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キャリパーピストンのアルミ化
ノーマルのスパーダは、フロントブレーキのフィーリングがとても悪く、オーナーの間ではCB400SF用にピストンを交換するのがお約束。
ノーマルピストンは初心者向けに、ピストンがパッドに当たる面に木片を装着、フィーリングをわざと鈍くしてあるので、木片を外すだけでも効果があります。ただ、たいていピストンがさび付いたり傷んでいるはずですから、交換するのが早いでしょう。 ブレーキは重要保安部品です。チャレンジする方は、きちんと手順を理解した上で作業し、自己責任でお願いします。 必要な道具
用意した部品は、
フロントキャリパーピストン、CRF250R(競技車両)用です。 値段は一個当たりですので車両1台につき、この倍かかります。 このピストンは競技用車両用の、スパーダ純正ピストンよりも長さが短いものです。組み合わせる部品によっては、何らかの問題が発生する恐れもあるため、きちんと検証した上で自己責任で使用してください。例えば、パッドが減ってピストンシールぎりぎりまで来ると、ピストンの動きがスムースでなくなる恐れなどがあります。異常を感じた場合は、直ちに使用を中止してください。 作業結果まずバネ下の軽量化。2個でスパーダ純正170g、CB400用104g、CRF用計り忘れたので次回OH時に。。でもアルミ製なので、手で持つと不安になるくらい軽いです。 現状、ニッシン製ラジアルマスター + ニチリン製(デイトナ扱い)メッシュホース + 純正ピンスライドキャリパー に、このピストンを組んで使用しています。表面がカシマコートされているので滑りが良く、そのお陰か、ブレーキをかける時も、離す時も、スパッとダイレクトな感覚。フィーリング向上には、とても効果があります。 性能以外にも、手入れの際に布のようなものでこすれば、パッド粉汚れもすぐに落ちます。なので状態を維持するためのメンテが、とても楽というメリットも。 なお、ピンスライドキャリパーでブレーキタッチにまでこだわる場合、スライドピンに使用されているゴムブーツの状態には気をつけましょう。ここが古くて硬化していると、せっかくピストン周辺を良い状態に保っていても、フィーリングが悪くなります。 (2019. 10)
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