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VT250 SPADA

購入のキッカケ

HONDA VT250SPADA

その昔、在りし日のアイルトン・セナが宣伝に出ていたバイク....古いです(89年式)。 前車NSR80が思いのほか高く売れたので、ちょっと資金を足してセカンドバイク2代目として購入できました。 現在は完全に下駄バイク化しております。

選んだ理由の第一は、加速がトロくないこと。NSR80が結構きつかったためですが、これは排気量も大きいので充分でしょう。 第二に、安くて壊れにくいこと。調べてみると、エンジン、車体ともスパーダが良さそうです。燃費もいいらしい。

ホンダが自社HPで公開しているファクトブック からもわかるように、開発にかなり力の入ったバイクです。アルミフレームで軽くて丈夫、足回りもしっかり出来ています。不人気車とされていますが、当時売り上げ5位くらいには入っています。ただ、大ベストセラーのVTの後継機としては、不満の残る実績だったため、ことさら強調されているのだと思います。売れていなければ、今も中古車がある程度流通していることはないですしね。


インプレッション

ノーマルで購入、エンジンオイル及びフィルタ交換、添加剤スーパーゾイルを入れました。 当初、納車整備費って何だったの?状態(アクセル引っかかり気味、クラッチケーブル詰まり、リヤ周りから時折異音、 これは仕方ないか...)で、とても任せる気になれなかったので、出来るところから自分で手入れすることに。 カウル割れ、タンクのへこみもあるため、徐々に直していきたいと思います。

長所

  • 4st250ccとしては、それなりに良い加速をします。低速でも粘りがある。
  • 始動性良好。真冬でも一発始動。ホンダだし...。
  • 軽い車体・低シート高で楽ちん。
  • フレームの剛性感。鋼管のよりも確実にかっちりとした感覚です。サスペンションにも金かかってます!
  • オイル点検窓がある。ディップスティック式より面倒がない。
  • 車体、エンジンとも、シンプルで手入れしやすい(=壊れにくい)。メンテナンス入門にもどうぞ。
  • 維持費が安い。点火プラグは4気筒の半分、ビッグバイクのタイヤ一本分で前後タイヤ交換+工賃が払える。燃費も良い。


短所

  • 古いので、まともに乗るには各部オーバーホールが前提。
  • 純正部品に欠品あり。主要消耗品はVTRと共通なので在庫、あります。
  • ノーマルではフロントサスが弱すぎる。購入後オーバーホールした結果、少し踏ん張るようになったが、初期が柔らかいため、ブレーキ掛け始めから姿勢が大きく変化する。
  • 中途半端なポジション。低シート高のため、タンクとフレームの隙間あたりに膝が来てしまい、結構痛いことも。ネイキッドとしては前傾で、どうせならシートはもう少し高い方が良い気がする。
  • 強い向かい風で、あからさまにスピードが鈍る。絶対パワーのなさを感じる部分。
  • ノーマルハンドルでフルロックのターンしようとすると、タンクとの間で手をはさんでしまう。
  • 車体・シートが細身のため、荷物の固定はしづらい(ツーリングネットのフックを掛けづらい&ずれる)。管理人は重いものを運ぶときはRVBoxを積みます。
  • サイドスタンドをしっかり最後まで掛けないと、自動で倒れる。
    中古車では欠落していることの多い、スタンドに付く純正ゴムがないと、足で完全に止まる所までスタンドを押さえつつ、車体を所定の位置に止めないと、中途半端な位置でスタンドが止まる。すると後から車体が動き出すことがある。これで一回、レバーを折損(泣)。
  • 四気筒ほどエンジン回転が滑らかではないので、千鳥走行などはちょっとやりづらい(低速の粘りはあり)。これはまぁ、二気筒全般に言えることでしょう。