泊まっているホテルの２ブロックほど先にある、フロリダ通りは、歩行者天国となっており、観光客が多く行き来していました。心斎橋筋？みたいな感じです。土産物屋もあり、大道芸なんかもやっていたりしました。しかし、１つ脇道に入ると、ゴミをあさっている集団がいました。何をされるわけではないけど、アルゼンチンの一面を見た感じがしました。

ブエノスアイレスの町には、チェーン店のカフェが結構あり、軽食も取れるところもあるので、旅行者も休息を取りやすい感じでした。私が持っていったガイドブック「地球の歩き方」には、カフェ情報があまりなかったけど、老舗のカフェもあるみたいなので、そんなところも掲載して欲しかったですね。

■エビータ博物館
マリア・エヴァ･ドゥアルテ・デ・ペロン（1919〜1952）、エビータの愛称で親しまれた彼女は、女優から大統領夫人となり、その生涯がミュージカルにもなりました。地下鉄プラザ･イタリア駅の近くで、エビータ博物館の場所を聞いたら、みんな他の人に聞いてくれて、あまり知っている人はいない様子だった。サッカーを知らない私にとっては、アルゼンチン人で知っている人は、この人しかいないのに・・・。地元民には有名じゃないのかしら？　博物館は静かな住宅街の中にありました。かつて、エバ・ペロン財団が福祉施設として使っていたもので、その中で仕事をしているエバの写真もあった。その他、彼女が着ていた服や、靴などが展示されていた。地下鉄代1.1ARS。入場料12ARS。

■ボカ地区
ホテルのフロントにボカ地区にバスで行く方法を聞いたら、「鞄はちゃんと前に持って、押さえて行きなさい」とアドバイスを受けました。やっぱり危ないんだー。ホテル近くのバス停から152番のバス（20分ほど）に乗り、ボカ地区に行きました。バス代0.9アルゼンチンペソ（約25円）は安いですね。ここはブエノスアイレスの中でも、特に行きたかったところ、カラフルなペンキを縫った家屋が並んでいるカミニートがかわいかった。オープンカフェでは、タンゴを踊っていて、ここで食事しながら、タンゴを見るのも悪くないですね。このメインのところから外れなければ、危なくなさそうでした。

■アルゼンチン・タンゴ
タンゴ･ショーは最終日の夜に行きました。ウシュアイアからブエノスアイレスに戻ってきて、ホテルのチェック･インの際に、フロントに「タンゴを見たいんだけど〜」と申し出ると、「どこのタンゴ？」と聞かれ、ガイドブックの「Esquina Carlos Gardel」を指した。電話をかけてくれて、予約が完了した。送迎もしてくれるとのこと。予約しなきゃ、と旅をしている間、気になっていたのに、あっさり予約できた。食事付で350アルゼンチンペソ（ショー245ARS＋食事105ARS）だった。2008〜09年の地球の歩き方では250ペソだったので、かなり値上がりしていた。

8時すぎにマイクロバスがホテルにピックアップに来てくれた。そして、いろんなホテルをまわり、9時にお店に到着した。お店の横には数台のバスが止まっていた。観光客がいっせいに大挙しているようだ。そして、席に案内された。会場は300〜400席くらいかなあ。端っこながら、１番前の席！！ラッキー。お洒落な格好の人もいますが、ジーンズの人もいて、服装はあまり気にしなくてもいいみたいでした。席に着くと、さっそくメニューを渡され、注文をしないといけないのですが、めちゃくちゃ急かされました。メインを選んでいるときに、もう前菜がきました。味はまあまあです。Ｍちゃんはお肉を頼んだけど、今回の旅行で一番美味しかったんではないかな。10時30分にショーが開始しました。10人くらいの編成による生演奏があり、 最初は昔のドレスを着た、ドラマ仕立てのショーで、タンゴを見たいのに〜と思っていたけど、しばらくすると、私が見たかったオーソドックスなタンゴが始まった。間に歌があり、まさしくショーだった。完成されたショーって感じでした。私はどっちかというと、こじんまりした店で、バンドネオンが響く中でのタンゴを見たかったけど、観光客向けなのかもしれないがこんなショーも悪くないと思った。12時過ぎにショーが終わり、12時30分近くにホテルに着いた。
＊タンゴが見れるレストラン・バーのことをタンゲーリア（Tangueria）という。