■ザンクト・ギルゲン
ザンクト・ギルゲンの街はザンクト・ヴォルフガングへ行くための通過点で特に観光する予定に入っていない街だった。ザルツブルクの駅前（バス停は駅を出て右手前方、市内バスのバス停があるところと反対側。全然目立ちません。駅のインフォメーションのお姉さんにバス停がどこかわかんないと訴えたけど、駅の前としか表現してくれず、すっごく困りました。）から50分（ATS60)ほどでザンクト・ギルゲンに着きます。夕方の雨でせっかくのザルツカンマーグートの景色が台無しです。時間が勿体ないので、夕方の移動にしたけど、ここは昼間に移動したほうがいいのかもしれません。船でザンクト・ヴォルフガングに行くためにさっそく船着場へ。でも最終の17：30は行ったところだった。ここに泊まろうかと思ったけど、翌朝の１便目は１０時をすぎる。仕方がないので、バスでザンクト・ヴォルフガングに行くことにする。しかし次は２０：１５発の最終便しかないじゃ〜ん。ザルツブルクの駅のインフォメーションのお姉さんは「Every hour!」って言ったのに・・・。このEvery hour表現には散々今まで騙されてきた。ここオーストリアのEvery hourは５時台までだということにようやく気付かされた。

仕方がないか、ここで夕食をとっておこう。でも開いているレストランがないよ。開いていたのは中華料理屋さん。中国人はよく働くよ。さて街並みですが家の壁には絵が描かれていてそれなりにかわいいです。

■ザンクト・ヴォルフガング
ザンクト・ギルゲンからザンクト・ヴォルフガングへ（ATS40）行くにはシュトローブル(Strobl）という街で乗り換えました。あたりはかなり暗くなってきました。ザンクト・ヴォルフガングの街はバスの終点だと思って乗っていたら、違っていた。バスを降りるときに、バスの運転手のお兄さんにオーストリア観光局からもらったホテルの切り抜きを見せてどこか聞こうとしたら、「それはかなり過ぎてるよ」と言われてしまった。ガーン！最終のバスなのに・・・。でもそのバスでもどってくれて、キオスクのおじさんにホテルの場所を聞いてくれて、ホテルの前で降ろしてくれた。やさしいお兄さんだった。でもそこで私の受難の一日は終わらない。

目的のホテルを訪ねると、「今はオフシーズンだからやっていない。」と言われてた。でも親切なそのホテルのおじさんは「１泊なら泊めて上げるよ」と言って泊めてくれた。「疲れているだろうから、ゆっくりやすみなさい。」と言ってくれた。親切なおじさんだった。「ところで何しに来たの？」とおじさんに尋ねられ、シャフベルク登山鉄道に乗りに来たことを伝えると、「あれはまだやってない。５月６日くらいからだ。昨日も途中までしか動かなかった。」と言われてしまった。オーストリア観光局では４月２９日からの運行との返事もらったのに・・・・・。

さて、翌朝かなり早く目覚めてしまったので、街の探索とシャフベルク登山鉄道が運行しているかどうか調べに行きました。どうやら運行しているようだ。しかし、霧で10m先が真っ白で見えない。これが時間が経つ毎にひどくなってきた。天気が心配なので、テレビの天気予報をつけたが、 リモコンのボタンはお天気番組を３チャンネルも占領していた。

朝１番のシャフベルク登山鉄道には日本人団体客が大勢いた。登山鉄道はゴトゴトと動き出したが、なかなか霧は晴れない。下界は真っ白（写真左下）。鉄道は雪のため、やはり途中までSchafbergalpe（ATS200 カード支払可 1,475円）までしか動かなかった。ここからの眺めも少しもやがかかっていたので、それほど感動しなかった。歩いて頂上を目指している人がいたので、私も30分ほどがんばってみるが、かなり大変なので途中で引き返した。上の方に行くと線路沿いにはまだ雪があった。帰りは晴れてきて、かなり眺めもよくなった。（写真右下）

※ザンクト・ヴォルフガングの街の中心はザンクト・ギルゲンまたはバート・イシュルから行く場合、長いトンネルを出たところが、バス停（St.Wolfgang Markt)なので、トンネルの中に入ったら、”次降ります”ボタンを押しておこう。その次のバス停がSt.Wolfgang Schafbergbahnhofつまり、シャフベルク登山鉄道の駅前となっています。オーストリア観光局で問い合わせた通りコインロッカーは無いです。ザンクト・ヴォルフガングに泊まるんじゃなくて、バート・イシュルまでいっきに行って、バート・イシュルから来たほうが荷物のことを考えるといいかも。バスの乗り換えもないし・・・・。それにバート・イシュルにはザルツカンマーグート専門のインフォメーションもある。