突然の腹痛に襲われた私 |
6月10日午後からの当地パートナーのRang さん、Spaluk さんとのミーティングも無事終了。一緒に食事してビールとワインを買い込みRang
の車で帰宅。
1時間ほどバカ話をした後彼女たちも帰り、ビールを飲みながらスポーツチャンネルを見ていました。
いつしか深夜3時近くなりベッドへ。気温はそれほど高くないものの、湿気がものすごくなかなか寝付けないなーと思っていたその時。胃の付近に一瞬疼痛。ギューっとくる痛みが約5秒位。何事でしょうと思っていると痛みが次々と襲ってくるではありませんか。しかも最初は5分くらいの間隔だったのが、次第に1〜2分間隔に縮まってくる。しかも痛みが続く時間が5秒から最盛期は30秒近くにも延びてきました。痛みの強さも天井知らずに高まってきます。流れ落ちる汗にまみれつつただひたすらうつ伏せになって耐える私、まもなく51歳。胃がないのに(若い頃十二指腸潰瘍で胃を切除しているのです)何で痛くなるんだろうなどと気を紛らわせようとするのですが、痛みが脳の機能を停止さます。ただひたすら震えながら我慢するだけ。
原因は明白でした。
夜の9時前にスーパーで買ってきたあの果物です。すっぱくてりんごに似た果物で、キャディーたちが食べているのをちょくちょくおすそ分けしてもらったことがあります。結構気に入っているので、まるまる1個をむしゃむしゃ食べてしまったのです。
途中で、この酸味が刺激になって腹痛起こしたりするんだよなー、などと考えながら食べていたのです。案の定そうなってしまいました。間違いない!などと思っているうちにまた次の痛みが襲ってくる。くっくっく苦しい(~_~;)。
そうだ、薬だ。ブスコバンをいつも持ってきているじゃないか。確かMさんから頓服ももらったっけ。と考えは廻るもののなんとなく気持ちも悪くなってきた。ここで薬を飲んで吐き気を誘発してもしょうがないし、せっかく飲んだ薬をすぐ吐き出してしまうのももったいないし…、飲んですぐはいてしまったら次は何時に飲めばいいんだ。と、何度も同じことを痛みのたびに考えていました。
5時近くなって、ようやく薬を飲む決断がつき、ふらつきながら探したのですがブスコバンがない。Mさんの薬を入れておいた袋が見つからないのです。
また痛みが来た。特に強烈だ。すごすごベッドに引き返す私。考えてみたら、前回帰国したときに持って帰っていたんだ。万事休す。
後は痛みに身を任すだけ。間隔は相変わらず1〜2分。きっと陣痛というのはこんな風に繰り返し来るんだろうな。でもなんでトイレに行きたくならないんだろう。ゴロゴロいってもいいころなのに…。なんていうことを虚ろな意識の中でなんとなく考えていました。
ダメモトでもいいからトイレに行ってみよう。2度ほど痛みの急襲に耐えて座ってみましたが反応ナシ。ようやく3度目に待望の感覚が遠慮がちに来た。ここを逃してはいけない。
想像以上の反乱分子が体外に放出されました。この後、痛みの間隔は広がり、痛みの度合いも低下してきたのを確認するように、眠気がこれも遠慮がちにやってきた。辺りはもう白々している。6時を回っているかもしれない。激闘の3時間にグッタリした体はようやく安息のときを享受していったのです。
こんなつらい思いをした朝に、なんで朝9時前から電話が来るんだよ〜<`〜´>!
