サボテンは一度花を咲かせますと毎年花を咲かせます。ですから、もし開花株を購入して翌年花を付けなければ栽培に何らかの問題があった、ということになります。しかし、このことは逆に言えばある時期までは絶対に花が咲かない、ということでもあります。このある時期を開花年齢といいます。要するにサボテンにも成人式があるということです。ですから、もし、元気に生育していて日光にもよく当てているのに花が咲かない、という場合は恐らく開花年齢に達していないことが考えられます
では、いったい幾つで成人式を迎えるか、ですが、これはサボテンによってまちまちです。同じ種類でも生育の度合いによって異なります。「開花年齢」と書きましたが、実質的には「開花寸法」といった方が良いかと思います。
実際、例えば接ぎ木をしますと早く大きくなりますが、殆どの場合開花も早くなります。また、最近では栽培方法の改良で原産地の数倍の早さで生育させることが出来るようになり、昔、開花まで60年かかる、といわれた金鯱(エキノカクタス属・学名:Grusonii)も最近では20年程度といわれるようになりました。
主なサボテンの開花年齢(開花寸法)は概ね以下のとおりです。 |