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オービス解説(2)
オービスの種類は?
自動速度取締り機(通称オービス)は全国各地に設置され着実に増えつつあ ります。この増えつづけるオービスは時代とともに進化しその見かけも様変わりしている。ここではこれらのオービスの種類と正確に見極め、そしてその対策のひとつとしてお役立て願いたいと思います。

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オービスの基礎知識
  オービスとは、規定の速度制限道路上にて大幅に超過して走行する車両に対し、無人で該当車両の速度測定とその車のナンバーブレート及び運転者の顔を鮮明に撮影する装置のこと いいます。そのオービスには様々な種類が存在しており、それぞれの種別に関して解説していきます。特に初心者の場合はオービスの存在や知識もなく速度を出し検挙される事例が非常に目立っている のが実態です。とにかくオービスというものは知識さえ習得さえしてしまえば、事前回避は最も容易な取り締まり方法なのです。
 
その回避が容易であるという最も大きなリ理由は、オービスが設置してある路線では必ず写真のような「警告を示す看板」がオービス設置箇所の事前に設置してあります。おそらくこのページを読んでいる人の大半がオービスに撮影されてしまった後あわてて見る人が多いと思われますが、この事前看板(地域によって大きさや表現方法が異なる)さえチェックして走行してお けば、オービスの餌食になるようなことは100%ありません 自動速度取り締まり警告看板

特に普段から速度を出して走行する人は道路上の看板を全部チェックできる程度の余裕をもって運転してもらいたいし、看板を見る余裕もないドライバーは結果として事前看板を見落としてオービスに撮影されてしまうことにな りがちです。後になっていかなる理由(オービスに気づかなかったなど)をつけようがそんな人ははじめから速度を出す資格はないし、事前看板にさえ気づかないようなレベルの人が大幅な速度超過で走行するのはマジで危険 だと考えています。

オービスのことについてよくわからない人はこの事前警告看板のチェックと、これから解説するオービスの種類をいち早く理解すること。理解さえしてしまえば二度とオービスに記念撮影なんてことはなくな ります。オービスに撮影された。。。こんな恥ずかしい失敗を繰り返さないでほしい。

(注)ここで書いているオービスとは固定式オービス(レーダ式、ループ式、Hシステム、LHシステム)に限定した内容であり、事前看板が適当でどこで出没するかあいまいな移動オービスは除きます。


レーダ式
  道路上のアーチ上に測定用アンテナが設置してあり、 そこから10.525GHzの周波数(Xバンド)の電波を使って測定する(詳しくはオービス解説(2)を参照)。 そこから発射される電波は継続性があってかなり強いため市販のレーダ探知機でも強力に反応する。もちろん予め予告看板も存在するので対策は容易。レーダ探知機の反応距離もかなり遠方から反応 する。事前看板のチェックはもちろんレーダ探知機と平行設置してあれば、はじめての土地でも撮影の餌食になるようなことはありません。 またオービスの種類の中で最も歴史があるために、最近ではこの後説明するデジカメ式撮影オービスが主流となっており、設置数も激減しています。 しかしながら高速道路ではまだ比較的多く存在し今も現役で作動しています。撮影方法はカメラ設置場所にフィルムが設置してあり、場合によってはフラッシュが作動してもフィルム切れといった場合があります。そんな関係で撮影されてから運転者への通知も時間がかかるようです。
レーダ式の全景 アンテナ部と撮影カメラ
レーダ式の全景 アンテナ部と撮影カメラ

写真(岐阜県土岐市)のオービスは現在稼動していないものと推測されます。今後元祖レーダ式自動取り締まり機は徐々に減少していくことでしょう。


ループコイル式
道路の中にループコイルが埋められており、その上を通過する車の磁界によって速度を測定しその規定の速度超過した車に対して検挙するオービス (詳しくはオービス解説(2)を参照)です。従って電波を使った取り締まりではないため一切レーダ探知機に反応し ません。対策としては予告看板を逃さずチェックすることと、その設置場所を予め覚えておくしかありません。 レーダ探知機では反応しないから不安と思うかもしれませんが、こちらも事前看板がちゃんと設置されていますので、看板確認後減速し写真のようなカメラ部を見つけるまで警戒すれば 十分回避できます。

高速道路における採用率が高く中でも首都高速に設置してあるオービスの大半がこのタイプです。つまり予告看板を発見したら、レーダ探知機が鳴ろが鳴らないが関係なく必ず警戒走行 しましょう。
(注)首都高速ではオービス設置間隔が非常に短い箇所が多いため、たとえ警告看板を確認しカメラ部を通過しても即安心してはならない。カメラ部を通過してもすぐ先にまたオービスがある場合があるため、常時警告看板のチェックを欠かさないように!)

