VT250 SPADA クランクケース内圧バルブ(日産純正品)

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クランクケース・内圧バルブ(日産純正部品)

NISSAN Back-Pressure Valve
日産純正部品です。車で大量に使用されるので、
値段はかなり安め。プラ製ですが強度は十分ありそう。

クランクケースの内圧を、エアクリーナー側へ強制的に排出するバルブ。というか逆流を防ぐワンウェイバルブなのに、市販品はかなり高価です。今回はこれまで装着していたKTM純正「BACK-PRESSURE VALVE」から 日産純正バルブ (品番:47478-03B00) に交換します。

装着すると、クランクケース内圧が下がってフリクションロスが減り、結果として燃費向上、振動低減や、エンジンブレーキを弱める効果があります。KTM純正ではそれなりに効果が体感できたので、より安価な日産純正でどうなるか。


スパーダの場合、クランクケース(エンジン) → ストレージタンク → エアクリーナケース という流れなので、最も良いのは、ホースがたわむ影響を受けにくい クランクケース・ストレージタンク間に装着することですが、車両本体のホースが固着して外れず、また装着後のバルブ清掃の手間などを考慮して、アクセスしやすいストレージタンク・エアクリーナケース間のホースに装着しました。

KTM純正は径がぴったりでそのまま付けられますが、日産純正は細いので対処が必要。今回は手持ちの薄いゴム片を巻き付けてホースにねじ込み、さらにタイラップで締め上げ固定しました。



作業結果

確かにエンジンブレーキは減り、値段が高いKTM純正と変わらない効果が感じられます。感覚的には完全にへたったチェーンを新品に換えたときくらい。毎日のように乗ったりする車体でなければ、判らない?という具合。燃費への影響もありません(満タン法計測)。

ノーマル状態でも、きちんとストレージタンク系の密閉が保たれていれば、ある程度のエンブレ減衰効果があるようです。中古車の場合、特にストレージタンクからのドレンチューブにあるはずの栓がしていないこともあるので、それを新車時と同様に戻すだけでも効果があると思います。古い車体は、チューブのヒビもあったりするので、きちんとチェックする必要があります。

乗っている人間に分かるほどショックが減るので、長期的な負担はかなり減るはず。エンブレやそれに伴うアクセルのドン付きを少しでも減らしたい方には、部品代の安さもあって費用対効果はかなり高いと思います。




エア抜きに必須。
シリンジ。
CPの良いホース。
デイトナ。
ホース交換時、
必須のパッキン。