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フロントフォークのチタンコーティング加工

CBR600F Front Fork
コーティング後のフォーク。フルカウル車だと目立たず、意識してみないとわかりません。
CBR600F Front Fork After Ion Plating
加工後のフォークインナー。全体も研磨され、光沢はノーマルと段違いです。

鞄圏m硬化に依頼して、インナーチューブのイオンプレーティング加工をしてみました。いわゆるチタンコーティングというやつです。フォークを分解しインナー単体にして送れば、個人からも受け付けてくれます。これでワークスチーム並みの動きのフォーク.....は無理にしても、最新型には(気分的に)負けないフォークになりました。

で、送り返されてきたインナーは写真(下)のような感じ。シール類と擦れない所は、コーティングしてありません。ただ、全体を磨き上げてあるらしく、写真で見るより映り込みがすばらしく良くなっていました。分解したフォークを組んでいるところまでは、多少、すべりがいいかな?位でしたが、実際に走らせてみると、すごく動きが良くなっている感じです。

普段通る道で、80kmくらいで「ゴン」という衝撃の来る荒れた路面があるのですが、コーティング後はあまり凹凸を意識しないでいられる様になりました。凹凸があるのはわかるのですが、不快な乱れ、衝撃ががほとんどありません。こんなに自分でも感じ取れるくらいに変わるとは全く思っていなかったので、想像以上の変化です。はっきりいって乗りやすさが段違い。

オーバーホールに伴うオイル入れ替えと、プラシーボを差し引いても、かなりの差があります。管理人にはそれを活かせる腕はないにしても、少なくとも乗り心地は断然アップしているので、普段使いのVTにも、加工したくなってしまいました。問題はコストです。一本あたり¥22,000(2008.9現在)。 しかし管理人にとっては、値段分だけの価値はありました。

エンジンはパワーアップしても使う場所がかなり限られます。でもサスペンションのグレードアップは走っている間中、ずっとその恩恵に与れます。ショップを通すと結構な金額になってしまいますが、フォークを分解できる環境にある人は、是非やるべきと断言します。そのくらい大きな変化です。新型が好きって方は...お乗り換えください(^^)。

まぁ冗談抜きに、高級車と普及車の大きな違いは、サスペンションに金がかかっているかどうかがメインになるようなので、カスタマイズとしては王道かと。とにかくお勧めです。

(2009. 2)