ループコイル式オービス全景

ループコイルカメラ部

ループコイルの全景 カメラ部拡大写真

ループコイル式のカメラ部は中央分離帯もしくは側道に自立型設置してあります。また2車線以上のある道路の場合は撮影ターゲット車線が通常いずれか一つだけとなってい ます。どちらがターゲット車線になっているかは路面が痛んでいなければ、測定箇所(ループ埋め込み部)の上に白線でマーキングしてある ので確認していただきたい。また写真のある場所(調布市石原)では複数車線にマーキングしてある。おそらくカメラがいずれかカメラ設置状況によりランダムにてターゲット車線を変更している可能性がある ことを示しています。また撮影方式はレーダ式と同様にフィルムが内蔵しており、運がよければ 撮影されてもフィルム切れというケースも考えられます。

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新Hシステム
測定方式はレーダ(10.525GHz:Xバンド)を利用して測定していますが、従来のレーダ式と決定的な違いが2つあり、その一つ目は速度測定するためのレーダ波 に継続性がなく断続波であるために従来の電波発射パワーと比較して電波受信が困難であるということです。従って 古くタイプであるHシステム未対応レーダ探知機では検知が比較的困難となっています。但し最近のレーダ探知機では新Hシステム特有の断続波を識別し、音声認識にてオービスの種類を特定するものも存在しています。

新Hシステム全景

新Hシステムの全景

2つ目は撮影方式がデジタルカメラによる撮影であり、その撮影された写真データは即座に最寄の警察へATM回線データ転送される仕組みとなっている 点です。従ってフィルム切れということは一切なく撮影された場合は、比較的早く運転者に対して通知が来るのが特長です。

見分け方はオービスの中で最も簡単でクリーム色の四角形が大きな目印となります。通称「はんぺん」と呼ばれますがそれがアンテナ部です。

レーダ部とカメラ部の拡大写真
 

レーダ部とカメラ部の拡大写真

また新Hシステムは事前警告看板はもちろん、オービス設置直前には電光掲示板タイプの警告板まで設置してあるのだから、ある意味非常に親切設計でもあります。

Hシステムの警告表示には2通りあり、1つはカメラ撮影前にある赤外線センサーで規定速度を超過した車を検知した場合の「速度 オーバー」と混雑時に車間がほとんどない状況だと検知した場合の「車間注意」があ ります。言うまでもなく前者が事前警告する主目的を果たします。

 

事前速度超過警告板

従って警告板の直前で規定の速度を越えていると「速度オーバー」という表示がされ、それを無視し突き抜けるとカメラに御用となるのです。尚、道路が混雑しているときなどは「車間注意」という表示とな ります。また北海道や東北地方、日本海側などの積雪地方ではこのオービスが主流であり、その変わりにループコイル式は皆無となっています。その理由は地中にコイルを埋め込む方式では積雪があると測定ができないためである からです。

(余談)なぜこのオービスには「新Hシステム」と「新」がつくのか?それは元々阪神高速で初めて採用されたオービスの阪神のHをとって名づけられ、それが阪神高速のみならず新型として全国に波及したことから新Hシステムと呼ばれるようにな りました。ただ最近は新Hシステムとわざわざ「新」とつけずに普通に「Hシステム」と呼ぶ場合が増えてきたようです。その代わりに阪神高速道路にあるHシステムを「元祖Hシステム」なんて呼ばれるようにな りました。


LHシステム
この取り締まり機は増殖し始めたオービスの最強兵器です。上記の新Hシステム同様CCDカメラによる デジタルカメラのATM回線伝送方式に加え、このシステムはレーダ式ではなくループコイルによる測定方法 となっています。また見た目も一瞬Nシステム(詳しくはオービス解説(2)を参照)と見間違える可能性があるため、見分けができるまで多少のトレーニングが必要でしょう。

しかし、こちらのオービスも例外なく事前警告看板が設置されています。更に慣れればある程度遠方からでもカメラ部の形状から判断できるようになります。しかし見慣れるまでの間はどこで一番識別しやすいかというと詳しくはNシステムやTシステムの写真と比較してもらうのが一番 ですが、最も大きい相違点はというと左隅に赤い回転灯の有無が判断材料となります。

