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サーモスタット・パッキン交換

CBR600Fの冷却水漏れ対応です。

HONDA CBR600F Thermostat Case

サーモスタットケースです。
結晶化した冷却水漏れの跡が、周囲にもあります。

HONDA CBR600F Thermostat Used

サーモスタット本体。パッキンに結晶化した冷却水が
こびりついているので、これを新品に交換します。

HONDA CBR600F Thermostat

サーモスタットは楕円形。車体後ろ側に、空気抜き
穴がある方を向け装着。

HONDA CBR600F Thermostat Rubber Seal

パッキンの使用前・使用後比較。
新品だとかなり厚みがあるのが、完全に潰れています。

サーモスタット外周に装着されたパッキンを交換します。


用意するもの

  • サーモスタットパッキン (19305-KV3-010) 1個
  • 対応するレンチ、ドライバ、ラジオペンチ、その他工具
  • 真鍮ブラシ(クーラント結晶落し)

600Fではここから結構冷却水漏れの実績があるようで、ひどい場合はクランクケース全体に垂れ流しになるほど漏れるようですが、管理人の場合、冷却ホースを伝って多少垂れる程度で、負荷を掛けずに使っていたところ漏れが止まったため、しばらく放置しておりました。

しかしカムチェーンテンショナの交換をすることになったため、キャブを外すついでに、ひとまとめに作業しました。



作業内容

まず、エアクリボックス、キャブと順に外していきます。

ちょうどキャブ直下にサーモスタットケースがあり、ボルト2本外して蓋を取ると、サーモスタット本体が取り出せます。

パッキンは完全に潰れ、周囲に冷却水の結晶がこびりついていました。これでよく気密を保っていたものです。

サーモスタット本体は、下部にゴムの栓がありますが、そこにも少し劣化を感じました。しかし今回サーモスタットは新品を用意していなかったため、パッキンだけを交換して再使用します。

なおこのパッキンがはまるサーモスタットケースの溝にも、冷却水の結晶がこびりついていたので、真鍮ブラシなどで削り落としました。

また装着の際にパッキンがよじれないよう、冷却水で濡らしてパッキンを押し込みます。

サーモスタットケースの蓋はホースが接続されていて余計な力が加わるので、強く押さえつつボルトを締めこみました。



作業結果

性能差が感じられる部分ではないので特に感想はなし。ただ、冷却水漏れの恐れがなく、より一層安心できるのは、街のちょい乗りはともかくツーリングの時には差が大きいですね。


(2023.05)



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