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ワイヤーへの注油

Wire Adjuster
注油のために、ワイヤーを緩めます。

Wire
ワイヤー先端に穴をあけた指サックを入れ、結束
バンドで締めつけます。ワイヤーアウターの金属
部分で締めると、意外と漏れません。
右はカウルのビス。

CBR600Fのワイヤー類への注油です。
ここではクラッチケーブルを取り上げますが、アクセルワイヤー、スロットルグリップへの注油を行うと、 馬力が上がったかのような錯覚を受けるほど、調子がよく感じます。

メンテナンス初歩、ワイヤー注油です。
ワイヤー類は定期的な注油が必要です。ざらついた感触が、スパッと切れるようになると乗りやすさが(疲れ方も)違ってきます。 アクセルワイヤーも同様に注油します。管理人はクラッチワイヤーとアクセルワイヤー、スロットルグリップにはフォーク(サスペンション) オイルを使用しています。フォークオイルは粘度がエンジンオイルより柔らかいので浸透しやすく、わりとワイヤー表面には留まってくれます。 あまりごみを呼ばないのも良い所です。また、レバー支点のボルトも外して、忘れずグリスアップ。 クラッチ側は使用頻度が高くかじりやすいので、管理人はモリブデングリスをよく使います。

作業手順

カウル付きの車種の場合は、まずワイヤーアジャスターのある側(通常右側)のカウルを取り外します。 次にスパナを使ってロックナット(左)を固定し、アジャスターナット(右)を緩めます。最大に緩めたほうが良いです(写真右上)。 その後、クラッチレバーを握り、ワイヤーを引っ張りつつレバーを放すと、ワイヤーを楽に外せます。レバーを外してしまうならもっと楽。

注油はワイヤーインジェクタなどの専用工具もありますが、管理人は指サック(ダイソーで5個入り \100) と結束バンドを使用します。 指サックの指先側に穴を開け、ワイヤーを通してから結束バンドで締め付けます。これだとビニール袋を使うのと違って再使用出来る上、 ワイヤーのアウター金属部分で締めると油は漏れません。オイルを入れて暫く置いておきます(写真下左)。

CBR向けに注意点を。カウル下部のフロントインナーカウルとサイドカウル連結のプラスビスは、注意してねじ込みましょう(写真下右)。 入りづらいからといって力任せに押し込もうとすると、サイドカウル側にセットされている雌ねじ部品が、外れてしまいます(数回実績あり 泣)。 外周がゴムでできており、はめ込んであるだけだからです。この雌ねじ部品はカウルを外さないと、再セットできません。 ビスは、ゆっくりと優しくねじ込むようにしましょう。