便利なハズの絞り優先(Av)

【手ブレ?いえ、被写体ブレです、が。。。】

 さて、次に出かけたのはシパダン・カパライでした。あいにく、スミラン・クルーズの後、近場に練習に出かける暇がなかったので、またしてもぶっつけ本番。うまく撮れたらおなぐさみ。
 前回のスミラン・クルーズでプログラム・オートをあきらめた私が次にチャレンジしたのは「絞り優先(Av)」でした。
 絞り優先モードは、被写体深度を自分でコントロールして撮れるため、推薦されることが多いモードです。


EOS-Kiss SIGMA90mmZoom 300EZ
絞り優先f5.6

 とりあえず、上がってきたべた焼きをざっと見てニンマリ。前回と違って全体的に明るく撮れているようです。
 ところが、プリントしてみてショック、ブレている!!

 ひとえに、マニュアルを良く読んでいなかった私が悪いのですが、実はEOS-Kissは、絞り優先モードでストロボ撮影すると、メインの被写体はストロボ光を、背景はシャッタースピードを、それぞれが適正露出になるように調整してくれるのです。
 これは、陸上では夜の町を背景に人物を撮る場合などに背景もきちんと写し込むための素晴らしい機能なのですが、いかんせん、水中では背景が暗いために下手をするとシャッタースピードが2秒などになってしまうのでした。

 上のウミウシの写真は、背景は適度にボケ、しかも露出も適当でなかなかいい感じです。
 メインのウミウシも上半身を持ち上げて動きのあるいい場面でした。
 明るい浅い海だったので、絞り優先モードでもそんなに遅いシャッタースピードにはならなかったのですが、肝心の頭がブレてしまいました。
 う〜む、残念。

【教訓】

 絞り優先モードでは背景を適正露出に撮ろうとしてスローシャッターになりがちである。
 やはりマニュアル露出が確実なのか。