Menu |
AZチェーンルブホームセンターでよく見かけるケミカルメーカー、エーゼットのモーターサイクル用チェーンルブ。極圧剤を配合した化学合成オイルで、昔行われていたエンジンオイルによる注油に比べ、圧倒的に飛び散りにくく高性能になっています。110ml入り約700円。 スプレー式ルブと異なり、チェーン一コマずつに注油します。リンクプレートのすき間を狙って一滴垂らし馴染ませた後、最後に余分をふき取ります。そのため容器の注し口もかなり長めになっていて、そのまま使いやすいように工夫されています。本体が小さいので携行もしやすく、キャップは六角錐になっていて、開け閉めしやすいところも好評価。 メンテサイクルはだいたい300km程度。その辺りからチェーンの動作音が気になりだしますから、他のルブより極端に短くはありません。単位当たりの価格はあまり安く感じませんが、スプレー式に比べ一回に使うのがほんの少しの注油量なので、かなり長持ち。コスパは最高です。
オイルタイプの利点として、無駄な汚れを呼び寄せにくい点があります。一度注油してしばらく走ってから、普段は布でチェーンをぬぐっておけば、真っ黒に汚れることもありません。また、余計な粘着性がほぼないため、スプロケットからのチェーン離れがよく、回転が軽いです。 弱点は、やはり若干飛び散りやすいこと。注油直後は、かなり丁寧に余分をふき取っても、ホイールなどには飛びます。初回に注油した際、Oリングにも少し浸透させたため、タイヤ外周(エッジ付近)に垂れました。これはその都度、注意するしかありません。 あとは雨で流れやすいところですが、ロングツーリングの雨中強行軍などでもない限り、雨の中を走った後には必ず注油するはずなので、こちらは管理人としては問題になりません。心配ならば、雨で走るときは強粘着性のこのMotulルブのようなものを併用するといいと思います。 (2014.12)
|