1998.7.9
1967年の映画「若者たち」、69年の「若者はゆく」、70年の「若者の旗」、3本の映画があった
そうだ。当時のことはぼくは知らない。この主題歌は、高原教室などで歌ったことがある。「ああ、あれが
この映画だったのか」。
時代背景は多くの人が貧しかったとき。高度経済成長で中流に向かうとき。労働条件がきつく労働争議が
あちこちであったとき。弾圧がむきだしの暴力で対抗する闘争も体力的・精神的にきつかったとき。
1980年頃からか?どこもかしこもピカピカとツルツルと。ショ−ウインド−もビルも綺麗で、
影の部分が見えにくくなったのは。・・・影は今もある。社会科教科書の定番だった「産業の二重構造」
という言葉も誰かに消し去られた。トレンディドラマで、広いマンションに主人公が住んでいても、
木賃アパ−トは東京23区内にいくらもあり、人が住んでいる。
国の経済状態は変わっている。街が変わり、ひとが変わる。その中で変わらないものを拾い上げて、
課題としていく。財政独立・人格の独立、価値創造、自己実現、個(人)と個(人)のつながりのあるべき
もの、幸福衝動、生きる意味、機能社会と共同的社会。あなたは人生の目標を確かに持っていますか?
(追記)今回の再上映は、公開30周年と、製作者の7回忌を機会に、再び自主上映で行っている。
詳細は、映画「若者たち」三部作全国上映委員会(東京都港区六本木4−1−18ニュ−麻布ビル2階、
03−3470−8646FAX兼用)
「君のゆく道は果てしなく遠い、だのに何故、歯を食いしばり、君はゆくのか、そんなにしてまで。君の
あの人は今はもういない、だのに何故、何を探して、君はゆくのか、当ても無いのに。」
もともと、フジテレビの連続ドラマで、66〜67年に放映された。好評で映画化したのが、第1作。
自主上映が続き、順に生まれたのが、第2作、第3作。特に最初のは、テレビドラマで、多様な視聴者を
想定して、登場人物も、多様な人々の考え方を反映していて、そのどれが良いとは言っていない。
60年代の、反戦平和、戦後民主主義、互恵連帯、生命の尊さ、正義といった概念が、比較的多くの人に
共通認識として、受け入れられたとき。
「高額所得者の減税(最高税率の引下げ、累進性の緩和)、低所得者の増税(課税最低所得の引下げ)」
を、省略して「減税」と言っても、そのごまかしを、公の場で指摘できる政治勢力が無い。
なお、現時点で決まっている上映日程は、このWebサイトの「伝言板」に載せました。
アンダ−グラウンド『教育以前あいりん小中学校物語』
アンダ−グラウンド『離婚した女の目』
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