〈追伸〉こういう腹痛にブスコバンは効かないと後で教えてもらいました。 |
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赤だし色の塩ラーメンに涙した私 |
9月20日。朝からちょっと怪しい雲行きでしたが、ゴルフを決行。途中何度か小雨に降られましたが、傘をさすほどではなく暗雲はちょうどコースを避けるように移動していきました。
ホームコース、パインハーストでのゴルフは好調で前半38(+2)、後半35(-1)でラウンド。今年3番目の好スコアです。
しかし、このときこの日の展開を暗示するような不吉な出来事が…。
フロントハーフ、ウェストの3番ホール辺りで左の手首に違和感が走りました。最初のうちは「ちょっと変だな」程度だったのですが、次第に痛みがきつくなり、13ホールを過ぎる頃からはおしぼりで氷を包んで手首を冷やしながらのプレーでした。それでも35(自慢しているんです)。キャディーのKadさんも心配して、腕をマッサージしてくれたり(彼女はマッサージ師の免許も持っています)、バーディーを取ればキスしてくれたり…(それはないか(^^ゞ)。 とにかく痛みは増すばかり。
家に帰ってからバンテリンをベタベタ塗って、痛みに耐えつつ、ビールを飲みながら、この日のプレーを振り返っておりました。
好事魔多しとはよくいったものです。
夜8時少し前、友達のYou という女性から電話。今から我が家に来るというのです。普通なら二重の喜び、渡りに船、棚から牡丹餅状態ですが、今日はなにやらやな予感が…。というのも彼女はいわゆるオミズですから、この時間に来るということは店をサボったということ。ということは店に罰金を払わなくてはいけない。ということはその財源は俺ってことか?!
彼女はなんと友達まで連れてきました。同じ店の娘です。名前はたしかPooだったかな?彼女たち、CDVを買ってきたから観たいといいだしました。CDVは日本でいえばCD-ROMです。DVDもあるにはあるのですが、ソフトもハードも相当高額です。わたしは「PCでなら観られるよ」といって、ソフトを出させたらなんとLORD
of The RING。あのなんともかったるくて面白くない映画です。一応最終章だからいいかと自らを納得させ、一緒に見始めました。
CDVが二枚目(3枚1セットです)の中ごろにさしかかった頃、彼女たちおなかがすいたから何か食べたいといいだしました。タイでは日本の「明星・中華三昧」がこちらでは「明星三昧」となって4個1セットで39バーツ(約110円)で売っています。この塩ラーメンがひとつある。早速これに青梗菜やフィッシュボールなどを入れ、卵まで落として私得意のインスタントラーメンの出来上がり。左手首の痛みを押して作ったラーメンは我ながら上々の出来でした。
しかし、彼女たちビデオを見ながら食べ始めると、なにやら不満そうな視線。「辛子ないの?」You
がいいました。私は買ってきて2〜3度使っただけの瓶詰めの粉辛子を出してやりました。彼女たちは視線はビデオに釘付けで、辛子をバンコクの雷雨のようにガンガン降りそそいでいます。嗚呼、私自慢の塩ラーメンが…。
「おいおい、辛くなっちゃうよ」というと「マイペンライ(大丈夫)」の一言。ラーメン丼の中はさながら赤だし味噌汁の色。写真に撮っておけなかったのが残念なくらいの赤さ(黒さ?)。これを満足気にフーフーいいながらカックラっているんです。「おいしい」といいながら。 ちょっとだけ、ほんのちょっとだけスープを飲んでみました。
やめときゃよかった。口の中は火を噴いたよう、涙まで出てきそう(@_@;)。それからビール大瓶一本をグビグビ飲んでも口の中の暑さは衰えを知らない。もう一本。
昼間のゴルフの疲れもあり、ビデオが終わる頃には私はウトウト…(-_-)zzz。 彼女たちに起こされたのは12時少し前。帰るから店の罰金とタクシー代を助けてとにこやかにいいやがる。結局2人に2,500バーツを渡して私は再び夢の中へ…。左の手首と舌がずきずき痛んでいました。
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チャアムの風は塩味たっぷり! |
バンコク市街地から約200km、車で2時間半くらいでチャアムに着きます。チャアム(Cha
Am)はチャ・アムと発音します。チャームというと通じません。
