一番厄介なオービスはコレでしょう。通常のオービスは道路上に設置されいわゆる固定式
であるために場所は固定化されているし、事前の警告看板も地区によって大小の差はあっても、ちゃんとした設置方法で見やすく判断がつくが、移動オービスの場合はいつどこで出没するかわからない(といってもある程度場所は固定化されるが)上、事前警告看板は一応いろんな方法で「速度取り締まり中」などといった適当?な看板が設置してあ
りますが、その看板は小さくしかも電柱や標識のポールに簡単に設置してあるだけということも多く、特に夜間では事前に確認するのが非常に困難で す。
ずばり決定的な対策はありません。もちろん普段走リなれた場所ならある程度雰囲気で察しがつくかもしれないが、全く知らない町で移動オービスに遭遇したら?一口に移動オービスといってもその測定方法はレーダ式(常時電波発射型とステルス型)と光電管式まで様々ではあ
ります。常時電波発射型レーダならねずみ撮り同様にレーダ探知機で回避できる確率はかなり高い。ましてネズミ捕りではなくオービスであるから設定速度も赤キップ対象
からとなっています。
一方ステルスの場合、運良く自分の前に走行している車両があれば最近のレーダ探知機ならステルス警告を発信してくれるからいいけど、自分が先頭であった場合やそうでないくても測定方法が光電管だったら。。。そう考えるとかなり危険で
すね。
では決定的な対策はなくてもできるだけの事前対策としては何があるか?かなり難しいですが、普段見慣れた町であれば、その怪しい地域は常に警戒する。あまりにも単純だがこれは重要で
す。次にあまり知らない町ではどうすべきか?移動オービスは神出鬼没であるものの、どの場所でも当たり構わず設置できるわけはありません。ある一定条件が整わない限り設置は困難
だからです。その条件として以下のが考えられる。
「交通の妨げにならない環境下(ゼブラゾーンなど)で長時間ワンボックスカーを設置でき、しかも後部から道路を一面見渡せる場所があって、かつ速度超過をしやすい道路であること。」
この条件が満たされない限り移動オービスが設置されることはありません。単純ですが道路の環境からして怪しい雰囲気を感じる区間もあれば陸橋など路肩がほとんどない区間など移動オービスが設置は考えられない状況など様々なシチュエーションがあるはずです。普段から普通のネズミ捕り対策もそう
ですが「怪しい雰囲気を察知する」という実にあいまいなテーマではありますが、そんな雰囲気を感じ取る神経も速度を出して走行する者として常に意識
して走行するべきだと考えています。また光電管の場合は測定方法の特徴から中央分離帯(又は上下車線に反射鏡設置が可能な場所)があり、側道に赤いパイロンが3m間隔で設置してその先に白いワンボックス(キャラバンないしハイエース)が目印となる。 |