家庭菜園作業日誌

2002年! 新たな年の野菜作り!頑張ろう!

春がきた、きた。少し早めの春が来た。
今年は従来に比して春が早すぎる。 例年なら桜もやっとちらほらと咲き始めるのであるが、今年は異常気象のおかげで満開である。
交野八景で有名な妙見の桜(写真)も新学期を待たずして満開となり、入学式は葉桜であろう。
近年なかったことである。




夏野菜もこのまま行くと例年より早めなければならないだろう。

本年も早いもので、はや4月である。2月〜3月前半はいかに今年は暖かいといえども、野菜づくりには変化が少なく 一服といった感であった。
個人的にも大きな変化があり、3月末で40年勤めた会社を 早期定年退職した関係で2、3月は引継ぎやら退職準備やらでHPの更新もままならなかった。
これからはしばらく十分な時間があるのでアクティブにやっていこうと思う。


4月1日(月) 天候:晴

2月後半に苗床へふせておいたジャガイモが発芽し、3月後半に定植した。
これは 昨年実験した方法でジャガイモを植える場所がこの時期ダイコンに占領されていたため、できるだけダイコンを収穫するための苦肉の策で 昨年から実施し、途中で移植しても収穫量は変わらなかったので今年もこの方法をとることにしたのである。
この方法は発芽状態が同じ大きさのものを選んで植え付けられる利点がある。と同時に発芽までの期間、他の野菜が収穫できる。まさに一石二鳥の方法である。

3月中旬に播種した春ダイコンも暖かさとともに大きくなってきた。以前、夏ダイコンを
植えたが水不足のためか大きくならず失敗した経験がある。そこで今回は黒マルチを掛けた。これで水の蒸発を防ぐことでなんとかものになりそうである。
これから植え付ける夏野菜はすべてビニールマルチで乾燥対策を講じる予定である。


4月3日(水) 天候:晴

今年のタマネギの生育は非常によい。近所の菜園仲間のタマネギも大きく育っている。やはり例年より暖かいためと考えられる。
昨年植付けが終わってすぐ枯葉剤をかけられ枯れてしまったが、育苗していた自作の苗をすぐ植えなおしたため普通の状態に育っている。一安心である。

今日は一畝植えていたホウレンソウが1/3ほど収穫したので、そのあいた部分に新しく種を播種した。ホウレンソウは発芽しにくいので「ネーキット種」(外殻を剥いて発芽しやすく加工されたもの)を使用した。 約1週間で発芽するはずである。ホウレンソウは寒さに強い野菜で秋まきが安全であるが、春まきは「とう」が立ちやすいので寒冷紗をかけてこの天候による温度の上昇を防ぐことにした。

同時にテストで春菊を播種しておいた。本来は秋まきで、我が家では鍋物用に作っているが、種の袋を読んでみると暖地では4月播種も可能と書いてあったので蒔いてみることにしたのである。結果は後日報告!



4月5日(金) 天候:晴

今日は夏野菜植付けの畝作りである。保存してある過去データ-をチェックし、連作にならない場所を確認したがいい場所がない。
仕方がないので今年も少々高いが接ぎ苗でいくこととし、キュウリ、トマトの植付け場所を確保した。
昨年よりコンポストに雑草、台所の野菜くず、収穫した野菜の葉など入れて土や米ぬかなど混ぜて作っておいた堆肥を畝の間にすきこみ土作りを行い、細い畝・・・キュウリ用、広い畝・・・トマト用をつくって下準備をおこなった。
ナス用と他の夏野菜用としてニンジンを植えてあった場所を確保したが、まだまだニンジンが残っていたのでこの機会にすべて収穫した。
20本位あるのでどうすれば保存できるか検討中である。
また、このニンジン畑のあいたところにダイコンを埋けておいたのだが、掘り起こして料理してみると十分役に立つ。そこで一部のニンジンを土のなかにいけて保存できるかどうかテストしてみよう。だめならそのまま堆肥にすればよい。

とりあえず夏野菜のメインの植付け場所は確保できた。
あとはとうもろこしとインゲン豆の場所を探さなければならない。零細菜園では連作を防ぐために、うまく植え付けないと空き畝はあるが植えられないという悲劇が生まれるのである。



4月11日(木) 天候:晴


4月初旬に植え替えたジャガイモがずいぶん大きくなってきた。
やはり完全に発芽したものを選んで定植しただけのころはある。しかし、欲張って密に植えすぎたようである。大いに反省である。
それに黒マルチをかけているため、新しく発芽した芽がマルチの下に入り込みこれを手探りで探し出し、       取り除く作業が加わった。保水性、土寄せ作業の省略等考えればやむ得ないであろう。
4月2日に播種したホウレンソウが発芽したが、播種時期の問題かすべて発芽とはいかなかった。発芽していない場所には改めて追加で蒔いておいた。今度こそちゃんと発芽しますように・・・・。
近所の菜園仲間のエンドウはすでに花が咲き、実がついてきた。スナックエンドウなどははや収穫しているようである。我が家のエンドウもここにきてやっと開花し始め、一部では実がついてきている。とりあえず安心である。


