ただ問題は、「コツを知っていて」もそのとおりに実施できるか?です。例えば、「夏場は充分に日光を当てて下さい。暑さを嫌いますので出来るだけ涼しく、出来れば25℃程度で過ごさせて下さい。」とあっても、実際このとおりに実施するのは通常の家庭ではまず不可能です(ガラス張りで天井の高い温室を造って中をギンギンに冷房することが出来れば別ですが)。このあたりを勘案してお読み下されば幸いです。
※ 我が家にあるサボテンの開花時期をまとめて表にしてみました。ご参考になれば幸いです。
![]() | よく日光に当てる(特に冬場) | |
![]() | 季節のメリハリをつける(休眠期を与える、水やりを控える) | |
![]() | 開花年齢に達している |
その他の条件の条件としては、この1年元気に生育した、というのがありますが、これはサボテンに限らず当然でしょう。これらの条件を満たせば必ず花が咲く、ということではありませんが、これによりかなり多くのサボテンが花を咲かせることは確かです。詳細については各項目の をクリックして下さい。
サボテンによる蕾の付け方の違い |
![]() | 新たに出てきた刺の付け根(アレオーレ)に蕾が付くタイプ | |||
このタイプには2種類あります。 | ||||
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必ず一緒に蕾が付くのが特徴です。ですから、丈夫に育ってさえいれば必ず花を咲かせることができますので初心者にもお勧めのタイプです。 《例》大統領、竜王丸、等 | ||||
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春、休眠から覚め、成長を開始したときに蕾を付けるタイプで多くはこちらのタイプです。休眠後に蕾を付けるわけですから、年1回しか花を付けないことになりますが、ものによっては夏休眠を与えると秋口に蕾を付けるものがあります。ただ、必ず蕾を付けるというわけではありませんのでそれなりの管理が必要になります。 《例》銀翁玉、錦繍玉、青王丸、等 | ||||
![]() | 以前からあるアレオーレに蕾が付くタイプ | |||
一番多いタイプで、春休眠から覚めて生育を開始したときに蕾をつけます。多くの花を咲かせるものが多いのが特徴です。 《例》宝山、青花蝦、緋花玉、等 | ||||
![]() | 疣と疣の間(腋)に蕾が付くタイプ | |||
疣のあるサボテンの多くがこのタイプです。首飾りのように環状に蕾をつけるもの、疣と疣の間に多くの綿毛を付け、そこから蕾を出すもの、花の咲かせ易いもの、なかなか咲かせられないもの、花数の多いもの、少ないものなど、色々なタイプがあるのが特徴です。 《例》豊明丸、月宮殿、麗光殿、 等 |
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