MOTOREXオイル 国内ではデイトナの販売している、スイス製オイルです。
POWER SYNT 4T
同社最高級グレードの化学合成油です。定価 4L \6,300(Rough & Road通販で安いです)。色はあめ色で、糸を引くような感じです。
純正オイルは、結構すぐにへたった感じになるのに対し、値段の差以上の長期耐久性(もちろん性能差も)があります。
管理人は走行距離ではなく期間で交換することが多い(距離を走らない)のでこれは重要。始動時は若干固い感じ(10W-60のためか)で、
純正オイル &SuperZOILと体感的には変わらないです。
走行2,000kmほど、7ヶ月使用で交換しましたが、純正オイルは同程度の使用でシャバシャバになっていたのに対し、オイルっぽさが
残っています。残量確認窓から見える色は、純正が殆ど黒の濃い茶色に対し、モトレックスはもう少し薄い色で、あと少し使えそう。
純正オイルでは金属粉が僅かに見られましたが、それも全くありませんでした。また、純正は温度が上がってくるとへたって柔らかすぎる
感じがあったのが、それもありません。保護性能、長期耐久性については、かなりオススメできます。二週間ほど放置しても、始動時に
少し苦しそうな純正に対し、油膜が多く残っているのか普通に始動します。
TOP SPEED
現在使用中なのが、下位グレードの鉱物油ながら合成油並のパフォーマンスという触れ込みのオイルです。何と濃緑色。入れた感じは
粘度(10W-40)の関係からか若干柔らかめです。気付いた点ですが、冷間時と温間時の性能の変化が激しいのか、外気温が冷たいと
ニュートラルの出方が少し悪い感じ。完全にエンジンが温まると問題ないので、今のところ許容範囲内です。以上、POWER SYNT
や WAKO'S 4CT では感じなかった点。
ホンダ純正オイル
純正オイル派の方は、HONDA ULTRA S9(但し見たのはいずれも20W-50)が、ホームセンター等で安いようなので(\1,000ちょいで売っていました)、
コストを考えると良いかもしれません。ただ基本的に耐久性はなさそうで、1,000kmも走行すると、シフト時にいかにも金属同士が当たっている
感じのフィーリングになります。
シェブロン シュープリーム(Shevron SUPREME)
激安アメリカ製オイル。なんでもアメリカ産の原油は潤滑油に適した組成(一部例外あり)だそうで、添加剤をたくさん加えなくてもエンジン
オイルに使用できるので、安価で高性能、ということです。で、こちらのオイルは会員制小売店コストコにて販売されていますが、そこから
仕入れて通販している業者から購入しました。管理人の近所のNapsでは、普段は置いてあったのに、セール時は高級オイルだけ並べ、
コイツを隠してるようなので探しても無いでしょう(^^)。
肝心のオイルですが、VTの街乗りでの使用ではまったく問題なく、2,000kmで交換しましたがもう少し使えそうな感じ。シフトフィールが悪かったり、
タペット音が大きくなるなどもなかったです。直前に使用していた、合成油で(メーカーによれば)シフトフィールが良いのが売りのワコーズ4CTと比較しても、
違いはわからず、ほぼ同等と言っていいと思います。値段を考慮すればシェブロンの圧勝です。あと使用後のオイルは汚れを落とす性能が良いのか、
まるでディーゼルエンジンの廃油のように真っ黒けです。性能に関しては、まったく問題ないので、これからはシェブロン一本やりになりそうな気配。
なお後日、3,200km程度まで交換時期を引っ張ってみましたが、かなり黒くとろみがかった状態になったので、あまり長距離使用するのはやめた方がよさそうです。安いので、早め、早めの交換でいいでしょうね。
(2007. 7更新)