VT250 SPADA ウィンドスクリーン自作

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ウィンドスクリーン(自作編)


スパーダに、自作のウィンドスクリーン(風防)を追加します。
社外品はお高いので、ホームセンターで材料を調達。あとは根気で...。 ドゥカティ・モンスター(旧型)のような、滑らかな曲線の奴が格好良いですが、造形技量&ローコスト路線を考えると無理。 そこでシンプルに3面のスクリーンを考えました。メーターバイザーよりは長くして、高い防風性を狙います。


VT250SPADA Wind Shield

装着状態。防風効果はかなりあります。


How To Make Wind Shield

使用したデイトナ製スクリーンステー。
ほかにプラワッシャーや固定ボルトを用意します。


VT250SPADA Wind Shield Parts


折り曲げるところで合板で挟み、ロウソクで
炙りました。ススは、簡単に落ちます。


格安ビキニカウル


用意したもの


  1. アクリル版(アクリサンデー梶A\1,344)
  2. スクリーンステー(デイトナ、品番29883 \3,150)
  3. ネジ(M5×10mm、値段忘れた) 4組使用
  4. 丸座金(プラスチック製約10枚入、\147) うち4枚使用


作業手順


まず型紙作り。例によって現物合わせで大まかに外形を決め、この時点で購入する素材の大きさも確定。
今回はアクリサンデー 320×550×2mm アクリル板です。素材が三菱レイヨン製で、厚み1.5ミリ以下のものは常温で曲がりますが、 2ミリだとかなり頑丈です。傷をつけないように、保護紙を剥がさず曲げ加工しました。

ペットボトル素材と同じものは、熱湯を掛けると簡単に曲がりますが、アクリルは無理でした。結局、曲げる線の所を 合板で挟み込み、ロウソクで炙って曲げました(写真上)。それほど歪みも出ず、綺麗に出来ました。 合板を炙るくらいのつもりでやった方が、きちんと一直線に曲がります。

折り曲げ成型後、予め決めた形通りに線を引き、Pカッターで何回も線上をけがきます。本来、Pカッターはプラスチック版に 「直線の」溝を掘り、折り取るためのものですが、曲線もできました。但し気をつけないと、余計なところまで引っかいてしまう ので、はじめに何回か軽く線をなぞって溝を掘り、刃先が安定したところで更に力を加える必要があります。電熱線工具があれば、 もっと能率よくできるはず。

問題は固定方法です。立派なステーを作ろうと思うとコストも掛かる上、いい加減なものでは脱落の危険もあります。 そこで今回使用したのが、デイトナのスクリーン(ブラストバリアー)用ステーセット。これで装着すれば、仮にこのスクリーンが 使用に耐えなくても、デイトナ製スクリーンを入れればOKという、非常に弱気な理由からです。ちなみにこのステーは「CB400SF/V-S(-98)他」用。 市販品用なので、さすがに頑丈です(写真中)。

車体側はヘッドライト固定ボルトで共締めし、スクリーン側の固定部分はストレス分散のため表(プラスネジ)側にプラスチック ワッシャーを挟みました。また、見栄えを少しでも良くしようと、スクリーンのメーター前部に当る部分をスプレー塗装し仕上げました。


作業結果


気になる効果の方は、高速は走っていませんが、60km〜で風が少なく感じます。はじめヘルメットの風切り音が大きく聞こえましたが、肩の辺りに当る風がなくなった分、相対的にうるさく感じたようです。風が激しく当ってこないのでスピード感が少し無くなり、フルカウル車の感覚に近づきました。なので一般道でもそれなりに効果ありです。長距離走ると大分違うと思います。


このパーツは破損してしまったので、現在はデイトナ製品に変更しています(こちら)。

(最終更新:2008.12)