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Xtc850 ボトムブラケット整備


BB without Bearing

ボトムブラケットは、細かいねじ山があるので、きれいに掃除
しておきます。

Botom Bearing Used

ボトムベアリング。
手で回しても、ごりごりした感じはなかったですが、
新品よりも回転の抵抗を感じました。

Hub Grease Up

新品のボトムベアリング。グリスがたっぷり付いてます。

本体ネジ部の逆側には、車体へ固定するためのネジ
(キャップ)があるのですが、見当たらず、元の部品
を組み合わせて組み立て。

箱を処分のため分解したら出てきました。ちゃんと
見ないとダメだな。

ねじ山にグリスを塗布して、取り付けます。

ボトムブラケットの分解整備(交換)

時折、異音を発生していたXtc850純正のボトムブラケット。負荷のかかるペダリングをすると、ゴリゴリする感じでしたので、いよいよ寿命と思い、シマノ BB-UN55 を購入して入れ替えることにしました。

Xtcも新品購入から少なくとも8,000kmくらいは走っているハズなので、いい機会です。でもそんなにお金も掛けたくないので、純正と同じスクエアテーパーという最も安いBBにしました。ここを変更しようとすると、クランクやら大物をかなり買い換えないといけないのです。ホイールもそうだったけれども、シマノ製になるだけで、だいぶ違うだろうということで。



用意するもの

     
  • コッタレスクランク抜き工具(STRAIGHT 22-702)
  • カートリッジBBツール(STRAIGHT 22-701)
  • ボトムブラケット(Shimano BB-UN55)
  • モンキーレンチ
  • ケミカル類(グリス、パーツクリーナー)

ボトムブラケット本体については、本体に切られたねじ山と、反対側にはめるキャップのネジとで、車体へ固定するのですが、樹脂性のキャップのものがあるので、耐久性の点から、金属製のものを選んだ方が良いでしょう。

あと、規格として本体の幅が決まっているので、車体を計測してから購入しましょう。今回は標準装着品が刻印から113.5mmで、入れ替えたシマノ製が 113mm 表記でしたが、問題ありませんでした。



初心者にとって、特殊工具が必要なため、敷居が高いですが、一度そろえれば何度も使えますし、高級な自転車でなければ、特殊工具といいつつも意外と共用できます。管理人はお安くあげるためにシマノの互換工具を出している、ツールカンパニーストレートの製品を使用しました。



実作業

<分解>

まず、BBの軸からコッタレスクランク抜きを使って、クランクを外します。固着していることも多いと思うので、ラスペネ等、浸透潤滑剤をあらかじめ塗って、抜け易くしておきましょう。

クランクが取れたら、ベアリング本体を抜きます。カートリッジBBツールを使い、緩めて外します。この工具は、外側にスパナ(モンキー)を掛けるだけのものもありますが、ツールカンパニーストレートの製品はソケットとして使えるので、工具や部品を損傷する危険が少ないです。安いしお勧め。

ベアリングを抜き取ったら、ねじ山をきれいに掃除して、グリスを薄く塗布しておきます。あとは新品のベアリングを装着するだけです。スクエア軸の場合は、クランクを180度にセットするのは気を使わなくても大丈夫なので、サクサク進めましょう。




作業結果

もともと異音がしていたとはいえ、普通に乗れていたものなので、あまり変化はありませんでした。管理人が鈍いというのもありますが...。

しかし、回転部分はとても大事なので、ちょっとだけグレードアップも図れたのでよしとします。また長い間、安心して使用できます。

(2012.8)



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