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シマノ ソラ ST−3500
シマノの普及版STI、SORAの9速シフターです。 もともとついていた2200(8速)に不満はなかったのですが、メンテ時誤ってワイヤー噛み込みで破損。急きょ手頃なSORAを導入することに。 これで純正リアメカ(SORA/9S)を最大限生かせますが、結果的に上位機種と同じ、アップダウンともブレーキレバーを倒して変速する操作方法に。管理人としては親指シフトでもよく、こだわりはなかったのですが。 STIの破損対応で、すぐに乗り出さないといけない関係で(Defyは通勤車なのです)、しばらくは8速・9速・10速用部品が混在するフランケン仕様で運用していました。経過は以下の通り。 装着経過初期状態の3×8速から、2×9速仕様への変遷です。一気に変えるとすっきりしますが、こうしてちょっとずつ入れ替えもできる一例ということで。 ヤフオク等で気長に部品を探して揃えたり、手持ちの部品を生かしたりするのに参考になれば。各段階の変更部品は赤字で表記しています。
FDは一時、3速用を2速運用(クランク3速)。STIを1速に入れないよう操作に気を使いましたが、調整すればいちおう動作。但しチェーンたすき掛けだとFDプレートを擦りぎみ。完璧とはいきませんでした。
厳密にはFD-6800は11速用なので、まだ混成コンポではありますが、きちんと調整すればそれまでの下位グレードに比較して、驚くほど調子よく素早く変速が決まります。 これでドライブトレインは(管理人的には)街乗りからツーリングまで、全く不満のない完成形になりました。あとは壊れない限り、いじることはなさそうです。 総括使っていて思ったのは、10速以下のシマノ製品はかなり互換性があるということです。メーカー保証がないものでも、明らかに規格が全く違うもの以外は、最高性能ではないにしろ街乗り程度では十分使用可能だと思いました(もちろん、自己責任)。 交換部品で最も効果的だったのは、フロントディレイラー。アルテグラは6800シリーズから作動アームの長い(てこ比率が変わった)新設計になっており、アウターへの変速がバシッと決まります。 わかりやすく擬音で表現すると、それまでの普及品FDの「ガッチャン」から「カチャッ」となり、タイミングがうまく合えば一瞬で変速終了する感じ。さすがにRDのようにレバー操作と同時に「チャッ」とは変速しませんが、フロントでこれ以上は要らないでしょ?と思います。 同じアルテグラでも旧型(6700)とはかなり違うので、選ぶときはぜひ新設計のものを。同装備は新ティアグラ(FD-4700-F)でも採用されているので、最低限それ以上のものにしましょう。 あとはクランクのギアをシマノ製に替えれば、機関部はほぼオールシマノ製になり、変速性能も完全になると思います。取付けボルト5本でPCD110mmなら、どれでも合うはずですが、良さそうなのは旧105(FC-5750-L 50T-F Y1M598020)のギア(このモデルまでは昔のギアの雰囲気を残していますね)。例によって消耗したら変えるので、実現は当分先の予定です。 (2018.10更新)
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