ここでは、芹沢文学を愛する皆様による作品の読後感、芹沢文学との出会い、芹沢氏に関する思い出など、皆様と芹沢文学の触れ合いをお寄せ頂いています。芹沢文学はこころの文学。皆様方一人一人のこころの交流の場となれば幸いです(投稿は新着順です)。原稿募集中です。投稿フォームより、芹沢氏、芹沢文学との思い出をお送りください。

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[80] 「神の微笑」の感想     2010.11.23

やっと、『神の微笑』を読み終えました。次に頂いた本(「神の慈愛」)を読ませて頂きます。そして、もう一冊購入しました。
 感想なのですが、心地よい音楽を聴いているような、不思議な感覚です。人間くさい。優しい。言葉では表せない感覚です。
 晩年の作品を読み終えてから、他の作品も読ませて頂きたいと思います。

(東京都足立区 K様)


[79] 初めまして     2009.10.3

初めまして。Aと申します。
 私は若い頃人間の運命を読んでからずっと芹沢さんのファンで他にも色々と読ませていただきました。神のシリーズは一つしか読まないまま夫の国、豪州に家族で移住してしまいました。

 20冊ぐらいは文庫本で持ってきていますが、芹沢文学に触れていると幸せなのでメイルさせていただいています。

 芹沢さんとはお会いした事もありませんが何かしら不思議な縁があります。こちらでお知り合いになった方がなんと中野の近所の歯医者さんの奥様で芹沢さんを良くご存知だったり、同僚で帰国した男性の実家がなんと牛臥山だったりで驚いた事があります。

 神のシリーズを初めて読んだ頃はちょっと不思議な気がしたのですが今となっては芹沢さんの運命は全て神様の計らいだったと思っています。
 人間は本来木々や動物とコミュニケーションできる筈なのに何千年もの間その事を忘れていたんだと感じています。神様と感応できるレベルの魂の存在を強く信じています。

 仏陀やモーゼ、キリスト、伝えたかった事は全て同じ事、森羅万象の神様(エネルギー)だったのではないかと思っています。つまり芹沢さんも神様の存在を強く感じていた一人ではないかと思っています。芹沢さんの作品には全てにそのエッセンスが入っているので傍においてあるだけでも嬉しいくらいなのです(笑)

 私は宗教団体という組織になった天理教も、キリスト教も、仏教も疑問を感じていますが個人的に神様を強く信じており、日常の中の出来事や芹沢さんの作品の中に神を感じています。

 有難う御座いました。

(オーストラリア A様)


[78] 6月18日は文学記念日     2009.6.18

今から11年前の今日、私は初めて芹沢文学館を訪れました。当時私は沼津市に住んでいましたので、県外に住む友人を、私が、案内したつもりでした。でも実は、その友人こそが、私を芹沢文学に導いてくれたのでした。
 その日彼女が購入した『神の微笑』が、彼女のハートを揺り動かし、その波動に乗せられたように、芹沢光治良氏の作品を手に取った私でしたが、『人間の運命』に出会って、周囲の空気が一転しました。こんなにも夢中になって読んだ本は、いまだかつてありませんでした。
 それ以来、芹沢文学の読書会や文芸講座を主催するなど、芹沢文学が私のライフワークとなりました。先日、2サイクル目の読書会が終了しましたが、充実したこの11年間を振り返ると、しみじみ感謝の気持ちが沸いてきます。11年前の今日が全ての始まりであったことが感慨深く、彼女にお礼の電話をかけた私でした。

(静岡県伊豆市 サイトウヒロコ様)


[77] おたより・ご感想・ご質問     2009.4.30

はじめまして。
 ホームページを大変興味深く拝見いたしました。
 さっそくですが、芹沢氏に関連して、ご存知であれば教えていただきたく、また芹沢氏の著書の中で、関連する記述がありそうな著書があれば教えていただけないかと思い、メールを差し上げました。

 どのような内容かと申しますと、私の実家は静岡県の富士市のJR吉原駅周辺で、元吉原、鈴川と呼ばれる所にあるのですが、父親や高齢の親類によると、私の家から芹沢氏の親類に嫁に行った者がおり、芹沢氏の著作に登場しているらしいのです。また、これは本当かどうか分かりませんが、その人物は芹沢氏の叔母であった、しかし氏との相性が良くなかったようで、あまり好意的な描き方はされていない、という話も聞きました。

