VT250 SPADA ヘッドライト(マルチリフレクター化)

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ヘッドライト(マルチリフレクター化)

スパーダの弱点である、暗〜いヘッドライトの換装です。

旧車カスタムでは定番となっているという、X-4用(他にも該当あり)純正ヘッドライトへ組み替えます。
スパーダ純正ヘッドライトと違い、マルチリフレクターのものです。このタイプはカット入りガラスではなく、直接ランプが見えるのと、 180mm外径なので、写真で見るよりもかなり雰囲気が変わります。完全純正派には抵抗があるかも知れませんが、管理人は実用(安全)性を取りました。

VT250 SPADA Head Light

ノーマル(右)、装着後(左)との比較。
リムの色も違うので、違う車種のように見えます。
明るさは、比べ物になりません。

Head Light Stay

大径ライトになるので、15mm程のスペーサーが
必要。左のスピードメーターケーブルが干渉するので、
ライトケースを凹ませて対処しました。

X-4 Head Light Case

写真右側の干渉部分を凹ませました。装着時、
上部に当たる部分も要加工(手前側)。

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前置き

マルチリフレクター化の方法は、この形式のライトを採用している他機種の純正部品を流用するか、レイブリックなどリム付きの社外品を買うか、 になります。いずれの場合も、ヘッドライトケースは口径が若干小さいスパーダノーマルを別のものに変更することになります。

さて管理人はオークションにて、外径180mmのX-4用マルチリフレクターヘッドライトを入手しました。事故車のものらしく、リムに少し歪みと、 それに伴う浸水のため?か、錆があったのでペーパーで修正を行いました。ケース内の刻印は「61301-MAZ-000 CASE HEAD LIGHT」でした。


作業手順

当然、そのまま付かないので、ヘッドライトステーの幅を広げる必要があります。具体的には、ノーマルのステーの付け根に、カラー(ワッシャー)を 17枚追加し、片側を約15mm広げて対処しました。本当は中空のパイプみたいなものがいいのですが、調整もきくし安価(\8/枚)なので。ボルトは長さが足りなく なるので、30mm長の6mmステンボルト(\21/本)に入れ替えました(写真中)。現在は、ハーネステープで巻いて、分解時にバラけるのを防止しています。

更にヘッドライトケースの左上側とスピードメーターケーブル、ヘッドライトケース上側中心部とメーターケース下部が、それぞれ干渉するので、ケース側を ロウソクの火で炙り、凹ませました(表面がブツブツとほんの少し泡立つ位にしてから、角材で押さえつけ成型しました。なお、炙り過ぎると有毒ガスが出ます(経験済み(^^))。

VTR250やバリオス用のヘッドライトケースなら、奥行きが小ぶりに見えるので、そのままいけるかも(あくまで写真からの憶測)。但し、配線はノーマルでも 結構ギッシリなので、きつめになるかも知れません。

細かい所では、X-4にはないため行き場を失ったポジション球は、コネクター部分で外し、防水のためビニールテープで包んでおきました。 またヘッドライトケースの配線入り口がかなり左下側にずれるので、ハーネス配線に負担がかからないよう、自然に曲げ直しておきました。


作業結果

で、実際に走ってみると、明らかに視認性が良くなっています。昼間はそれほど恩恵が無いですが、夜間走行が激変。路面が良く見え、とても安心になりました。 コストはそれなりにかかってしまいますが、効果はかなりのものです。光がバラけてしまう一つ眼CBR600F(ノーマル)よりも、ずっと明るく感じるようになりました。


(2006.7)


この後、更にリレー回路を組みました。