【その他のメリット】

 私のKissデジタルは、ロシアンファームを入れているので、RAWと同時に記録するJPEGの大きさを選ぶことが出来ます。私はどっちみちこのJPEGは使わないので、最小にセットしておくと、1Gのコンパクトフラッシュで155枚撮れます。カメラの電池も155枚くらいなら全然OK。D-2000もまだまだ行けそう。私はどんなに頑張ってシャッターを切っても1日で155枚撮ることはほとんどなさそうなので、丸1日ハウジングを開けなくてもすみそうです。ボートの上でのフィルム交換など、水没リスクの高いことをやらなくてすむのでとても安心ですね。

  今回は、KissDNが発売されたことから、初代Kissデジタルの値段が大幅に下がったので、これなら水没しても中古で本体を買い換えれば懐はそう痛まないかも、と思いハウジングを作りましたが、初代Kissデジタルでも(ロシアンファームを入れれば、一番の問題であるオートフォーカスのモードをワンショットAFにできるので)水中で困ることは全くありませんでした。

 Kissデジタルは立ち上がりが遅いと言われていますが、カメラを構える前にシャッターボタンを押せば、構えてフォーカスを始める頃にはもう立ち上がっていますのでほとんど問題はありませんでした。

 連写性能は弱いですが、水中で連写したくなることはあまり無いかも。。。。
#でも、D-2000のチャージが結構早く、ほとんど連射可能なので、連写が
#本当に必要ないかどうか自信がなくなってきた。。。
#ベラのディスプレイとか、AFで追っかけながら連写すれば当たるかも???

【今後の改善点】

(ストロボがアンダー)

 今回は、RAWで撮っていることもあって、あとで補正が可能なようにちょっとアンダー目を狙ったことは狙ったのですが、なぜかストロボの当たり方がとてもアンダーの写真が多かったです。いろいろと調べてみると、どうもKissデジタルのストロボは−1位アンダーになるよう調整されているらしいです。私は、大体背景の露出を計り、−1〜−2位になるようシャッタースピード及び絞り値を決定してマニュアル露出で撮るのですが、これでストロボを−1アンダーに調節されてしまうとほとんどストロボが光ってない状態に。。。特に砂地のハゼ等の全体に白っぽい被写体は悲惨でした。

 後ろのモニターはかなり明るいので確認したときはそんなに気にならなかったんですよね。。。。 幸い、RAWで撮っていたので、+2位までは後から露出補正できるのでまぁ、何とかなりましたが、やはりちょっとメリハリのない感じになってしまったものも多かったです。

 ロシアンファームではストロボの補正も出来るので、あらかじめ+1位にしておいてもいいかも。D-2000なら、ストロボ側でも補正が出来るので便利ですね。また、Kissデジタルの液晶での見え方は露出的にもあまりあてにならないので、ヒストグラムを表示させて確認しながら撮った方が良さそうですね。やっぱり、INFOボタンを押せるようにしよう。

  • ストロボ補正なし
    ストロボ補正なし
  • ストロボ+1補正
    ストロボ+1補正
  • ストロボ+1補正+レタッチ
    ストロボ+1補正+レタッチ

 共通データ:ISO100, f11,1/100:背景の露出をおよそ-1になるようにマニュアルで絞り、SSを決定。ストロボ補正なしの物はやはりアンダー。ストロボ+1補正の物でもまだちょっと暗い感じ。一番右のは好みの絵になるようにフォオトショップでレタッチしてみました。

(ハウジングが厚い)

 これは改善しようがないのですが、Kissデジタルは銀塩KissやKissDNより大きいため、ハウジングが厚くなり、親指で後ろを支え、人差し指でシャッターを切る方式では、手の小さい女性は手がつりそうになるかも。結局私は中指でシャッターを切っていました。 ずっと半押ししてると手がつりそうでした。。。。