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キャリパーブレーキ交換(BR−5800)


BR-5800
装着する新キャリパー、BR-5800。
5700系と比べ、大きく構造的な変更があったため、
効きが全く違います。
Brake Caliper Compare.
取り外したテクトロ普及品と比較。
前後にゴツく、明らかに剛性が高そうです。
車体によっては、このガッチリ感が似合わず
嫌いな人もいるかも。

前置き

Defy3標準キャリパーブレーキは、評判の悪いテクトロ製普及品。

一般的に、ブレーキキャリパーは完成車の売り文句にならないため、真っ先にコストカット対象のようです。低価格コンポでも一定水準の性能を保っているシマノ製でも、SORAなど普及品キャリパーだけは、明らかに効きが悪いと不満の声が聞かれます。


つまりロードバイクでグレードアップをする際、真っ先に交換を推奨される部品です。Defy3もノーマル状態では、きつい下り坂で完全に止まり切れません。長い坂では握力が持ちません。


街乗りメインの管理人は、ブレーキシュー交換のチューニング程度で、乗り方を注意すればまあまあ大丈夫な環境ではありました。しかし最近、ロングライドもぼちぼちするようになり、新105(BR-5800)が新設計で大幅変更、効きも旧型に比べ大きく向上しているということなので、思い切ってキャリパー交換しました。



装着作業

5mm六角レンチ(アーレンキー)を使って、ボルト1本で装着できます。ズレ防止のギザワッシャーを忘れずに。仮留めしたシューをリムに押し付けるように手で圧縮しておき、取り付けボルトを締め付けます。

このあたりは、ネットで無償配布しているシマノのディーラーマニュアルに従って作業すれば、だれでも問題なく実施できると思います。


キャリパーのセンター出しは、調整用ボルトを回してきちんと中心でリムを挟むようにします。また、キャリパーの遊びをあまりにも少なくすると、ブレーキワイヤーを外さない(緩めない)と、シフター用ワイヤーが交換できなくなります。管理人はわりとレバーが遠くで効かせるのが好みなので、気を使います。



結果

デュアルピボットの支点を左右対称にし、引きも軽くしたという新方式(NEW SUPER SLR)ブレーキ、やはり効きは良いです。旧モデル(BR5700)に比べ前後方向にもかなり厚みが増し、それに伴い剛性もアップ。その分、見た目で拒否反応がある人もいるかも。

現状、9速SORA(ST-3500)のSTIと組み合わせての評価ですが、近所のそこそこ有名な激坂も安心して下ることができ、また他の交通にも余裕をもって対応できます。

激坂では、Defy標準の無印テクトロの場合、管理人の握力で思いっきりレバー操作して少し滑りを感じつつ止まる(雨の日は時速数キロくらいで滑り続ける)という感じでしたが、7割くらいの力で止まれる感覚。

ロングライドでは疲れがだいぶ違いそうなので、早く試したいところです。

(2018. 9)


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