用意するもの
- 当然、ブレーキパッド。今回はベスラ シンタードメタルパッドを用意。
同社HPでは、誕生日の月の購入については標準価格の2割引。
- 工具は、メガネ(12mm)、ヘックス(5mm)、バイスプライヤーとマイナスビット、くらいです。
作業手順
まず、パッドピンプラグを緩めます。マイナスドライバなのですが、マフラーが当たって入りません。
仕方ないので、管理人はバイスプライヤでマイナスビットを掴んで使っています。
その後、ヘックスレンチでパッドピンを緩めます。
ついで、後ろ側のキャリパーボルトを緩めます。結構固いので手をぶつけがち。
これが外れると、キャリパー後ろ側が持ち上げられます。パッドピンを抜き、パッドを抜き取ります。
キャリパーの清掃はフロントのときと同じです。ちょっと磨きにくいですが、がんばって綺麗にしました。
キャリパー前部のボルトも取って、完全にフリーにしておくのも良いかもしれません。
その際はホースバンドも外し、ブレーキホースにダメージを与えないように配慮が必要でしょう。
部品を清掃したら、古いパッドから金属製のリテーナと、白い鳴き止め(ひょっとすると断熱)プレートを外し、
新品パッドに組み付けます。新品パッドの面取りは、ディスクの回転方向を考慮し、パッドピン側を念入りに削ります。
管理人は貧乏性なので、あまり大胆には削りません.....。面取りなのだから、大きく削る必要は無いのでは?とも思います。
ブラケットにパッド前部をセットするリテーナがあるので、きちんとはめておきます(パッド装着作業時、よく外れます 泣)。
キャリパー後部を持ち上げ、パッドをセットし、パッドスプリングが外れないよう注意しながらキャリパーを下げます。
あとはキャリパーボルト、パッドピンを復元して終了です。
パッドピンにはシリコングリスを薄く(表面に膜を作るイメージで)塗布しました。また、今回パッドピンのねじ部に
モリブデングリスを塗布してみました。外すときほぼ固着していたので、次回どうなっているか楽しみです。
→ ねじ山が真っ白に錆びるのは防げました。多少効果あり。
取り付け終了後、ブレーキレバーを操作して当たりを出すのはフロントと同じです。
なお、シンタード(メタル)パッドの場合、新品は面出しが終了するまで、効きは大幅に落ちる感じがします。
止まることは止まるのですが、ヌル〜っとしていて、ギュッっと食い付く感じがありません。
しばらくは、かなり余裕を持って運転したほうが良さそう。
ブレーキは重要保安部品です。パッドやディスクに油をつけないように、しっかり管理して、試走の前にはきちんと組みあがったか、
必ず再確認しましょう。消耗部品とはいえ、自分で交換するとより愛着が湧きますね。
規定トルク
- キャリパピンボルト(前) 2.8kgf-m
- キャリパボルト(後) 2.3kgf-m
- パッドピン 1.8kgf-m
- パッドピンプラグ 0.3kgf-m