 また、参考になるかは分かりませんが、今では私も私の父親も普通にサラリーマンをしておりますが、私の実家はかつては地主で比較的裕福だったそうです。住んでいる場所はかなり昔から変わっていないはずです。父親や親類を信用しないわけではありませんが、父親も大学は出ているものの、あまり勉強を熱心にしたり、本を読んだりはしていない人間ですので、本人も直接読んで確認した訳ではないようです。

 該当すると思われる女性は本当に芹沢氏の小説に登場するのでしょうか。ご存知であれば是非教えていただけないでしょうか。また、自分で調べる労は惜しみませんので、そういった人物が登場する可能性がある著書がありましたら、それだけでも教えていただけないでしょうか。

 以上、突然のお願いで恐縮ですが、ご教授いただければ幸いです。
 それでは失礼いたします。

(東京都世田谷区 H様)


[76] 人間の運命     2009.3.23

大学生の頃、母から勧められ、一気に全14巻読みました。
 私の両親も、天理教の教会長の子供として生まれ、子供の頃から、両親の祖父母の家に行くと、まず神さまに手を叩いてから、ご挨拶というというのが自然に身に付いていました。
 両方の祖母から、天理教の話をよく聞かされて育ちましたが、中学生の頃からいろいろ分かってくるうちに、天理教に背を向けるようになっていました。
 芹沢氏の「人間の運命」は、最初は、氏の両親の生き方が祖父母のそれと重なる部分があって、一気に感情移入して読み出しました。友人や支援者など次郎を取り巻く人間関係も豊かで、特に養父となった田部と次郎の友愛関係が衝撃的な不思議さで、ずっと印象で残りました。また、財閥令嬢の節子さんとの格差結婚が次第にしっくりいって、それなりに良い夫婦になっていく過程に、忍耐や苦労を通して絆を深めていく夫婦の在り方がリアルに感じられました。
 そして、天理教に対しては、それまで抱いていた批判に明確な根拠を与えられたように思い、ずっと背を向け続けています。
 あれから、30年経ち、あらためて読んでいますが、多様な人間関係はもちろんのこと、明治、大正、昭和の激動の時代を理性的で合理的な判断力をもちながら誠実に生きる次郎の人間力に惹かれました。さらに、大きな時代のうねりが、人間の生活や生き方、考え方をその抵抗しがたい力で望まぬ方向へ動かしていくことがよくわかりました。歴史を学ぶ教養小説ともいえるかもしれません。
 あと少しで読み終わります。
 今回は、背景となった時代やモデルとなった登場人物を確認しながら読んでいますので時間がかかりましたが、芹沢氏のひととなりもよくわかりましたので、是非晩年の作品も読んでみようと思っています。

(岡山市 まみ様)


[75] お誕生日に     2008.5.4

  今日は5月4日、芹沢光治良氏がお元気でしたら112歳のお誕生日でした。
 実相の世界に旅立たれて15年目、あちらの世界で皆様にお誕生日のお祝いをしていただいたかもしれませんね。
 私は1998年に『人間の運命』という本に出会い、魅せられて10年目。この10年間は、芹沢文学と共に歩いてきたような年月でした。
 この間に義母や両親との永遠の別れも体験しましたが、死というものを自然な気持ちで受け入れることが出来たのは、芹沢文学のおかげだと思っています。
 『人間の運命』は、歴史小説であり、生きた哲学でもあります。通して3回読みましたが、その度に様々な教えを受けました。こんなにすごい本は、一人でも多くの人に読んで欲しいと思い、いろいろな方に宣伝していますが、最近仙台で知り合った方が読んで感動し、その方から知人にというように、次々に回し読みされています。
 仙台市のメディアテークという大きな図書館には、『神の慈愛』のたった1冊しか置かれていませんが、読者が増えることによって、これからの仙台市にも変化が訪れるかもしれません。そうなることを願って、今の私に出来ることをしていきたいと思っています。

(伊豆市 斎藤博子様)


