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シマノ ティアグラ コンパクトクランク 50/34T
シマノのティアグラグレード、コンパクトクランク(F2速50/34T・FC-4550)です。 すでにフロント2速化を果たしているため、基本的にはBBとクランクを入れ替えれば、問題なく付くはず。新しい部品に買い替える人が多いのか、ヤフオクではこの手のクランクがお手頃な値段で豊富に出回っています。 新型の、いわゆるカブトガニクランクの方が高性能かもしれませんが、昔風のロードの雰囲気を残すこちらの方が好みなので、あえて旧型ホローテックを選択。塗装仕上げのソラと違い、アルミ地ポリッシュ仕上げで高級感があるのもポイント。中古なので少し傷はありますが...。 左クランクには「FC-R600/R550/R553/4550」の印字があり、共通部品であることが分かります。 古めのチェーンリングはクランクとボルト5本で締結されており、このボルトの描く円の直径(PCD)で130mmの旧世代と110mmの新世代に分かれます。新世代と言ってももう旧式ですが...。コンパクトクランクが流行しだしてPCDが小径化されたようです。 つまりボルト5本固定で、PCDが同じ(今回は110mm)ならクランクとチェーンリングを、グレード、メーカーの別なく組み合わせることができます。 中古でお安く手に入れた分、旧型ホローテックでの最高性能を目指します。チェーンリングはこれに適合する旧105(FC-5750-L 50T-F Y1M598020)の新品と交換。気分よく使うことにします。 交換作業交換に必要なのは、以下の工具です。
チェーンリングナットの回り止めは、マイナスドライバーで代用しようとするとかなりストレスがたまります。特にボルトが固着しているものは無理なので、おとなしく専用品を購入することをお勧めします。 チェーンリングと一緒に握るような感じで押さえると、ボルトの頭から工具が外れにくいです。 チェーンリングボルトは硬く締まって固着していることが多いため、ラスペネや5-56のような潤滑油を浸透させてから、しっかりしたヘックスレンチで緩めることをお勧めします。携帯(車載)工具はやめておきましょう。場合によっては、六角ソケットの方がいいかもしれません。 管理人は腕力でどうにもならないときは、足でゆっくり踏みつけて緩めます。回転方向に要注意! 工具の使い方の禁止事項ですが、慎重にやれば問題ありません。 交換後FDの調整を行い、スパッと変速が決まるようになりました。スクエアテーパーのFSAでもチェーン落ちはなく、変速自体もそこそこスムーズにできていたのですが、やはり純正品は安心感が違います。 たまに変速タイミングによってはカラカラ音がして、少し回転させないと(半回転~1回転くらい?)変速しきらないときがありましたが、ホローテッククランク+105チェーンリングの場合、確実に半回転ほどで変速終了します。 クランクの剛性が上がり、若干ですが前より効率よく前に進む感覚があります。長距離走れば、やはり疲れが少ないようなので、ロングライドが楽しみです。 剛脚でなくても、ホローテックのメリットはありそうです。何しろクランク自体が同重量としてもBBが300g近く軽量化できます。ヤフオクで安い中古パーツも出回っているようなので、興味のある方は今がチャンス!かもしれません。性能は、確実に上がります。 (2018.11)
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