このリゾートはナラティップ皇太子によって開発され、ペッブリー県の中で一番きれいなビーチといわれています。1km近く続くビーチではバナナボートや、水上スクーターのようなマリンスポーツのエンジン音もなく、人が騒ぐこえも聞こえない。数名ほどの欧米人が日光浴をしているくらい。ちょっと見たところ、パタヤやプーケットに比べて、観光客は若い人たちが多いようです。 日光浴をしている人たちは思い思いに本を読んでいたり、うとうとしていたり、友達同士でビールを飲みながら話をしていたり…。
その中で、女性の二人組みがオールヌードで強い陽光を真正面から受けて、肌を日に焼いていました。それに気がついたのは決して私だけではなかったでしょうが、現地の人たちにはそれも日常茶飯事であるかのように、誰一人注目もしていません。
メインストリートから浜辺に降りると、何軒かの海の家が並び、デッキチェアを貸し出していたり、食事を出したりしています。その中で、数名のタイ人たちが、昼間からビールを飲みながら、談笑している。どうやら現地の人たちのようです。
そんな長閑で、ゆったりした時間が流れている。 それがチャアムビーチです。
 店主が、海の近くの町に行くとき、必ず期待していることがあります。 それは塩を買うこと。
塩といっても、それは海水を強烈な日光の力によって蒸発させて作られた天然の塩。バンコク市内では買うことはできません。海の近くで、塩田がある地域でなければ買うことができないのです。
この塩の味は抜群。舐めてみると、塩分は日本の一般の塩よりだいぶ強く、とてもショッパく感じます。でも、タイの塩の特徴はそのショッパさの後に、ほのかな甘みがあることなんです。海の恵みのミネラルが豊富に含まれているためにこうした味わいが作り出されるのでしょう。
昔、飲兵衛は日本酒を飲むのに塩を舐めて飲んだといいますが、このタイの天然塩なら十分理解できます。日本のいわゆる塩化ナトリウムでは絶対に出せない味わいがあるのです。以前店主の家に来た友人は、我が家の塩漬けのカブのお新香を1kg以上、「おいしいおいしい」を繰り返しながら、一人でぺろりと食べてしまいました。そのおいしさの秘密はこの塩にあったのです。その位おいしい。
当社でも販売したいのですが、食品衛生法に則った検査が必要で、検査費用がかさむため実現できそうにありません。なにせ、ちゃんとしたメーカーがあるわけではなく、数件の海沿いの家の人たちが勝手に(というわけではないのでしょうが…)作っているものなので、輸入のたびに検査してもらうことになりそうなのです。
幸運にも、チャアムの町の手前に屋台で販売している人がいて、目的の塩は購入できました。ただ、今回の塩は、店主がいつも買っている天然塩より甘みは少なく、塩味の方が強い感じでした。車で30分程度しか離れていないのに、味わいが違う。それは精製の仕方の問題なのでしょうか、それとも海の味の違いなのでしょうか。 とはいえ、日本の塩にはない自然の味わいをまたしばらくは味わえることに安堵した店主でした。

追記:チャアムのビーチの一番外れたところに大きなシーフードレストランがあって、ここの料理はとてもおいしいです。特にクンチェーナムプラー(ブラックタイガーのナムプラー漬け)は抜群の美味しさです。バンコクではまず食べられない味です。 |
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人気の高級タイ料理レストラン「バーンカニータ」 |
タイ料理といえば「美味い・辛い・安い」と思っている方が多いでしょう。
確かに屋台や町の食堂では100バーツ(約280円)も出したらおなか一杯。タイの開放的な空気とともに食事を楽しむ方も多いと思います。
ですが、今回店主がお薦めするのはバンコクの高級レストラン。
バンコクのレストランランキングで常にベスト3に入る、味に自信の超高級店です。
「バーン カニータ」はバンコクで一番賑やかなスクンビット大通りに2店舗があります。本店はBTS(高架鉄道)のプルンチット駅近く、支店はBTSアソーク駅から歩いて10分くらいのところにあります。店主がお薦めするのは支店の方。
スクンビットのソイ23をしばらく歩くと、周辺は広い敷地を持った高級住宅街に入ります。大通りの喧騒が嘘のような静かなエリアです。この一角に大邸宅を改造した「バーン カニータ」(カニータの家)があります。店の前にはサーラーという東屋があったりして外観もリッチ感あふれるお店です。