4月23日(火) 天候:晴

ナス キュウリ トマト 風、虫よけテント

明日は雨の天気予報だったので夏野菜の植付けをすることにした。
早速、近所の種苗店に買いに行ったが、価格は例年より少し高めであった。ナス(千両)X5本、長ナスX3本、キュウリX8本、トマト(サターンX5本、桃太郎X5本)、シシトウX1本、伏見長トウX1本、ピーマンX4本(内、肉厚X2本)これだけ買ってきた。
以前より準備してあった畝に植えつけた。
先週、雨が降ったので翌日にアブラムシの予防ができるということで、トマト用とキュウリ用の畝は銀マルチ、幅が広いナスは黒マルチを張っておいたところへ穴あけ器(?)でマルチごと穴をあけて苗を植え替えた。
例年はその苗が活着するまで新聞紙や買い物袋を加工して一本々々囲んでおいたのだが、今年は寒冷紗でテント(写真:右)を作って虫除けもかねて被せることにした。これのほうが簡単であった。1〜2週間で添え木にかえてやるのである。



5月3日(金) 天候:晴

ナス キュウリ トマト 支柱用竹

連休も半ば。今年は6000万人がどこかへ移動するそうである。何が不景気だと言いたい気分である。
夏野菜を植え付けてはや2週間目になろうとしている。
各野菜は順調に生育してきている。
特にキュウリの生育がよい。すでに一部の苗にひげが伸びてきている。
早速支柱を立ててやった。
途中で支柱が不足してきたので、近所の菜園仲間と近くの山へ支柱用の竹取りに行った。以前から目をつけていた場所にいい感じの竹が自生し、支柱用に買えば2〜300円はする太さのものまであった。適当な長さに切り取り畑まで持ち帰った。
これで少々の風にも耐えうる支柱ができる。野菜よ!安心して大きくなってくれ!



5月11日(土)
天候:曇り

最近、天気の変化が激しい。梅雨のはしりだそうである。
8日の雨と昨日の雨でタマネギが急に大きくなってきた。例年5月の後半に収穫するのであるが、今年も同じ時期に収穫できそうである。
今年タマネギはどこの畑でも生育はよく、例年以上の収穫が見込まれそうだ。
しかし、これだけ大きくなると心配の種が増える。毎年この時期になると、夜中にこッそりと盗まれるのである。
今日聞いたところによると、ある人のエンドウが裏側だけ盗まれたそうである。毎年、心無い人のためにいやな思いをしている。いいかげんにして欲しいものである。
菜園仲間の植えているそら豆が食べごろになってきた。以前我が家でも植えていたがアブラムシの被害にあうので止めたが、上手に作られている。普通この豆は空を向いているが、大きくなり下を向いてくると食べごろだそうである。
ところで我が家ではダイコン、春菊、レタスが収穫時期になっている。早く収穫しないとこれらはトウが立ってすぐ食べられなくなる。やはり春は成長が早い。感心しかりである。


5月17日(日)
天候:晴

今年もさくらんぼがよく出来た。実の数の多い分小ぶりである。この写真は連休中に撮ったもので、現在では収穫完了である。
ニンジンもずいぶん大きくなってきた。これまでに3〜4回の間引きを行い、あと2週間ほどで最後の間引きを行う予定である。
このニンジンが秋には収穫でき、来春用のニンジンを播種し、1年間を通じてニンジンは買わなくても済む段取りである。
最近はよく雨が降る。梅雨のハシリだそうである。
まもなくタマネギの収穫の時期であるが、あまり雨が降ると乾燥しにくいので保存が悪くなる。出来るだけ乾燥させ、年末まではもたせたいものである。
来週、天気のよい日に収穫をやろう。
ところで春ダイコンがとう立ちの気配である。やはり温度が20度を越すと野菜のとう立ちが進むようである。

5月21日(火) 天候:晴

ナス キュウリ トマト インゲン(三度)豆

最近よく雨が降るため、夏野菜に水をやらないで済むのでその点、楽である。
定植してから約一ヶ月過ぎる。ずいぶん大きくなったもんだ。各夏野菜には一番花が咲き、結実してきている。夏野菜はこの一番花をどう大きくするかが、今後の収穫量に影響するのである。
この一番花が実にならないと、木ボケして、茎だけ立派になり、結実しないのである。
ところで今年もタマネギ泥棒にやられた菜園仲間がいる。
ここの畑は民家の近くにあるので、盗み難いのであるが、畦に大きな木があるとその陰で盗むようである。ある人は盗難防止の網をはっていたがそれを破られてもっていかれたようである。毎年のことなので同じ人だと思えるが止めて欲しいものである。
タマネギ盗人にやられたら困るので、各家では収穫が始まった。我が家ではもう少しおいておきたいので、周りにタマネギがなくなると、いよいよ我が家の番かと心配してしまう。



1999年家庭菜園作業日誌
2000年1〜3月家庭菜園作業日誌
2000年4〜5月家庭菜園作業日誌
2000年6月家庭菜園作業日誌
2000年7〜8月家庭菜園作業日誌
2000年9〜10月家庭菜園作業日誌
2000年11〜12月家庭菜園作業日誌
2001年1〜2月家庭菜園作業日誌
2001年3〜4月家庭菜園作業日誌
2001年5〜6月家庭菜園作業日誌
2001年10月〜11月家庭菜園作業日誌
2002年1〜2月家庭菜園作業日誌