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 LastUp Date 2005.7.19
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取り締まり対策の基本方針
ハンドルを握るからには常に安全運転でなければなりません。交通法規を遵守することで限りなく安全運転を遂行することができます。しかし安全運転=交通法規100%遵守とも言い切れません。唯一交通法規の中でも例外的なものがあります。それは速度超過違反であり、本ページは速度超過取り締まり対策について徹底研究します。


取り締まり対策は即ち速度取締り対策のみに集中する
本サイトでは状況に似合った速度で走行することが重要であって法で定められている規定の速度を超えての走行が必ずしも"悪で"あると考えていません。現に一般公道上で最も日常茶飯事的違反の代表であって速度超過車両が常習化している実態は免許保持者なら誰しも認知している周知の事実です。

しかしいくら実状と合わない制限速度設定であったとしても現に法律で決められているからには守る義務があります。その決められた法令に反した場合は罰せられても文句が言えません。具体的には40km/h制限のところ41km/hでも出した時点で違反行為を犯していることになるのですから正式に1km/hでも速度超過が認知されたなら検挙されても文句が言えないということになります。

速度測定ポイント

その先で対象車を停止、誘導する

速度測定ポイント

その先で対象車を停止、誘導する

つまり、交通取締りから回避するためには、速度超過違反を免れることだけに集中すれば検挙されることはないということです。なぜなら無事故運転を心がけている限り速度超過以外は「うっかり」を除き交通違反を犯さないのですから検挙されるはずもないからです。


速度取り締まり手法には主に3種類
速度違反を取り締まる手法には主に3種類あります。それぞれの検挙手法を把握することで事前対策と防衛運転に備えることができます。不用意な取り締まりから免れるためにも十分な知識を習得しましょう。

◆オービス(無人式速度取り締まり機)
オービスとは速度測定を行う機械が道路上に設置してあり、無人で速度超過しいてる車を検知測定しカメラにて証拠を収める方式です。オービスについては別途ページの詳細解説「オービス解説」をご覧ください。

◆ネズミ捕り(有人式一般速度取り締まり)
ネズミ捕り(ねずみ捕り)とは、路上に速度測定器が設置してあり、そのポイントで速度違反が発覚すると、その先の駐車誘導エリア(取り締まり現場)に連絡し検挙する方法です。このネズミり捕りは大変シビアで取り締まり対象速度は制限速度15km/h超過からが一般的です。とにかく速度取締りの中で最も気をつけなければいけないのがネズミ捕りです。本ページにて詳しく解説します。

◆パトカー・白バイ追尾取り締まり(高速機動隊取り締まり)
追尾取り締まりとは、速度超過車両を発見したら違反車両の後方を追尾し、一定時間同じ速度で走行することで該当速度を測定し取り締まる方式です。取り締まりに用いる警察車両はいわゆる覆面形式のパトカーが多く、一般道路上では白バイも同様な方法で取り締まることも可能です。覆面パトカーは慣れればすぐに認知できるようになります。本ページで事前に判断する方法を詳しく解説します。


ネズミ捕り対策(有人固定式一般速度取り締まり)
ネズミ捕りの取り締まり方法には主に2種類あり特定の電波を発射し測定するレーダ(電波式)方式とレーザ光を用いて測定する光電管方式とがあります。更にレーダ方式には継続的に電波を発射し続ける継続発射型と該当車両のみを狙い撃ちするステルス型があります。本項ではそれぞれの方式を解説するのと同時に対応策についても検討します。

   継続発射型レーダ取り締まり
  【主な特徴】
日本国内のレーダ式取り締まりはすべて同じ周波数帯域(Xバンド)が用いられます。従ってXバンド受信可能な市販のレーダ探知機であれば事前に電波をキャッチすることが可能です。しかも継続発射型のレーダ取り締まりの場合は常に電波を発射しつづけるためにかなり遠い場所からでも事前検知することが可能です。