当然店内も高級感満点。元々民家ですから、木のぬくもりを生かしたつくりの中にテーブルが配置されてカップルにお薦めの雰囲気。
使われる食器は全てセラドン焼。
スプーンとフォークもシルバー。
従業員の対応も申し分ありません。
味のほうも素材にこだわり、その味を十分に引き出した逸品ぞろいです。町の食堂のトムヤムクンも捨てがたいのですが、やはり独特の辛さと酸っぱさの調和した味わいはこの店ならでは。また、プーパッポンカレー(カニのカレー煮)もただ辛いだけではなく、カニと卵の甘さが微妙に生かされています。
特にここでは、この日一番お薦めの魚を料理してもらいましょう。炭焼きでも、唐揚げでも十分グルメの舌を満足させてくれること請け合い。従業員に相談すれば(英語可、日本語はあいさつ程度)おいしい食べ方を薦めてくれます。
価格は確かに町の食堂の3〜4倍しますが、それでも一人1,000〜1,500円程度。一度は行ってみる価値があるレストランです。
蛇足のミーハー的な情報ですが、秋篠宮様もタイにいらした折にはよく行かれるそうです。 |
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日本人通りのパブレストラン |
バンコクのタニヤ街。
日本人通りといわれ、100m足らずの道沿いに数百件のカラオケクラブや日本食レストランが集まる歓楽街です。これらのカラオケクラブは全て日本人向けに営業しているものばかり。働いている女性たちの数は数万人にも上るといわれています。
このエリアに3年ほど前、欧米人たち向けの、ヨーロッパスタイルのパブレストランがオープンしました。名前は「BARBIKAN(バー・ビカン)」。日本ではノンアルコールビールの銘柄にありますが、それとは関係ないようです。当然のことながらアルコール入りのビールは10種類以上、ワインやカクテルも各種揃えています。店内の壁面はコンクリートの打ち抜き。それ以外のインテリアは木を生かした落ち着いたつくりです。1Fはスタンディングで飲むこともできるバーカウンターと小テーブルでドリンク派向き。半地下、中二階、二階はテーブル席でゆったり食事を楽しむグループ向き。
メニューは洋食が中心で、タイ料理もちょっとだけあります。量はさすが欧米系の人たちを対象にしているだけあって、ちょっと多めです。特にサンドイッチはちょっと食べきれないくらいの量があります。
でもなぜ日本人通りに欧米人向きのパブレストランが?
タニヤ街はバンコクでも有数のショッピングエリアの一角にありますから欧米人の駐在員も数多くいます。彼らのための店があっても良いのではないか…という発想からオープンしたのでしょう。この予測は的中。オープン直後から彼らの注目を集め、連日満員の大盛況が今も続いています。
この店はランチタイムのセットメニューがあるので、これを楽しんでみるのもよいでしょう。また、夕方5時〜夜7時まではハッピーアワーもあります。ハッピーアワーとはアルコール飲料を頼むとカードを引かされます。このカードの表示により、フルプライス、ハーフプライス、フリーと料金が決められるシステム。だから運がよければタダで飲むこともできます。
バンコクで、日本人が少数派の場所でビールを飲む。
なんだか違う国に来たような錯覚さえ覚える、そんなお店です。 |
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フードコートは美味い!安い!! |
バンコクに行くのだけれど…
・屋台で食事するのは衛生面が心配
・町の食堂では本当においしいものを頼めるか心配
・タイ語がしゃべれないからオーダーできるか心配
・高級レストランの気取った料理よりネイティブなものを食べたい
そんな風に思っている方に、店主がお薦めのスポットをご紹介しましょう。
確かに、大きなレストランでは写真つきのメニューを用意しているところもあります。でも、町の食堂ではメニューがあったとしてもタイ文字だけ、中にはメニューすらないところも珍しくありません。
これではタイ語がしゃべれない旅行者には安心して入れませんね。店主も頻繁にタイに来るようになって最初に困ったのはこの点でした。結局、高くておいしくない日本レストランに入ってがっかりして帰ってくることもしばしばでした。
でも、そんな人のために力強い味方になってくれる食事処はあるのです。タイ語をしゃべらなくて良くて、料理の実物が見れて、おいしいものがすぐ分かり、しかも安い!
