開花のポイント - 開花年齢に達しているか? -

  サボテンは一度花を咲かせますと毎年花を咲かせます。ですから、もし開花株を購入して翌年花を付けなければ栽培に何らかの問題があった、ということになります。しかし、このことは逆に言えばある時期までは絶対に花が咲かない、ということでもあります。このある時期開花年齢といいます。要するにサボテンにも成人式があるということです。ですから、もし、元気に生育していて日光にもよく当てているのに花が咲かない、という場合は恐らく開花年齢に達していないことが考えられます

  では、いったい幾つで成人式を迎えるか、ですが、これはサボテンによってまちまちです。同じ種類でも生育の度合いによって異なります。「開花年齢」と書きましたが、実質的には「開花寸法」といった方が良いかと思います。
  実際、例えば接ぎ木をしますと早く大きくなりますが、殆どの場合開花も早くなります。また、最近では栽培方法の改良で原産地の数倍の早さで生育させることが出来るようになり、昔、開花まで60年かかる、といわれた金鯱(エキノカクタス属・学名:Grusonii)も最近では20年程度といわれるようになりました。

  主なサボテンの開花年齢(開花寸法)は概ね以下のとおりです。

4cm以下、年齢的には2~3年で開花するもの
  月影丸雪晃宝山小町明石丸、等

6~8cm程度、年齢的には4~6年で開花するもの
  大統領大虹竜王丸大仏殿、等多数。
所謂「小玉サボテン」としてよく売られている物の多くはこの部類です。

20cm以上、年齢的には20年以上で開花するもの
  金鯱、巌、江守、等の大型に育つ玉サボテン類

高さ150cm以上、年齢的には100年以上かかると思われるもの
  弁慶柱、武輪柱、等の大型柱サボテン類

  なお、本ホームページに記載の個々のサボテンについては殆どのものにどの程度の大きさで開花するかを記載してありますのでご参照下さい。


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