【レーダ探知機の動作】
電波を継続して発射し速度を測定する方式であることからレーダ探知機を用いれば事前回避することは比較的安易です。レーダ探知機は言い換えれば電波受信機のひとつであるため取り締まり目的と違うXバンドを用いた電波を受信するともちろん反応してしまいますが、受信音の鳴り方により全く別の電波をキャッチしたのかそれとも目的とする取り締まり用電波をキャッチしたのかの見極め判断は運転手自身の聞き分け能力を養うことことで対処することができます。

【防御策】
一にもニにもレーダ探知機を取り付けるところからはじまります。そしてレーダ探知機の警告音を聞き分ける判断力をつけ、少しでも怪しいと思ったら減速する癖をつければほぼ100%回避することが可能です。

(補足)
レーダ取締りの中にいはパトカーの天井部にレーダ送信部を搭載し電波を発射、速度測定を行い検挙する「パトカー車載式スピード取り締まり」もありますが、こちらもレーダ探知機により事前検知が可能です。


   ステルス型レーダ取り締まり
  【主な特徴】
継続発射型と同様に本方式も電波(Xバンド)を用いて速度を測定します。従ってレーダ探知機でも検知することが可能です。しかし前者との大きな違いは走行車両が測定ポイント近郊を通過したときだけ電波を発射するいわゆる狙い撃ち方式となっているところです。そのため測定ポイントに車が通過しない限り測定電波は全く発射されません。(車が通過するかどうかの判断となるための微弱電波は発射されつづけています)

【レーダ探知機の動作】
自分の車より前方の他車が測定ポイントを通過することにより瞬間的に電波を発射するため、その瞬間的に発射される電波(以降ステルス波と表記)をキャッチすることで事前防御をすることが可能です。現在発売されているレーダ探知機の大半はステルス波対応品であるため、このようなステルス波を受信すると通常の警告音とは違うステルス波を受信したことを示す専用アラーム等でお知らせをしてくれます。

【防御策】
通過車両があったときのみ電波を発射する特性から自分の前に走行車両がいる場合はレーダ探知機によるステルス波を受信ができるため事前に警戒体制に入ることができますが、自らが先頭車両の場合、事前に電波を受信することができないためレーダ探知機による事前防御策は全く取れないことになります。この場合は後述する徹底した先読み能力だけに頼るしかありません。従って走行環境によっては100%回避することは難しい取り締まり方法といえます。


 光電管取り締まり
【主な特徴】
送受光器から対面する反射板間をレーザ光で送信し2点間の通過時間によって速度を計測する方式となります。写真のように送受光器と反射板が設置してあるところには赤いパイロンも設置してあります。それぞれが道路の対面側に設置することから中央分離帯がある道路のみで設置されます。(一部の地域で中央分離帯がない道路でも中央線上に反射板を設置する場合もあります)

光電管測定ポイント1

光電管測定ポイント1

2つの赤いパイロンが目印 2点の通過時間で速度を測定

【レーダ探知機の動作】
光電管式は電波(Xバンド)を一切用いないためレーダ探知機で検知することは全くできません。但し取り締まり現場での測定現認係と検挙停止係との間の連絡手段が無線によるものであれば警察無線受信対応品のレーダ探知機によって事前警戒することは可能です。(警察無線については最下段項を参照)

【防御策】
光電管式設置環境から、中央分離帯がある道路で且つ道路側面上側に赤いパイロンが2つ連続して設置してあるのを見かけたらを早めに発見し警戒態勢に入るしかありません。また警察無線を受信をした場合も同様に警戒態勢に入るようにしましょう。ちなみに東京都23区内における速度取り締まりはすべて光電管方式が採用されていますが、連絡手段に警察無線を用いることが多いことと晴天時の休日午前中に集中して取り締まるとった特長など両面的に考慮することで取り締まり回避可能確率も格段に向上させることが可能です。


覆面パトカー・白バイ追尾取り締まり(高速機動隊取り締まり)
【取り締まり手法】
警察車両(覆面パトカー)は、信号機のない高速自動車国道や一般道路でも信号機が少ない片側複数車線存在する道路において走行車線側(左車線又は3車線の場合は中央車線含む)を制限速度内で走行し、追い越し車線を速度違反にて追い越していく車両を発見すると、すかさず該当違反車両の後尾を気づかれないよう同一速度で追尾し速度測定を行います。測定が完了したら違反車両に停止命令を発します。