日本でもデパートの最上階などに展望レストランのようなものがありますね。これに似たものがタイにもあります。
一般にフードコート(Food Court)とかクーポンレストラン(Coupon Restaurant)などと大きな看板が出ているので分かりやすいです。デパートや大きなスーパーマーケット、展示場など多勢の人が集まるようなところには必ずあります。
システムは簡単。
クーポン売り場(入り口付近にあるのですぐ分かります)でクーポンを100バーツ分買います(これは100バーツを出せば相当のクーポンをくれます)。次に、クーポン売り場の側にあるお盆と、スプーン、フォーク、箸、ナプキンのどを取り、壁沿いに並んだ売り場へ行きます。
中には20軒ほどのレストランが、小さいブースを構えています。各店4〜8種類くらいのメニューを用意しています。当然、目の前で料理してくれますから、どんなものを食べさせてくれるのか分かります。また、ブースの上には提供する料理の写真が掲げてあるので、選びやすいです。
一回りすると、タイ人たちの並び具合で、大体人気のお店が分かりますから、これを参考にしつつ、気にいったブースに行きます。あとは食べたいものを指差し、クーポンを渡せば必要な金額分を切り取って返してくれますから、これをもらえばOK。店内にはテーブルがたくさん並んでいますから、綺麗そうな場所を選んで食べましょう。
食べ終わったら、食器など片付ける必要はありません。そのまま、もう一度クーポン売り場に行って、残ったクーポンを差し出します。するとおつりを返してくれます。

このように、ほとんどしゃべることもなくタイのネイティブな料理が楽しめます。それでい1つの料理が20〜40バーツ程度ですから町の屋台とほとんどかわりません。清潔感もあり、料理の種類も多いので選ぶのに困ってしまいます。
ご飯ものは、2種類のおかずを選べることもあるので、ちょっと得した気分に慣れます。もちろん飲み物も売っていますし、デザートも売っています。飲み物を買って、食事をして、デザートを食べて多分60バーツから80バーツくらいでしょう。結局屋台で注文するより安上がりなこともしばしば。
行かない手はありません。
店主のお薦めスクンビット大通りにある高級デパート、エンポリウムのフードコート。
デパートエリアの最上階にあります。
明るい雰囲気で、ちょっとオシャレでもあり、味も良い。
それでいて価格は一番高いものでも50バーツと安いので気にいっています。
ショッピングのついでのランチタイムに一度試してみてはいかがでしょう。 |
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久々にタイの辛さに脱帽した! |
以前ご紹介したフードコート。
安くて、料理もちゃんと見ることができて、そこそこおいしい。
観光客も安心して利用できると胸を張ってお勧めしました。
と・こ・ろ・が・‥
店主のアパートから歩いてすぐのところにTESCO LOTUSという巨大スーパーマーケットがあります。ここにも同様のクーポンで食べられるレストランがあり、日常よく利用しています。

1週間ほど前のある日のこと…
いつものようにそのレストランに食事に行きました。100バーツのクーポンカードを買い、10件ほど並んでいる料理のブースを眺めながら歩いていると、なんとオクラがあるではないですか。
タイに限らずマレーシアなどでもオクラは良く食べられています。
日本のように刻んであって、それに醤油をかけて…、というのではないのですが、クリアーなスープで煮物風になっていたり、卵と一緒に炒めたりしています。全く辛くはないので、これにちょっとからしをふって食べると、日本人には嬉しいおいしさです。店主の前のお客もそれを買っていました。
そのタイ人の様子をよく見ていると、これに砂糖(グラニュー糖)をガバッとかけて、辛子を負けずにドバッとかけます。これにまたナンプラー(魚から採ったタイの醤油)をダーッとかける。せっかくの澄んだ汁気はどこへやら。なんだか茶色いドロドロした食べ物に変わってしまいました。
まずご飯にそのおくらをたのみ、それだけではちょっと寂しいと思って、見ると筍を辛子と一緒に炒めた中華風の料理がありました。ちょっと辛味があったほうが食が進むななどと思い、それもあわせて載せてもらいました。先程のタイ人ほどではないものの、オクラには辛子をかけて、ちょっとだけナンプラーもちょっとかけて、十分色の澄んだおいしそうな料理になっています。合計50バーツ、約150円。
空いている席を見つけて座り、久々のオクラだななどとちょっとニタッとして口に運びました。
その途端。
辛さがドバーッと口の中に広がります。エッ?、ナニ?、どうしたの?、と思っている間に頭からは汗。そんな訳はないでしょうと思い、改めてもう一口。同じ辛さがまたドバーッ、汗がダラーッ。そんなにたくさん辛子をかけたわかけではないのに…。
先程店主の前に買った客を見ると(ちょうど近くに座っていました)平然とした表情で食べています。私のだけおかしいのだろうか???料理を良く見てみると、なんと店主がオクラだと思っていたのはしし唐!
