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カーボンシートポスト(中華カーボン)
最近某オークションでも出回っている中華系カーボンパーツ。お手頃なところとして、シートポストを導入してみました。アルミフレームの乗り心地を、少し柔らかめにしたいという意図もあります。 購入したカーボンシートポスト、強度が必要な部分はアルミ製で、ネジは普通の鉄にメッキがしてある模様。盛大に錆そうです。 ヤグラ以外はきちんとカーボンパイプですが肉厚です。そのため思ったほど軽くはなく、重量約240g。Defy3ノーマル(約310g)比・−70gで、触った限りではかなり硬く丈夫そう。 組込作業装着には、定評あるモトレックスのカーボングリス(カーボンペースト)を使用しました。金属系シートポストに比べ弱いトルクで締め付けるカーボン製品の、ズレを防止するケミカル。
他社製品は、ざらざら粒子でグリップを稼ぎ、クランプ箇所が傷だらけになるようですが、こちらは粘性の膜でグリップし表面を保護します。Amazon等ネットでの評価を見る限り、ズレ防止性能も一番良さそうということでこれに決定。 固まりかけのゴムノリのような質感の、このケミカルを塗布してポストを挿入すると、車体側でかなり削ぎ取られますが、最低限仕事をする分は表面に残ります。乗っていてシートポストがズレてくることはありませんでした。 締め付けトルクは、製品自体に記載があります(55 IN-LBS.MAX)が、組み合わせる車体やクランプ等の部品によってバラツキがでると思われるため、だいたいの手トルクで締め付け。メキメキ音のするずっと手前です。ちなみにカーボン製シートポストの場合、概ね最大6Nmだそうです。 なおシートクランプの注意点。 通常、車体とクランプのスリットは、揃えて装着してありますが、金属に比べ局所的応力に弱いカーボンパーツを固定する場合、車体(フレーム)のスリットと、クランプのスリットをずらして装着するのが基本のようです。 スリットを揃えて装着すると、スリットのエッジ部分だけに過大な締め付け力が加わり、最終的にはカーボンが破損するという話し。そこで車体のスリットが見えなくなるところまでクランプを回転させ、締め付け固定しました。 作業結果製品が硬いのと、どこかの素人インプレで、シートポストのカーボン化はあまり変化を感じないと書かれているのを読んでいたこともあり、乗り心地もごつごつしたままかと全然期待していなかったのですが、5kmほどの通勤路でも快適さを感じるほど変化がありました。 アルミ製シートポストが、コンクリート床に直座りだとしたら、堅い板の間に変わった感じ。管理人的には、ロングライドでかなり楽になりそうな感じがします。アルミフレームの硬さが気になっている方はぜひ、導入をお勧めします。 あとは、このカーボンパイプにどれだけ耐久性があるかですね。屋外保管なので湿気は仕方ないですが、なるべく日光に当てないように気を付けます。 (2018. 6)
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