もう一つは遠くからアーチ上の小型物が2つしかない場合は警戒すること。一部を除いたNシステムやTシステムでは1車線につき機械が3つ設置されています。よって警告看板を確認してその先にアーチ型した赤外線ストロボとCCDカメラという2つセットらしきものが見えたらLHシステムであると疑って、直近で「オービスIII」のロゴで確認する。これが 最も的確に識別するためのテクニックです。

警告看板を発見したら、オービスの存在を発見するまで慎重な走行モードになってください。。とにかく経験さえ積めばたとえLHシステムだろうが、事前に識別判断できるようになります。LHシステムを比較的遠方から見抜く力がつけばもうオービスなんて怖くな くなります。

LHシステムの外観
LHシステムの外観 LHシステムのカメラ部拡大

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移動オービス
一番厄介なオービスはコレでしょう。通常のオービスは道路上に設置されいわゆる固定式 であるために場所は固定化されているし、事前の警告看板も地区によって大小の差はあっても、ちゃんとした設置方法で見やすく判断がつくが、移動オービスの場合はいつどこで出没するかわからない(といってもある程度場所は固定化されるが)上、事前警告看板は一応いろんな方法で「速度取り締まり中」などといった適当?な看板が設置してあ りますが、その看板は小さくしかも電柱や標識のポールに簡単に設置してあるだけということも多く、特に夜間では事前に確認するのが非常に困難で す。

ずばり決定的な対策はありません。もちろん普段走リなれた場所ならある程度雰囲気で察しがつくかもしれないが、全く知らない町で移動オービスに遭遇したら?一口に移動オービスといってもその測定方法はレーダ式(常時電波発射型とステルス型)と光電管式まで様々ではあ ります。常時電波発射型レーダならねずみ撮り同様にレーダ探知機で回避できる確率はかなり高い。ましてネズミ捕りではなくオービスであるから設定速度も赤キップ対象 からとなっています。

一方ステルスの場合、運良く自分の前に走行している車両があれば最近のレーダ探知機ならステルス警告を発信してくれるからいいけど、自分が先頭であった場合やそうでないくても測定方法が光電管だったら。。。そう考えるとかなり危険で すね。

では決定的な対策はなくてもできるだけの事前対策としては何があるか?かなり難しいですが、普段見慣れた町であれば、その怪しい地域は常に警戒する。あまりにも単純だがこれは重要で す。次にあまり知らない町ではどうすべきか?移動オービスは神出鬼没であるものの、どの場所でも当たり構わず設置できるわけはありません。ある一定条件が整わない限り設置は困難 だからです。その条件として以下のが考えられる。

「交通の妨げにならない環境下(ゼブラゾーンなど)で長時間ワンボックスカーを設置でき、しかも後部から道路を一面見渡せる場所があって、かつ速度超過をしやすい道路であること。」

この条件が満たされない限り移動オービスが設置されることはありません。単純ですが道路の環境からして怪しい雰囲気を感じる区間もあれば陸橋など路肩がほとんどない区間など移動オービスが設置は考えられない状況など様々なシチュエーションがあるはずです。普段から普通のネズミ捕り対策もそう ですが「怪しい雰囲気を察知する」という実にあいまいなテーマではありますが、そんな雰囲気を感じ取る神経も速度を出して走行する者として常に意識 して走行するべきだと考えています。また光電管の場合は測定方法の特徴から中央分離帯(又は上下車線に反射鏡設置が可能な場所)があり、側道に赤いパイロンが3m間隔で設置してその先に白いワンボックス(キャラバンないしハイエース)が目印となる。


まとめ
繰り返しになりますがオービスには事前に予告看板が必ず設置してあります。普段から常に道路上の看板は全部チェックする癖を習慣化してほしい。道路上の看板を全部チェックして走行することは全く持って大変なことでもなんでもなく、普段の安全運転と視界の広さを鍛えるのにも必要な技量だと思 います。そうすれば必然と速度取り締まり対策にもなるし、オービスとは無念のドライブをエンジョイできることでしょう。

またなぜ事前に予告看板が設置してあるのか?それはもともと予告看板は肖像権問題により裁判所の採決として「事前に告知すること」、「まさに犯罪が行われいる証拠として撮影すること」の2点を条件に設置が行われているためです。


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尚、交通違反・事故に関するご質問は「道路+運転免許HELP DESK !」にて受け付けており、直接メールでは受け付けておりません。従ってメールにてご質問されても返答が遅れるばかりか、あいまいなご返答しかできないためご遠慮願います。ご質問以外の内容であってご意見やご指摘のみメールにてご一報ください。

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