サーモスタット外周に装着されたパッキンを交換します。
用意するもの
- サーモスタットパッキン (19305-KV3-010) 1個
- 対応するレンチ、ドライバ、ラジオペンチ、その他工具
- 真鍮ブラシ(クーラント結晶落し)
600Fではここから結構冷却水漏れの実績があるようで、ひどい場合はクランクケース全体に垂れ流しになるほど漏れるようですが、管理人の場合、冷却ホースを伝って多少垂れる程度で、負荷を掛けずに使っていたところ漏れが止まったため、しばらく放置しておりました。
しかしカムチェーンテンショナの交換をすることになったため、キャブを外すついでに、ひとまとめに作業しました。
作業内容
まず、エアクリボックス、キャブと順に外していきます。
ちょうどキャブ直下にサーモスタットケースがあり、ボルト2本外して蓋を取ると、サーモスタット本体が取り出せます。
パッキンは完全に潰れ、周囲に冷却水の結晶がこびりついていました。これでよく気密を保っていたものです。
サーモスタット本体は、下部にゴムの栓がありますが、そこにも少し劣化を感じました。しかし今回サーモスタットは新品を用意していなかったため、パッキンだけを交換して再使用します。
なおこのパッキンがはまるサーモスタットケースの溝にも、冷却水の結晶がこびりついていたので、真鍮ブラシなどで削り落としました。
また装着の際にパッキンがよじれないよう、冷却水で濡らしてパッキンを押し込みます。
サーモスタットケースの蓋はホースが接続されていて余計な力が加わるので、強く押さえつつボルトを締めこみました。