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テックストップ ブレーキシュー



Techstop Cartridge Brake Shoe
BBBのカートリッジシュー、テックストップ。
評判の良いらしい上位版は、3色の別素材で出来て
いますが、形状とそれによる性能差に興味があった
ので、こちらにしました。
Customized Normal Shoe
テックストップを参考に、標準装備シューを
溝付きに改造します。カッターナイフで簡単に
削れました。加工品(上)。本物(下)。

BBBのカートリッジシュー、テックストップ(BBS-23)です。

上位版(トリプルコンパウンド、BBS-23T)は、部分的にコンパウンド(色も)を変えて、より利き味を追求しているそうですが、この溝の形状で、どれだけ差があるのか興味があったので、4個で実売価格¥800ほどの下位グレードにしてみました。

とりあえず、フロント側で使用して様子を見てみます。リヤは後述するように、Defy3標準装備のシューを、加工して使用します。


組込作業

装着については、単に六角ボルトを緩めるだけなので、特に難しいことはありませんが、装着前に、リムへの当たり面を、紙やすりなどで削って面取りしておいたほうが、当初の効きは良いです。

最近のシマノ製ブレーキは剛性が上がったためか説明書に、トーイン(リムとシューのすき間を、車体後方側を広く、前方側を狭くして、ブレーキング時の面圧を一定にするセッティング)の記述が無いそうですが、Defy3標準のブレーキは弱くてよれそうなので、0.5mmくらいトーインを付けておきました。

あと、Defy3標準のシューも、テックストップを真似て溝を彫ってみました。こちらはリヤ側に使用します。テックストップが謳い文句どおりならば、水はけがよくなるはずですが...。


作業結果

当たり面は、しっかり表面を紙やすりで荒らしておきましたが、それでも使い始めは少し滑るような感触。50kmくらい走って、ようやく面が出たかな、という感じでした。雨の日に走れば、一発で済むのではと思います。当然、リムとシュー表面の掃除は必須です。

ものすごく良く効く、という感覚はなく、普通に止まります。その分、パニックブレーキでも怖くはありません。リヤに使った「標準改」シューも、気持ち、効きが良くなったような気もします。特に雨のときは水はけがよくなるようです。止まらないことに変わりは無いのですが。

Defy標準シューは、ものすごくリムが削れます。 Shimano WH-R501-30 で使用していましたが、意外とよく効くなと思っていたら、リムのウェアインジケーター(リム厚残りの表示穴)が一気に浅くなっていました。そういえば、ヤスリを掛けているような感触で、効くことは効くけれども、リムのほうも思いっきり削れているようです。スピンフォースなら、あるいは大丈夫なのかもしれません。

いずれにせよ、利き味を保つには、変な小細工をするよりも、リム周りのシューの削れかすを、こまめに掃除してやるのが、最も効果的のようです。そのうち、シマノのDURA-ACE, R55C3シューを試してみたいと思います。


(2013.7)



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