【取り締まりが行われやすい区間】
覆面パトカーが出現する区間(区間とは高速自動車国道の場合インターチェンジ間を指す)は事前に決まっているものです。主に考えられる出没高確率スポットは以下のとおりです。

○ 担当警察管轄内のエリア内である
○ 無人自動速度取締り機(オービス)が設置されていない区間である
○ 100km/h法定速度以外(80km/h制限区間等)の区間である

【防御策】
取り締まり手法はあくまでも追尾なので、覆面パトカーの存在に気づかず検挙対象速度にて覆面パトカーを追い越さない限り検挙されることは絶対にありません。つまり防御策は覆面パトカーの存在を事前に認知し違法速度で追い越さなければ良いだけのことです。では事前に覆面パトカーを認知するためにはどうすれば良いのかというと、車両の後部外観的特長を見て一般車か覆面パトカー疑車両であるかを識別し、疑車両の場合は更に接近して最終確認を行います。

つまり走行中に追い越す車両は全車両漏れなくチェックする必要があります。全車両の確認となると労力がかかると思うかもしれませんが大したことではありません。むしろ全車両チェックする余裕がないなら違法速度域で走行するのは控えるべきです。

【覆面パトカーの特長】
覆面パトカーは名のとおり見た目は通常の車に成りすましています。しかし交通取り締まり用覆面パトカーには外観特長があり、見極め基準がわかるとほぼ100%覆面パトカーによる取り締まりから回避することができます。

 ◆ 後方外観の特長
 ・ 担当管轄内のナンバーである(例外なし)
 ・ 後部ガラスはカーテン又はスモーク加工が施してある(※1)
 ・ TAアンテナ又はTLアンテナが設置してある(※2)
 ・ 車種は大半はセダンである(※3)

※1 大半は後方から車内が見えないような対策がなされていますが中には車内が丸見えの車両もあります。このような車両は更に事前に覆面であるかの認知が容易になります(ルームミラーが2つある等)。
※2 非常に効果的な識別手法です。但し大阪府警(現在のところ大阪府警のみ?)のようにアンテナが車内に設置されているケースもあるので注意。(外観参考写真公開予定あり)
※3 全体の95%以上はセダンですがごく稀にワゴン(スポーティタイプ)もあり。

 ◆ 絶対的特長(最終確認)
 ・ 青い制服を着て2名乗車している(例外なし)

疑車両と前段で認知した場合、追い越す前に必ず直接運転席を見る癖をつけましょう。疑車両としての最終確認なので違法速度になっていないかを十分確認した上で接近、運転席を直接目視します。もし青色制服で2名乗車であることが確認できたら覆面パトカー確定です。もし遭遇したらしばらく覆面パトカーの動きを観察し今後の知識の習得に努めましょう。

(参考)
交通取締りを目的とする覆面パトカーはこのように明らかな特長がありますが、刑事事件の捜査を目的とする覆面パトカーの車両の場合は識別するのは非常に困難です。ただあくまでも交通取り締まりを目的とする覆面ではないためあまり神経質になる必要はありません。

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レーダ探知機の有効活用(警察無線とカーロケータ受信)
市販のレーダ探知機にはレーダ式速度取り締まり電波Xバンド(10.525GHz)受信機能の他に取り締まり対策として非常に有効な機能のひとつに警察無線受信とカーロケータ信号受信機能の2つがあります。この2つはいずれも受信した近郊に警察車両(主にパトカー)がいることを示すものです。現在市販されているレーダ探知機の大半は受信機能を搭載していると思いますが、これから購入を検討している人は念のため必ず確認しましょう。

【警察無線】
警察無線とは文字通り警察が用いる無線(350.1MHz)で主に音声伝達を目的とします。伝送内容は犯罪捜査上のやり取りだったり、前述した速度交通違反の取締りにおける現認係と停止係との交信にも使われます。現在は極一部を除きすべてデジタル暗号化されていますので特別な装置を用いない限り通信内容を傍受することはできません。レーダ探知機では無線の交信内容は受信できないものの電波を受信すると警告音を発るので近くに警察関係者がいることを認知することができます。