それも日本の焼鳥屋などよりはだいぶ辛い。オクラと間違えるほどの肉厚ですから、大きさも辛さもひときわということでしょうか。それに辛子をかけてしまっています。
特別辛いものが好きというわけではない店主にとっては完全リミットオーバー。
頭から汗がシャワーを浴びたように流れてきます。
やっぱりもう一品頼んでおいてよかった。 筍の方でご飯を食べようと思って口に運ぶと、また辛さがドバーッ、汗がダラーッ。なんとこれは根生姜を千切りにして辛子とともに炒めたもの。さすがにこれには辛子はかけていなかったものの、しし唐の料理に負けない辛さ。
件の先客はさっさと食べ終わり、平然と帰ってゆきましたが、店主は一人汗を拭きながら、水を飲んで、ご飯を多めに口にほうばりながら悪戦苦闘。隣に座っているタイ人の女性は、店主のその様子を見て、心なしか嘲笑しているように感じます。タイ人には馬鹿にされたくない!と頑張ったものの、結局料理の方は4分の一も食べられないままにGIVE
UP!そういえばブースのオバチャンが「ホントにこれでいいの?」みたいなこといってたよな〜後の祭りでした。
それにしても、こんな辛いしし唐の料理にあんなに辛子をぶっ掛けて平然と食べていたタイ人てどんな味覚をしているんだろう。ますますタイ人が分からなくなってしまった店主でした。
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これからタイを旅したいという方に一言。
料理を頼む時には必ず「ペット マイ(辛いですか)?」と聞きましょう。相手が「ペット ニッ(ト) ノイ(ちょっと辛い)」といったら、通常の日本人には相当辛い。「マイ ペット(辛くない)」といったら、ちょうどいい辛さかなと思ってください。
タイ人の辛さ感覚は私たちの想像を絶しています。 |
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連日満員!やっぱりカニのカレーソース炒めはソンブーンだ!! |
タイ料理の代表的なものにプーパッポンカリー(カニのカレーソース炒め)というのがあります。カニの身や爪の部分をグァシッグァシッとぶった切って、あわ立てた卵と真っ赤なカレーソースと一緒に炒めたものです。
数年前から、この料理で一躍大人気となり、連日満員のレストランが「ソンブーン」。もうどのガイドブックにも書かれているので、ご存知の方も多いでしょう。
カニの味の良さはもちろんのこと、この店の卵は他のどの店よりもふわっとしていて、真っ赤なカレーソースが程よくからむのです。そして、ほんのりとした甘みがカレーの辛味やカニの味わいとすばらしいマッチングをみせます。
店主の友人はこの店の料理が大好きで、来るたびにここに行きます。
今は、ソルツインタワーの本店とスリウォン通り、ラチャダピセークの2つの支店があります。
中でもショッピングエリアのシーロムから近いスリウォン店は、店の規模も小さいせいか連日満員。
行列ができるほどという時代もありました。
このプーパッポンカレーという料理、おいしいことは間違いないのですが、実は食べるのがたいへん。
まず、ふんわり卵をご飯の上に削ぎ落として、それからカニの身に取り掛かるのです。ただでさえ食べているときには無口になってしますカニ料理。
それも野趣たっぷりにざく切りしたカニですから、身を取り出すのに一苦労です。日本のようなカニ専用のフォークなどありませんから、ひたすらスプーンとフォークを動かして実をほじりださなくてはいけません。
おなかがすいて早く食べたいのにイライラが募ります。
地元の人たちはどうやって食べているのでしょう。案の定、腹の部分の柔らかいところは手で取ってグヮシグヮシとむしゃぶりつています。爪のほうもバキッと割ってかぶりついています。残った卵をご飯にかけて食べるわけです。考えてみれば、タイ人が日本人のような厄介な食べ方をするわけがない。あっという間に殻の山ができてゆきます。
な〜んだ簡単じゃないか。我々も上品に食べるのはあきらめて、両手を使って食べることにしました。
