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Bel−Airサドル加工(コンフォート化)




SDG Bell air Saddle
分解したSDGサドル。工具はドライバのみでOKです。
Urethane for Cushion
座面に追加した低反発ウレタン。
SDG Bell air Saddle After Process
クッション追加後。少し厚ぼったくなりました。

加工その1


冬の間、休止していた自転車通勤再開のため、快適装備化を推進します。

狙っているのは、真ん中にスリットの入ったコンフォートサドル形状を実現することです。車体に付いてきたままのシートでは、中心が山のように盛り上がっており、長く乗っていると座面に当たるところが張った感じがするようになります。この圧迫感を、くぼみを作って軽減しようというわけです。おしりの両脇で支える形状にするということですね。

用意するもの

  • プラスドライバー(2番)と長めのマイナスドライバー
  • タッカー(ホッチキスのようなもの。SPADAのページを参照下さい)
  • それにゴム系ボンド(コニシG17)

まず、ばらせる所は全てばらします。プラスねじで固定されているプラスチックのカバーを外し、シート表皮がタッカーで止められているので、マイナスドライバーでこじって抜き取ります。全て剥がすと、後で位置決めが面倒になりそうなので、必要最小限外すことにしました(写真上)。

剥がした部分(シート後端の黄色いクッションが見えている所)からマイナスドライバーを突っ込み、クッションを削っていきます。削り取る部分のシート表皮と、クッションの接着を剥がしてから削るとやりやすいようです。クッションは少し固めのウレタン?でした。乱暴に削った割には綺麗にできたと思いますが、本来ならシート表皮を完全に剥がし、カッター等で削ったほうが良いでしょう。

目的の形に削れたので、ドライバーの先にボンドをつけ、奥の方から手前に塗り伸ばしました。接着面を貼り合わせて、翌日まで待ってから組み立てました。これでサドル後端から中央部までスリット(窪み)ができました。

実際に走ってみて、件の圧迫感はかなり軽減されることが確認できました。めでたしめでたし。



加工その2


前回の加工でかなり改善されたものの、更に快適さを増すために、座面に低反発ウレタンを追加することにしました。もう一度シート表皮を剥がして、薄くスライスしたウレタンを追加します(分厚いのしか手持ち在庫が無いため)。これは体温で暖められると柔らかく変形する、低反発枕に使用されるもので、もともとのクッションよりかなり柔らかめです(写真中)。

ついでにコンフォートサドル市販品を参考に、スリットは更に前方まで延長し、同時に幅も少し拡大しました。あとは元通り表皮を被せます。ウレタンが入ったので強めに引っ張ってタッカーを打ちます。シート表皮の白い部分はかなり弱く、強く引っ張ると裂けてしまうので注意(一度やってしまった)。

出来上がりはシート後ろ側にかけて、かなり太めの見た目になりました(写真下)。毎日走っていると、尻に多少の違和感を感じていたのですが、それが全く無くなりました。

(2007. 9)



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