【カーロケータシステム】
カーロケータシステム(通称カーロケ)とは正式名称「無線自動車動態表示システム」といい、警察車両(パトカー)が現在どこを走行しているかの位置情報(GPS)を通信指令本部へ無線(407.7MHz)により通知するシステムです。無線の内容はデータ信号であるため直接内容を傍受することはできませんが、カーロケ電波を受信することで近くに警察車両がいることを認知することができます。

(注)
カーロケ信号は常時発射しているわけではなく20秒から40秒間隔で断続的に発射されます。また地域によってはカーロケシステムを採用していない場合もあります。ちなみに警視庁の場合は全車カーロケ信号を適時発信しています。

警察無線及びカーロケシステムは、いずれも自分の走行している近くで警察車両がいることを認知するための手段のひとつであって必ずしも交通違反とは関係があるわけではありません。しかし事前に受信することで安全運転の一助となるのは間違いありません。単に速度取り締まり対策としてのレーダ探知機に限らずこのような受信機能を搭載しているものを選択することで総合的な対策の向上にもなります。


取り締まり現場の先読み能力を向上させよ
運転するときは安全運転に努めますが、そのためには常に周りの状況を察知する能力を高める必要があります。周りを良く見るということは取り締まり現場の先読み能力の向上にも直結します。即ち安全運転を遂行することは検挙されにくい運転にもなります。具体的に運転中気を配る点を整理してみました。

(1) 常に「かもしれない運転」を
無事故無検挙運転ページに詳細は記載してありますが、危険発生の可能性がある限りすべて疑いをかけ事故防止と危険予知能力の向上に努めましょう。

(2) 安全確認の徹底
事故防止としての安全確認をすることで、周りの状況の把握をすることができ、その結果として歩道上や路上に立っている待機警察官の認知や、白バイの存在などをすばやく発見することができます。まさしくこれが安全運転のための安全確認が結果として検挙対策にも繋がるのです。

(3) 視界に入る道路標識全チェック
道路標識というのは交通標識はもちろん各種案内看板を含めすべてです。運転者の義務として今走行している道路はどういった規制があるのかという交通法規の確認と共にすべての標識をチェックすることでオービスなどの事前警告看板の見落としもなくなります。す

(4) 追い越す車両の全チェック
前方車両を追い越すときは周辺の車両の動きを事前に把握することと同時に覆面パトカーであるのか否かの判断も同時に行うことで、覆面パトカー追尾による速度取締りに遭遇することも完全回避することができます。

(5) 歩道又は道路路端常時確認
走行中は前方の道路環境だけでなく道路脇の歩行者の動きもチェックします。これは歩行者が突然車道に飛び出すことがないかの判断を行い事故防止に努めるのと同時に歩道上や道路脇に警察官の存在を事前把握することにも繋がります。更に光電管測定地点のパイロンの存在もいち早く認知することも可能です。

(6) 前方道路環境予測
走行中は前方の道路環境がどのようになっているかを予見しながら運転を行います。途中で急に道幅が狭くならないか?急カーブがあるかもしれないなど、先を読む行為の延長線には、この先にでネズミ捕りが行われそうな道路(先に誘導尋問用駐車スペースがある等)かもしれない、移動オービスが設置(速度が乗りやすくゼブラゾーン等の設置スペースがある)されているかもしれないといった予測をすることで突如遭遇しても対処確率が上昇できます。

検挙された瞬間 計器類が搭載された車
検挙された瞬間(停止命令発令中) 計器類が搭載された車

以上6項目にまとめてみました。走行中は前方だけを蔓延と見るのではなく常に広い視界の確保と予測運転(危険予測・取り締まり現場予測の2本立)を常に気を配りながら運転を心がけましょう。あくまでも安全運転遂行を目指す延長線に取り締まり現場対策のノウハウがあることをお忘れなく。


尚、交通違反・事故に関するご質問は「道路+運転免許HELP DESK !」にて受け付けており、直接メールでは受け付けておりません。従ってメールにてご質問されても返答が遅れるばかりか、あいまいなご返答しかできないためご遠慮願います。ご質問以外の内容であってご意見やご指摘のみメールにてご一報ください。

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