前置き
自作したフォークガードが、ついに寿命を迎えたため、強度のある純正品から流用を考えました。
汎用の社外品はタイラップ留めのものしか見当たらないため、圧入タイプの純正品で、同じインナーチューブ径のものから流用できそうなものを探します。まずホンダは37mm径のものは既に絶滅しており、ちょっと調べた限りでは、フォークガードが装着されていたものも無いようです。
いろいろ確認していくと、ほぼ同径のヤマハDS250用フォークプロテクターがはまりそうな感じ。早速取り寄せて、オーバーホール時に装着してみました。
作業手順
手順というか、、、はめるだけです。が、かなりやりにくい。全周にわたってゴムハンマーで叩き込みましたが、片方を叩くとすぐに外れてしまい、均等にはめるのが難しかったです。一度はめると、プラスチックの輪が伸びるようで、取り外してもう一度はめる際は、もう少し楽です。あまり取り外すものでもないですが。
作業結果
装着後、写真のようになりました。使用していた自作品よりも小ぶりなため、プロテクション効果はどうかと不安でしたが、ばっちりです。雨天走行でも、プロテクターの範囲は濡れた痕跡はなく、距離を走ると、他にもいろいろ汚れが付着するものですが、シールに積もる汚れも明らかに少ない感じです。値段の安い小パーツですが、機能性パーツなうえ、見た目も意外に変わります。マルチリフレクターライトとあわせ、最新型ネイキッド風になりました。
インナーチューブのストローク部分の汚れが少なくなったためか、シールの耐久性も長くなります。管理人の使い方だと、装着前は約1万5千キロで、だいたいブレーキ側シールのオイル漏れが起き始めていましたが、装着後、同じ距離を走っても漏れる気配はありません。
なお、インナーに傷のない場合のオイル漏れは、主にシールに汚れが挟まって起きるようで、巷で言われている「耐水ペーパーを差し込んでシールを一周させると、漏れが直る(ことがある)」というのは、このごみが除かれるためだと思われます。
お勧めはしませんが、分解清掃すればシール再使用は出来ます。OH2〜3回に1回の交換くらいで良いかもしれません。現在、検証中。
(2009. 4)