端組織であった隣組組織を使って行われました。防空訓練や、他の共同作業も隣組単位で動員されました。このようにその時代の町内会には、一斉動員もありましたが、加入していなければ情報、物資配給、各種証明などの点で個々人の日常生活が出来なかったという事情がありました。
 現代と比較しますと広報誌に名残がありますが、それとてもHPでも見ることが出来ますし、およそ情報に不足することはありません。加えて、現代的な社会風潮の中で自己中心主義的な考えもあり、お隣に”お早うございます””今日は”を言えない方もあります。このような方には、目に見えたメリットがない一方で、逆に金銭支出、役務提供のみを求められる今の自治会参加は煩わしく感じられるのかも知れません。
 しかし、そんな家庭が増えれば、自治会活動の停滞を招きますし、結果はみんなの町の崩壊に繋がりかねません。
 自治会の原点は「地域に根付いた隣保精神に基づく互助活動」です。一人の未加入者も無く、地域に役立つ自治会活動をますます活発にしたいものです。
高石市連合自治会長 舛谷 隆康

 防災に強いまちづくりを − 阿倍野防災センター体験学習 −  平成17年6月1日

 参加者の感想を特集しました。昨年完成の最新の体験防災学習施設です。[平成17年2月17日 17人参加]
 土井健二さん バーチャル地震コーナーの体験、あの震度で不意に来た時パニック状態になると思います。自分の生命をいかに守るか、平素の自分の身の廻りが整備されていないこと、危険がいっぱいあることがよく分かりました。早速点検したいと思います。
 丸山勲さん 防災についての意識が変わりました。地域のための組織的な防災対策について個人、個人がしっかりとした意識をもつことが必要だと感じました。
 天川紀代子さん 大変よかったと思います。知識としては入っているのですが色々体験させていただいたことにより咄嗟の時、行動に移せる気がいたします。震度体験の大きな揺れにびっくりしました。
 池尻澄子さん 立派な設備で色々な楽しい体験をさせていただきました。地震で壊れた家並みの再現はとてもよくできていて、電話のかけ方、消火器の使い方等体験できました。リストバンドでインプットされ最後に評価が出て、修了証をもらえるなんてびっくりです。
 枝川千代乃さん 実際に震度を体験して改めて地震の怖さを知りました。現実に起こったら即対応できるか心配です。
 木村恵美子さん いろいろ体験させていただきとてもよかったと思います。いざ災害がおきた時、冷静に対処できるかどうか不安ですが少しは心構えができたのでは・・・?と思えるようになりました。
 岡本由紀子さん 30年以内の起こるであろうと予想される南海地震について真剣に考えておかないといけないと思いました。特に震度7はすごいです。只々布団をかぶって待つよりないと思います。
 山田隆子さん 大地震のおそろしさを体で感じとてもよい体験をさせていただきました。又消火器の使い方、緊急電話のかけ方、応急処置等もよい経験でした。
 小山詮博さん 多くの貴重な設備が行き届いて非常に有難い経験でした。特に地震装置、臨場感が大きく、よい体験でした。
 東野美智子さん 30年以内に50%の確率で南海地震が起るとの事で日頃の備えの必要性を感じ災害時に必要な物を用意することを知りました。特に地震体験では揺れの大きさに恐怖を感じました。
投稿いただいた皆さんありがとうございました( 順不同 )

 地域が安全で安心して暮らせるまちづくり  平成17年1月5日

 新年明けましておめでとうございます。
 地域の皆さんには、ご家族ともども、健やかな新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
 昨年大阪におきましては、刑法犯認知件数、街頭犯罪とも一昨年に続き減少し、全体として良い方向に向かっておりますが、北区での路上強盗殺人や阿倍野区での看護師殺人事件、また、子供を対象とした連れ去り事件等の凶悪犯罪が発生するなど予断を許さない状況にあります。また、交通事故による死者数も一昨年は、300人を下回る減少でありましたが、去年は、再び増加傾向に転じる等尊い生命が犠牲になっております。
 我が高石警察官内におきましても、去年は、全刑法犯認知件数、街頭犯罪とも減少したものの、10年前の全刑法犯認知件数の倍となり、その中でも痛ましい児童虐待殺人事件が発生するなど、依然厳しい状況にあります。
 また、交通事故による死者は、一昨年の7月以降発生を見ておりませんが、負傷者は、500人を下回りましたものの、一昨年の45%増加と非常に厳しい状況にあります。
 この厳しい治安情勢の中にあって、高石市民の「安全と安心」を守るため、本年も高石警察署員が一丸となって、地域の安全諸対策に取り組んで参りたいと考えております。
 地域のみなさんにおかれましては、
 ○自分たちの街は「自分たち地域で守る」という互助防犯意識の高揚
 ○「私だけは被害に遭わない」という思いの払拭
 ○こども110番の家「高石っ子をまもるおうち」の拡充
 ○門灯、広告灯等の終夜点灯運動の推進
 ○交通ルールとマナーを守って安全通行
 等、ご協力とご支援を賜りますようお願いいたします。
高石警察署 生活安全課長  石川 孝夫

 連合自治会研修会に参加して  平成17年1月5日

 平成十六年七月七日、八日、富山県高岡市生涯学習センターを見学、このセンターは街づくりを推進する拠点施設として、情報化時代に対応した最新の設備をととのえています。
 生涯学習にかかわる様々な情報を収集、蓄積し、広く一般市民に提供しています。
 又ホールでは市民の学習活動の発表や、催しの場として、演奏会、舞台上演、講演会、映画上映、会議、展示会、レセプション等幅広く利用されています。車椅子対応のスペース、幼児と一緒に鑑賞できる親子室も備えられています。宿泊先のホテル「永見岩井戸温泉」にて定例会を行いました。
 翌日、高岡市「万葉歴史館」を見学、1250年前の「万葉集」代表的な歌人、大伴家持を中心とした「いにしえ」の文化にふれました。その後高岡地域地場産業センターに立ち寄り帰路につきました。他の自治会の方々との交流もあり有意義な研修でした。
会計  東野 欽一

