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シマノ ソラ ST−3500







Shimano ST-3500 SORA
ShimanoソラST-3500 リア用シフター。
まずはリアシフターとスプロケのみ交換。
FSA VERO 34/50T COMPACT CLANK
FSA VERO 50/34T 2速仕様コンパクトクランク。
新品がShimano製よりもお安く手に入ります。

3,000kmほど使用してますが、一度もチェーン落ち
はありません。四角(スクエアテーパー)クランクなら、
さほど精度の違いはないと思われ、気になる人は
歯をシマノに替えれば全く同じになるのでは。

Shimano BB-UN26 113-68mm
当然BBも変更。チェーンラインを整えるため、
116→113mmへ。110mmでもいいかも。

これは BB-UN26。プラ製キャップで本体黒染め。
上位版は BB-UN55。アルミ製キャップで本体は
メッキ仕上げ。恐らくベアリング本体は同一品。

Shimano BB-UN26 Parts
問題のプラキャップ。
こんなに細かいネジ山で強度を保てるのか。
締め付けトルクには注意が必要です。

Shimano Ultegra FD-6800
アルテグラ FD-6800。
アームの長い新方式のFDで、かなり変速性能が
良くなりました。箱も無駄に高級感(^^)。
プレートのシールは位置決めに使うので、車体へ
装着するまで剥がしてはいけません。

Shimano FD-6800 FD-2203 Compare
FD-6800(2S)とFD2203(3S)比較。
旧設計に比べ、アームの長いのが分かります。
ワイヤー取り回しも異なるため、説明書を熟読
しましょう。

シマノの普及版STI、SORAの9速シフターです。


もともとついていた2200(8速)に不満はなかったのですが、メンテ時誤ってワイヤー噛み込みで破損。急きょ手頃なSORAを導入することに。

これで純正リアメカ(SORA/9S)を最大限生かせますが、結果的に上位機種と同じ、アップダウンともブレーキレバーを倒して変速する操作方法に。管理人としては親指シフトでもよく、こだわりはなかったのですが。


STIの破損対応で、すぐに乗り出さないといけない関係で(Defyは通勤車なのです)、しばらくは8速・9速・10速用部品が混在するフランケン仕様で運用していました。経過は以下の通り。




装着経過

初期状態の3×8速から、2×9速仕様への変遷です。一気に変えるとすっきりしますが、こうしてちょっとずつ入れ替えもできる一例ということで。

ヤフオク等で気長に部品を探して揃えたり、手持ちの部品を生かしたりするのに参考になれば。各段階の変更部品は赤字で表記しています。


    【初期状態(F3速・R8速)】
  • フロント:Shimano 2200 3s + Shimano 2203直付用
  • リア:Shimano 2200 8s + Shimano Sora(9s用)
  • クランク:FSA VERO 3s(30/42/52T) (BB 116-68mm)
  • ギア:SRAM PG850(8s)
  • チェーン:KMC Z7(8s)
    【STI破損交換9速化(F3速・R9速)】
  • フロント:Shimano 2200 3s + Shimano 2203直付用
  • リア:Shimano ST-3500 9s + Shimano Sora
  • クランク:FSA VERO 3s
  • ギア:Shimano CS-HG50-9S(9s)
  • チェーン:Shimano HG-73(9s)
    【フロント2速化着手(F2速・R9速運用)】
  • フロント:Shimano ST-3500 2s + Shimano 2203直付用
  • リア:Shimano ST-3500 9s + Shimano Sora
  • クランク:FSA VERO 2s(34/50T) (BB-UN26 113-68mm)
  • ギア:Shimano 9s
  • チェーン:Shimano HG-73(9s)

FDは一時、3速用を2速運用(クランク3速)。STIを1速に入れないよう操作に気を使いましたが、調整すればいちおう動作。但しチェーンたすき掛けだとFDプレートを擦りぎみ。完璧とはいきませんでした。


    【2×9速化完成】
  • フロント:Shimano ST-3500 2s + Shimano Ultegra FD-6800
  • リア:Shimano ST-3500 9s + Shimano Sora
  • クランク:FSA 2s
  • ギア:Shimano 9s
  • チェーン:Shimano HG-73(9s)

厳密にはFD-6800は11速用なので、まだ混成コンポではありますが、きちんと調整すればそれまでの下位グレードに比較して、驚くほど調子よく素早く変速が決まります。

これでドライブトレインは(管理人的には)街乗りからツーリングまで、全く不満のない完成形になりました。あとは壊れない限り、いじることはなさそうです。


総括

使っていて思ったのは、10速以下のシマノ製品はかなり互換性があるということです。メーカー保証がないものでも、明らかに規格が全く違うもの以外は、最高性能ではないにしろ街乗り程度では十分使用可能だと思いました(もちろん、自己責任)。


交換部品で最も効果的だったのは、フロントディレイラー。アルテグラは6800シリーズから作動アームの長い(てこ比率が変わった)新設計になっており、アウターへの変速がバシッと決まります。

わかりやすく擬音で表現すると、それまでの普及品FDの「ガッチャン」から「カチャッ」となり、タイミングがうまく合えば一瞬で変速終了する感じ。さすがにRDのようにレバー操作と同時に「チャッ」とは変速しませんが、フロントでこれ以上は要らないでしょ?と思います。

同じアルテグラでも旧型(6700)とはかなり違うので、選ぶときはぜひ新設計のものを。同装備は新ティアグラ(FD-4700-F)でも採用されているので、最低限それ以上のものにしましょう。


あとはクランクのギアをシマノ製に替えれば、機関部はほぼオールシマノ製になり、変速性能も完全になると思います。取付けボルト5本でPCD110mmなら、どれでも合うはずですが、良さそうなのは旧105(FC-5750-L 50T-F Y1M598020)のギア(このモデルまでは昔のギアの雰囲気を残していますね)。例によって消耗したら変えるので、実現は当分先の予定です。




(2018.10更新)



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