ハルシュタット


バート・イシュルからハルシュタット行の切符(ATS38)を国鉄の駅で買う。国鉄の駅で切符を買ったのにバスに乗るように言われる。なぜ???と思いながらバスに乗り込む。切符の券札もない。バスで10分ほどすると、Bad Goisern Jodschwefelbadという駅に着き、みんないっせいにバスを降り出し、電車に乗り込んだ。こういうことなのか!!それから電車で25分ほどでHallstatt駅に着く。列車を降りれば、船の操縦士さんと係員の人について行って、船着場に降りていけばすぐに船(ATS25)は出るが、対岸の風景を見ればほんと世界遺産の世界だ。ハルシュタットへ行くには、やはりこのルートがベスト。感動的だった。

ハルシュタットは有史以前から人が住み、高度な文明が存在した。それを支えたのはこの近くで採れる岩塩だった。

ハルシュタット塩坑
世界最古の塩坑で、現在も操業中という塩坑らしい。ケーブルカー(往復ATS105)に乗り、山上へあがり、そこから歩いて15分ほどで、塩坑のチケット売り場に着く。混んでいるわけでもないのに45分待ち。人が少なければ少ないで、また待ち時間が長くなる。さて、ここの見学であるが、まず作業着に着替えるところから始まる。ジーパンの上から作業ズボンを履き、Tシャツの上からシャツを着た。寒くなることを予想して、ちゃんとセーターを着ている人もいたが、作業着のシャツを羽織れば寒さはしのげた。荷物はここで預かってくれる。

さて、塩坑の入口に行くと、トロッコ列車に乗り塩坑のトンネルを進んでいく。トンネルの壁は塩の結晶が付いているせいかキラキラ光っている。私たちのグループは8人くらい。今回もドイツ語だけの案内。わたし以外ドイツ語圏の人ばかりだった。オフシーズンに行くと全く損だわ。内部には、作業している男の人の模型や岩塩のかたまりなどがあった。木製の滑り台があり、そこをすべり降り、さらに下に進む。これを前にテレビで見てやってみたかったんだけど、ぜんぜん怖くなく、しょうもなかった。ビデオルームではなぜ塩がここに存在しているのか、また塩をどうやって取り出すかといった説明が5カ国語くらいで案内があった。見学者は結構年配の人ばっかりだったので、質問の内容もすごい真面目。ドイツ語がわかんないけど、想像がつく。それにガイドの兄ちゃんが笑いをとってくれないので(←関西人の悲しい性なのか、笑いが欲しい)ほんとしんみりした社会見学になってしまった。わたしにはあまり面白いツアーと言えなかった。所要時間約70分。

バート・イシュルへ帰る最終のバスは出たところで、また帰りと同じ方法で帰ろうと思って乗った渡し船は最終だった。船のおっちゃんは「Every hour!」って言ったくせに・・・・。列車の中で、地元のご婦人とお話したが、どうやらハルシュタットは塩坑より、カトリック教会にある納骨堂のほうが有名らしい。




AUSTRIATop INNSBRUCK/HALL IN TIROLALPBACH/RATTENBERG/KUFSTEIN
SALZBURGST.GILGEN/ST.WOLFGANGBAD ISCHL
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