【取り締まり手法】
警察車両(覆面パトカー)は、信号機のない高速自動車国道や一般道路でも信号機が少ない片側複数車線存在する道路において走行車線側(左車線又は3車線の場合は中央車線含む)を制限速度内で走行し、追い越し車線を速度違反にて追い越していく車両を発見すると、すかさず該当違反車両の後尾を気づかれないよう同一速度で追尾し速度測定を行います。測定が完了したら違反車両に停止命令を発します。
【取り締まりが行われやすい区間】
覆面パトカーが出現する区間(区間とは高速自動車国道の場合インターチェンジ間を指す)は事前に決まっているものです。主に考えられる出没高確率スポットは以下のとおりです。
○ 担当警察管轄内のエリア内である
○ 無人自動速度取締り機(オービス)が設置されていない区間である
○ 100km/h法定速度以外(80km/h制限区間等)の区間である
【防御策】
取り締まり手法はあくまでも追尾なので、覆面パトカーの存在に気づかず検挙対象速度にて覆面パトカーを追い越さない限り検挙されることは絶対にありません。つまり防御策は覆面パトカーの存在を事前に認知し違法速度で追い越さなければ良いだけのことです。では事前に覆面パトカーを認知するためにはどうすれば良いのかというと、車両の後部外観的特長を見て一般車か覆面パトカー疑車両であるかを識別し、疑車両の場合は更に接近して最終確認を行います。
つまり走行中に追い越す車両は全車両漏れなくチェックする必要があります。全車両の確認となると労力がかかると思うかもしれませんが大したことではありません。むしろ全車両チェックする余裕がないなら違法速度域で走行するのは控えるべきです。
【覆面パトカーの特長】
覆面パトカーは名のとおり見た目は通常の車に成りすましています。しかし交通取り締まり用覆面パトカーには外観特長があり、見極め基準がわかるとほぼ100%覆面パトカーによる取り締まりから回避することができます。
◆ 後方外観の特長
・ 担当管轄内のナンバーである(例外なし)
・ 後部ガラスはカーテン又はスモーク加工が施してある(※1)
・ TAアンテナ又はTLアンテナが設置してある(※2)
・ 車種は大半はセダンである(※3)
※1 大半は後方から車内が見えないような対策がなされていますが中には車内が丸見えの車両もあります。このような車両は更に事前に覆面であるかの認知が容易になります(ルームミラーが2つある等)。
※2 非常に効果的な識別手法です。但し大阪府警(現在のところ大阪府警のみ?)のようにアンテナが車内に設置されているケースもあるので注意。(外観参考写真公開予定あり)
※3 全体の95%以上はセダンですがごく稀にワゴン(スポーティタイプ)もあり。
◆ 絶対的特長(最終確認)
・ 青い制服を着て2名乗車している(例外なし)
疑車両と前段で認知した場合、追い越す前に必ず直接運転席を見る癖をつけましょう。疑車両としての最終確認なので違法速度になっていないかを十分確認した上で接近、運転席を直接目視します。もし青色制服で2名乗車であることが確認できたら覆面パトカー確定です。もし遭遇したらしばらく覆面パトカーの動きを観察し今後の知識の習得に努めましょう。
(参考)
交通取締りを目的とする覆面パトカーはこのように明らかな特長がありますが、刑事事件の捜査を目的とする覆面パトカーの車両の場合は識別するのは非常に困難です。ただあくまでも交通取り締まりを目的とする覆面ではないためあまり神経質になる必要はありません。 |