[74] 初めまして     2007.11.23

  管理人様、先日は「人間の運命3」の本をお送りくださいましてまことにありがとうございました。
 既に管理人様にはメールで書き込みさせていただきましたが、私も我入道で生まれ結婚するまで住んでいました。私の亡き祖父と父も我入道の教会で天理教を信仰していて漁師であったので芹沢氏の話はよく耳にしていましたが、私は天理教嫌いで無信仰でまったくといっていい位、芹沢氏についても無関心でしたが、今年になって、父の年祭の時に信者さんから話を聞いたり、ネットサーフィン検索していて、初めてこのホームページを知りました。見ているうちに、今まで関心もなかったのに、芹沢氏のことがもっと知りたくなりました。そして、恥ずかしい限りですが30代後半にもなって、先日初めて芹沢文学館に入りました・・・。今まで目にも止めず素通りしていた文学館でしたが、文学館の館長さんと芹沢氏の話しを聞かせていただいて、ビデオも見させていただきました。
 それからは、このホームページで紹介されている本を読んでいます。神の微笑、慈愛、そして今は人間の運命 1を読んでいます。正直言って、芹沢氏の生い立ち、幼少時代、天理に対する気持ち等々、自分も似ているなぁと感じてしまって、切ないというか複雑な心境です。神シリーズを読んで、天理教に対して考え方がかわっていくのか・・・人間の運命は全巻読むつもりです。
 下手くそな文章ですみませんでした。

(静岡県富士市 まりん様)


[73] 雲の上で芹沢先生を想う     2007.8.25

 今年のお盆に田舎(高知)に帰るJALの機内で、芹沢先生に触れるエッセイに出会いました。
座席の前の雑誌「スカイワード」2007年8月号「町の風 街の香り」(137P)のエッセイ「文豪の人生を変えたスイスの自然『レザン』」(Text=Emiko Sato)を発見しました。

(内容)
 近年、著書が復刊されるなど、にわかに再評価の気運が高まっている明治生まれの小説家、芹沢光治良。前途洋々たるエリートの道を約束された彼が、周囲の反対を押し切って小説家への転進を決めたのは、ソルボンヌ大学に留学中、ここレザンのサナトリウムで過ごした日々だったという。
(中略)
 芹沢は、自伝的小説の中で書いている(作中の地名はレザンではない)。
「しかし見給え、スイスの国境の山並みが、かすかに見えるだろ。その上に、雪をかぶったアルプスも・・・・しかもこんな低い丘で、見る限りの平原の上に、こんなにも広大な空が仰げるなんて、有難いことだ。」(神の微笑 新潮社)
(中略)
 スイスの圧倒的な自然は、人を謙虚にし、自分自身と対話させる。若き日の芹沢が、ルソーが得たものは何であったのか。美しいだけでは終わらないスイスの奥深い魅力が教えてくれる。
(以上)

 このエッセイを読んで、10年前に、芹沢光治良愛好会の仲間と行った、作品『ブルジョワ」の舞台であるスイスの「コー」を思い出した。スイスを舞台とした芹沢作品の「孤絶」も読み直したくなりました。

 この田舎に帰る旅がすばらしい旅になる予感をさせるエッセイでした。

(神奈川県横浜市 池田三省様)


[72] ご存知ですか?     2007.7.7

 初めてメールいたします。
この 7月に 「天翔ける 日本武尊」上下 神渡良平著 が 出版されました。

 ご本の 巻頭に 文学はもの言わぬ神の意思に言葉を与えることである。芹沢光治良
とありました。

 感動しながら、読み始めましたが、素晴らしいご本です。
 さすが、芹沢先生を 尊敬されていらっしゃる 作家です。
 芹沢先生も 天国から 拍手をおくっていらっしゃるのでは。。と思い、メールいたしました。

(東京都東村山市 大野 和子様)


[71] レーザンです     2007.2.9

レーザンで芹沢光治良先生は、療養しました。
このHPでも写真を見る事が出来ます。http://www.hi-ho.ne.jp/kstudio/kojiro/leysin.htm

 フリー百科事典ウィキペディアでは
「レザン(Leysin)は、スイスのヴォー州(Vaud)にある人口2000人ほどの村。
 スノーボードのヨーロッパ選手権などが毎年開催されるスキーリゾート地として世界に知られる。また、名門校として知られるレザンアメリカンスクール(Leysin American School)や、文部科学省の在外教育施設として認可を受けているスイス公文学園高等部、シラー国際大学などがあり、各国からの留学生が集まる町である。

 第2次大戦の際に連合軍、枢軸軍両方の負傷兵が療養した村としても知られている。

 作家、芹沢光治良は、このレザンのサナトリウムで療養したといわれている。」

(千葉県市川市 豊田様)

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