 自主防災のキーワードは自衛・自律・自発  平成16年6月1日

 平成7年の阪神淡路大震災後に日本火災学会が行った調査結果の中に地震直後に生き埋めや、閉じ込められた人が助けられたかについてのものがあります。それによると、自力で逃げ出した人が30%、家族に助けられた人が32%、友人又は近所の人に助けられた人が30%、そして、消防隊や救助隊などに助けられた人が3%だったということです。よくご存知のように、地震災害など広域災害時では、公設の消防隊、救助隊、警察・自衛隊などが災害直後にすべての災害現場において人命救助活動を行うことは困難であるということです。このような場面で即時にかつ有効な防災活動を行えるのが自主防災組織です。
 自主防災組織には三つのキーワードがあります。それは、自衛、自律及び自発です。まず、自衛ですが、これは、自分たちの地域は自分たちで守る。広域災害、大規模災害に対しては地域全体が運命共同体の関係にあり、共同して災害防御にあたらざるをえないということです。次に、自律ですが、自分たちの地域を自分たちで管理する。地域の環境を安全で快適なものとすること。良好な相隣環境の維持保全に努めることは、居住者の責務です。最後に自発ですが、自ら進んで防災に取り組む姿勢を保つということです。これがなければ、防災知識や防災行動は身につきません。せっかく作った自主防災組織です。消防を始めとする防災関係機関と協同して、大きく価値のあるものに育てましょう。
高石消防署 署長  目久保 秀明

 "府立消防学校体験入学研修会"に参加して  平成16年6月1日

 昨年、富之里自治会にも自主防災会が設立され、その一環として去る3月26日に大東市の大阪府立消防学校に一日体験入学をしてきました。
 府下の各市町村より100名、当市から3名が参加しました。100名をa、b、cの3班に分け、1.初期行動訓練、2.救急訓練、3.放水訓練の3過程を順次交代に行い全員がもれなく3過程を受けました。
 1.初期行動は消火器の使い方、煙が出ている真暗な部屋に入り、手さぐりで歩く練習
 2.救急訓練は人工呼吸や心臓マッサージのやり方
 3.放水訓練は実際の消防車のホースを手で持ちその圧力を体感したり、事業所用消火器ホースの扱い方や、巻き方の指導を受けました
 参加者は熱心に次々と質問を浴びせ教官も一つ一つていねいに答えられ親切で、その姿は人名を守るという真剣な心構えがひしひしと感じられ心を打たれました。研修は夕方に終り、アンケート調査、終了式が行われ、修了証書を頂きました。
 私は最初体力的な不安がありましたが、それも忘れ、大変面白く、興味深く勉強になることが多く参加して良かったと思います。この貴重な体験を今後皆様にお伝えし、実践していかなくてはとの責任を感じました。
副会長  小谷 哲夫

 連合自治会研修会に参加して  平成16年1月5日

 平成15年6月14、15日、愛知県蒲郡市で開催されました。
 梅雨の走りか曇り空の中、阪口市長の見送りを受け総勢20数名バスで出発し、阪和・名神を乗り継ぎ昼前に名古屋市内につきました。
 昼食後、東名道路に乗り研修先である蒲郡情報センターに到着、「生命の海科学館」を見学、説明を受けました。地球の誕生から現在まで50億年の歴史や30〜40億年前の隕石、数億年前の動物や植物の化石が全て本物と聞き、我々の人間の歴史のはかなさのようなものを感じました。
 宿泊先のホテル「竹島」に着き定例会を行いました。
 翌日、八丁味噌の工場や浜松の航空自衛隊等を見学し帰路に着きました。他の自治会の方々の交流もあり、大変有意義な研修でした。
副会長  小谷 哲夫

 富之里自治会のあゆみ  平成16年1月5日

 長田春子さんに聞きました。
 昭和二二年、長田さんご一家が現在の地に引越ししてこられました。当時は富木駅西地域には五軒だけで田んぼと池が多く、もちろん阪和国道もなく地名も泉北郡高石町富木でした。当時は富木駅より東側を富木東、西側を富木西と呼んでいましたが、十一軒に増え「十一会(といちかい)」として交流しその後色々話し合った末、富木の富の一字を残し新しい街として「富之里」と名付けました。
 昭和二七年、近くに府営住宅が建てられ駅西側も徐々に賑やかになってきました。昭和二八年に「富之里自治会」として発足し軒数の増加と共にどんどん発展してきました。西取石会館の建設、駅西側交番等の整備、防犯灯の設置、おまつり、盆おどり等自治会活動も活発になり五〇年の歴史を経て現在630戸の自治会として活動を継続しています。
 特にご主人の長田正雄さんは十九年の長きにわたって自治会長として又奥さんの春子さんは婦人会々長をはじめ各種団体の要職を歴任されご夫婦で地元の発展に大いに貢献していただきました。これからも何時までもお元気でご指導を下さいますようお願い申しあげます。現在もご子息の勝也さん、恵子さん共々地域社会福祉活動に取り組んでいただいています。
 当自治会の歴代の会長さんは初代北下さん、矢野さん、柳生さん、四代長田さんは十九年、五代中山鉄心さん六年、六代神田松尾さん十年、七代、平成十二年より現在の高橋度さんと引継がれています。
聞き手  枝川 千代乃