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スキュワー交換


Skewers
装着する新スキュワー。軽量なチタンシャフト。
中華部品ですが、だいたいは精度よく作られています。
クイックレバーと違い、ヘックスレンチが要ります。
Skewers
メーカーロゴ入り。
レンチの掛る深さは、わずか3〜4ミリ程度。説明
では最大トルク 7N となっていますが、明らかに
強度不足。締付トルクは適当なところで折り合いを
つけます。
Skewers
フロント装着写真。
これはナット側です。シャフトが長いので、この
位(5ミリ程度)は出っ張ります。気になるときは、
このチタン製シャフトを切り詰める必要があります。
Skewers
こちらは工具を掛ける側。
出っ張りは大きく見えますが、太さはそれほどでも
ないので、あまり目立ちません。
Skewers
こちらはリアのナット側。
シャフトの飛び出しは8ミリ程度。出っ張っては
いますが、ディレイラー等の突起物が多いので、
さほど気になりません。

前置き

通常、市販ロードバイクの標準的なホイール固定は、クイックリリース式になっています。

これはもう伝統のようなもので、右に倣えなわけですが、工具なしで手軽にホイールを外せる利点がある反面、意外とネガの部分も多いのです。そこで、手軽さを捨てる代わりに、他の性能をアップしようということで、工具で固定するスキュワーに交換しました。

ちなみに、レバー操作で固定するものをクイックリリース(読み違いでレリースとも)、略してクイック。ヘックスレンチ等工具を使用して固定するものを、スキュワーと呼ぶようです。


それぞれの方式での利点、欠点を以下に列挙します。

  • クイックリリース
    • 長所
      • 工具なしで、簡単ホイール交換
    • 短所
      • 意外と緩い固定。使う人の力にもよる。
      • 盗まれやすい。いたずらも心配。
      • レバー機構の分、重くなる。
  • スキュワー
    • 長所
      • 工具でガッチリ締め付けるので、締結剛性が高い。
      • レバー式より盗みにくい。
      • レバー機構がないので軽い。
    • 短所
      • ホイール交換に工具が必要。


当然に、それぞれの長所短所は反対になっているわけですが、意外とクイックの欠点は多いのです。

最大の長所は素早いホイール交換ですが、サポートカー付きのレースをするならいざ知らず、ヘックスレンチを持っていればスキュワーでも交換できるわけですから、素人ライダーならそれほど長所は生きません。

逆に短所は結構多く、特に走行効率を考えれば、クイックにすることには疑問点が多いのです。



装着作業

外して付け替えるだけなので、何も解説は要らないと思います。



結果

リアははっきり変化を感じるレベル。後ろ三角とか、かなり歪んでいたのでしょうか。クランクを踏み込むと、グィーンと進む力が大分違います。効率が上がった感じ。クランクを四角軸からホローテックに替えた時よりも、こちらの方が効果を大きく感じました。

フロントに関しては、がっちり感が増しているはずですが、鈍い管理人には、変化がわかりませんでした。比べれば、下りのブレーキとかちょっと違うかも...?

全体的には、高速走行でバンプを超えるような時、車体のよれは少なくなった感覚。大きな力が加わると、車軸が若干ズレたりとかしていたのかもしれません。かっちり感が増しました。長く乗っているので、硬いアルミフレームが若干やれ、こなれてきたのかと思っていたのですが、自分のような素人には関係なかったようです。

ロングライドでは疲れがだいぶ違いそう。これだけ違うと、競技者の人も影響が大きいのではないかと思いますが、ホイール交換との兼ね合いでいろいろあるんでしょうね。

(2018. 11)


完璧な作動のFD。
信頼のシマノ ULTEGRA。
ペダル交換に。
プロ仕様最強レンチ。
出先で便利、安い
携帯用ペダルレンチ。
がっちりホイール固定。
クイックからスキュワーへ。