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目止め剤


Water Proof (Filling) Bond
チューブに入った目止め剤。無色透明ですが、つやありなので目立ちます。溶剤のにおいが、かなりきつめ。
Repair Part
目止めテープ脇の黒い部分が浸水部。一応、二度塗りしてあります。ハーネステープ(目止めテープの代用)を上から貼ると更に耐久性が増します。

雨合羽用の目止めボンド、アライテントのシームコートA-405(\420)です。
テントやレインウエアの縫い目の目止め剤です。雨の染みる場所に塗って、溶剤が抜けると、固まります。本当は縫い目を 目止めしているシームテープ自体が欲しかったのですが、素材店・登山用品店等見た限りでは在庫しているところはありま せんでした。東急ハンズでは、「そんな特殊なもの は、ない」と言われました。みんな修理しないで買い換えるのかなぁ? 在庫してれば需要は、少しはあると思うのですが...。

この商品について言うと、ボンドタイプということで、広い面積は苦手です。というか、溶剤を使用した商品であるため、 合羽に使用されている防水透湿膜も溶けてしまうようです。

今回補修するのは、合羽ズボンの股部分。縫い目自体ではなく、目止めテープ端辺りの生地(裏地コーティング)が、剥がれて 無くなっています。このため、表地から殆ど直通で雨が入ってきます。そこで、このコート剤を塗ります。一度塗りだと不安なので、 乾燥後、盛り上がるまで二度塗りしておきました。

効果のほどは、ばっちりです。水漏れしていた部分が小さかったせいもありますが、2度の塗り重ねだけで、防水性は完全になりました。 ただし、長期の耐久性についてはあまり無いようです。補修するところがもともとこすれる部分なので、コート剤もやはり剥がれます。 場所にもよりますが、3〜4回着用くらいは耐えるのでは? よく使うものは、こまめに補修してやる必要性ありです。

その後の補修で、シームテープ代わりにハーネステープを使ってみました。キジマの補修用シームテープ(4m \630)もあるようですが、 店頭では全く見かけません。シームコートは擦れるとすぐに浮いてきてしまうので、ハーネステープで上から押さえてしまおうという魂胆です。 雨天使用2日目に一部が剥げ始めました。しかし、生地を伸ばしながら圧着してやると戻ります。濡れて乾く時の伸縮率の違いで、浮いて しまうようです。補修としては耐久性が有りませんが、嫌なべとつきも無く、応急処置としては有効だと思います。

(2007.10更新)