『カンマを伴う分詞句について』(野島明 著)
第七章 開かれた世界から

第6節 何が曖昧なのか

その七 「相[aspect]」の曖昧さ


〔注7−77〕

[a] 上記の諸例から分かるように、非定動詞節[nonfinite clauses]及び無動詞節[verbless clauses]においては、時制、相[aspect]、そして法もまた、文の脈絡[sentential context]をもとにした類推が行われる。
(CGEL, 15.58[Note])
(非定動詞節については[1−1], [2−17], [3−3], [6−6], [6−29], 無動詞節については[2−20], [5−12], [6−28],参照])
   以下は「上記の諸例」の一つ。他の例は[2−8]参照。
To climb the rock face, we had to take various precautions. ['So that we could climb …..']
〈その岩壁を登るには、様々な用心が必要だった。〉(CGEL, 15.58)
   相については更に[7−74]参照。

(〔注7−77〕 了)

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