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スピンフォース・ホイールハブ分解整備
ホイールハブの分解整備(玉当たり調整)Defy3の純正ホイール、スピンフォースのハブを分解清掃し、玉当たり調整を行ってみました。重くて評判の悪いホイールを、わざわざ手入れする人もいないかもしれませんが、参考までにアップしました。
用意するもの
実作業<分解>車輪を外しやすくするため、キャリパー本体の、ワイヤー固定部レバーを上側に回してキャリパーを広げます。クイックも外して車輪を取り外します。後輪は、スプロケットも取り外します。スプロケットリムーバー(回転止め工具)と、スプロケット抜き(TL-LR15)が必要です。 車輪単体になったら、あとは外側から順にナットを回して外していくだけです。ボールベアリングは、落ちやすいですが磁石は使わない方が良いようです。玉当たり部分も含め、古いグリスを全てきれいに取り去ります。 <玉当たり調整>まず調整前に、軸の中心がホイールの中心にあっていることを確認しましょう。外側のロックナットから突き出ている軸の長さが、ほぼ同じである必要があります。バランスの悪い場合は、軸が出すぎているほうを緩め、反対側を締めこんで、突き出し量を調整します。 一番外側のナット、内側の玉押さえ(色の濃い部分)とで固定します(内側ナット=玉押さえ を動かさず、外側ナットを締め込む)。がたが無い状態でとめますが、玉押さえを指で締め込んで回せなくなったところから、1/4回転戻し位までのところで、がたつきの出ない場所を探します。 厳密に言うと、車体への装着でクイックで締め込み、さらに外から押えられることになるため、少しガタがあるくらいに調整した方が良い(「ロードバイクの科学」参照)ということですが、今回は一応、ホイール単体でガタが感じられない程度にしておきました。 作業結果整備後、前輪に関しては明確に差が現れました。具体的には軽く回して30秒程度で停止していたホイールが、2分ほど音も無く回り続けました。最後は、メーター用の磁石を下に、振り子のように回転が止まります。 後輪はフリーがあるためか、そこまで明確な差は現れず。しかしきちんとグリスを入れたため、部品を損傷する恐れはなくなったと思います。これで安心して長期間使っていけます。 (2012.8)
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