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セミラジアル・ブレーキマスター(ヤマハ製ブレンボOEM)


SHORAI Li-Fe Battery
レバーは大きいですが、握り具合は自然。純正カウルへ接触を避けるには、一番えぐり込んだところへ収まる、写真の取り付け角度のみになります。
SHORAI Li-Fe Battery
2本出しホースなので、バンジョー(銀色)は2個重ね。アクセルワイヤーで見づらいですが、バンジョー同士が干渉するため、角度を少しずらして装着。
Brake Switch
レース用と違い、機械式スイッチを装備。国産車に一般的なALPS製。バンジョーボルトの取り付けネジピッチも、国産に合わせてP1.25になっています。
Mirror Holder
ネイキッド用ミラーホルダー。リザーバータンクのステイを固定するため使用します。
Mirror Hole Bolt Package
ミラーホールカバーキャップ。ミラー取り付け穴へのリザーバータンク装着用です。
Mirror Hole Bolt
削り出し、肉抜き加工で格好良いです。ただし締め付けは横の穴にヘックスレンチを差し込んで回すので、強いトルクはかけられません。緩むかも。
Reservor Tank Stay
リザーバータンク用ステイは自作アルミ板。ホルダーに回り止め凸があるため、アルミ板に穴あけ、曲げ加工して取り付け。急造したので仕上げを丁寧にやり直したい...。

前置き

ノーマル横置型から交換するとタッチが激変するという、ラジアルタイプのブレーキマスターに交換しました。定番のニッシンでも良いのですが、ヤマハR1などに装着されているブレンボ(いわゆるヤマンボ)マスターにしてみました。

カウル干渉の恐れを考えると、奥行きが短いセミラジアルの方が、問題なく装着できる可能性が高まります。しかしニッシンでセミラジアルと呼んでいるのは、写真で見る限り横置きとほぼ同じ角度。原理的にこちらの方がタッチが良さそうです。



装着編

純正から変更するにはマスターの他、あわせて社外品メッシュホースに変更することが多いと思いますから、それ用のバンジョーボルト、パッキン(ワッシャー)も準備します。

用意するもの

  1. セミラジアル・マスターシリンダー(ヤマハ) \17,658
  2. ハイスペックライン ブレーキホース タイプD(デイトナ 800mm/60594 750mm/60593) 各\3,570
  3. バンジョーボルト・ダブル(GOODRIDGE、993-03-32CBK) \1,029
  4. クラッシュワッシャーφ10用厚さ2mm(プロト ESP305) \108(枚、4枚使用)
  5. ホースクランプラバー (GOODRIDGE、内径6.5/外径12mm) \135/個
  6. ミラーホールカバーキャップ(ポッシュフェイス、M10正ネジ 000808-06) \756


ヤマンボマスターはR1(2004〜07)、R6(2006〜?)等で使用されていますが、ハンドルクランプをMT-01用(品番:5YU-26393-00)にするのがお約束。

ミラー用ネジ穴があるので、リザーバータンク用ステーを装着できるわけです。これにMT-01用ステーで固定した例がありましたが、タンク位置がしっくりこなかった(折角買ったのに...涙)ので、簡単なステーをアルミ板で自作。タンク重量に耐えれば良いので薄くてよく、成形も手作業のヤスリがけで楽にできます。

ブレンボはネジピッチP1.0ですが、今回使用するヤマンボは国産車と同じP1.25なので、バンジョーボルトを用意する際は要注意。


ブレーキホースは定番のデイトナ・ハイスペックライン。
バンジョーが8mmで、純正より狭いため、バンジョーボルトは

  • GOODRIDGE等社外品ボルト+1mmワッシャ
  • 純正ボルト+2mmワッシャ
  • のいずれかの組み合わせとなりますが、2mmワッシャは意外と高いです。


    今回は、2mmワッシャを4枚用意、キャリパー接続部に純正ボルトを使い、マスター側はダブル用ボルトで装着し、ボルトに付属のワッシャーを使用しました。

    バンジョーはスチール製で強度充分。アルミ製のように長期使用して割れる恐れがないので、管理人は常にスチール or ステンレスを選びます。


    これを留めるバンジョーボルトもアルミとステンレスがありますが、耐久性を考慮しステンの黒をチョイス。GOODRIDGE製にはワッシャも付属するので、マスター側はこれだけでホースを接続できます。


    ミラーホールカバーキャップは、ネイキッド用ミラークランプのネジ穴に、リザーバータンクを固定するため使います。ただのM10ボルトですが、太い割に短くないと締めきれない(ミラー用ネジで底が浅い)ため結構特殊なようで、汎用品ではなかなか見つからず、しかも高いです。

    ならば、いっそ見栄えもよいボルトにしようということで、今装着しているハンドルバーエンドと似た形のポッシュ製に。ただ工具で普通に強く締めることができないのが欠点です。付属の六角レンチを差し込んで回します。



    結果

    もともとホンダ系キャリパーで最大径のピストン(34mm + 32mm, CBR954RR(SC50)と同じ)で、ピストン比を計算するとギリギリ目なので、レバータッチはかなり柔らかくなりました。コントロールしやすいかというと??

    対するマスター径は、純正 5/8inch(=15.88mm) なのですが、ラジアルの推奨径は 19mm。マスター径が小さくなるとより多くのレバーストロークが必要になり、柔らかく感じるだけならいいですが最悪、レバーがグリップに張り付いて握り代がない状態に。


    今回のセミラジアル16mmはかなり柔らかめですが、本来はもう少し大きめのピストンの方が、特に街乗りにはジャストなのかもしれません。


    写真の取り付け角度で、左にフルロックまで切るとカウルの切り欠き一杯に入り、ブレーキレバー付け根が軽く接触する感じ。ブレーキが利くところまでは押されないので、とりあえずぎりぎりOKです。

    おそらく一般的には標準的ブレーキレバー角度と思われますが、ポジションにこだわる方は、カウルカットして調整する必要があるかもしれません。

    (2018. 06)



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