ところが、上海ガニの殻は固く、なかなか割れてくれません。バキッと割れるたびに、辺りに卵だの身だのが飛び散ります。白いものを着ていてはたいへんなことになります。ご注意下さい。
問題点はこれだけではありません。いざ卵ソースが載ったご飯をたべようとしたところ、ガキッと鈍い感触。カニの殻が混じっていたのです。日本人のヤワな歯ではちょっと太刀打ちできそうもない硬さ。実際友人は口の中をけがしてしまいました。こんなことになると後がたいへん。なんといっても辛いものを食べているのですから…。
注意しなくてはいけないことはまだあります。
この店のペーパーナプキンはとても小さくて薄い。何枚使っても、なかなか手を拭ききれないのです。そんな手で思わず目でもこすろうものならたいへんなことになります。必ずオシボリ(10バーツ)をもらって手を拭くようにしましょう。
でもこんなに食べるのがたいへんでもヤミツキになってしまうほどおいしいのです。皆さんもバンコクにいらしたときにはぜひチャレンジしてみてください。
ソンブーンスリウォン支店:スリウォン通りプラザホテル向かい
ラチャダピセーク支店:MRT(地下鉄)ホイクワン駅でてすぐ。 |
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ちょっと贅沢!フカヒレスープで満腹になりたい!! |
タイは、他の東南アジアの国々と同様、華僑の進出が目立ちます。潮州から来た人たちが多いらしく、中華料理というのは結構ねらい目なのです。フアラムポーン駅(バンコク中央駅)の近くにはチャイナタウンもあります。おいしい中華料理を食べるならこのエリアに行くのが一番なのですが、ちょっと近寄りがたい空気もあり、店主もあまり行ったことはありません。まして、旅行者では二の足を踏んでしまうことも多いのではないでしょうか。
もちろん、シーロム通りやスクンビット通りなどにもおいしい中華料理のレストランはあります。でも、ここはバンコク。ちょっと贅沢してもいいんじゃないか。ということで、今回はフカヒレスープのおいしい店をご紹介しましょう。
バンコクの商業地区として有名なサイアムスクエア。サイアムセンターやトウキュウなどのデパートが並んでいる近くです。この地域のソイ1に何軒ものフカヒレ専門店が数件軒を連ねています。
一般的に一番人気はスカラというお店。
でもこの中で店主のイチオシレストランは、「バンコクシャークフィン(曼谷魚○←支へんに羽と書きます)」という店。とても家庭的な雰囲気の店で、観光客というより現地駐在の日本人や、タイの金持ちファミリーの客が多いようです。メニューも全部写真付ですから注文も楽です。
ここではフカヒレスープは大中小から選べますが、ここはぜひ一番小さいもの(800THB≒\2300)を各人で頼みましょう。ビールを飲みつつしばらく待つと、直径20cmくらいのタイの土鍋(下はすぼまっています)にグツグツ煮えたフカヒレスープが出てきます。すぐに、テーブルに出されているもやしを一握りぶち込み、ひと混ぜしましょう。スープの余熱でちょうど良く煮えます。このとき圧倒的なボリュームのフカヒレに触るはずです。日本ではけっして経験できないほどの肉厚で固まりのフカヒレがドーダ〜とばかりに入っているのです。こんなフカヒレスープは日本ではいくら位するのでしょうか???ちょっと想像できません。
ぶち込んだもやしが煮えたくらいのタイミングで小さい器にとって賞味してみてください。フカヒレのコリコリした食感と味わいが、まだまだ熱いスープとともに口の中に広がるはずです。ちょっと小食の人ならこれだけでおなかが一杯になることでしょう。
もう少し何か食べたいという方には、カニ爪と春雨の蒸し煮が良いでしょう。4人で中鍋(1200THB≒\3500)くらいで十分。これは下にニンニクが敷かれ、その上にタイの長ネギ(九条ねぎのような感じ)、カニの爪、一番上に春雨が載っています。
中のカニの爪はもちろんのこと、その味を全部吸った春雨がおいしいこと。クセになります。これだけで男性でも十分満腹になるはずです。
ビールを飲んだとしても一人4000円ちょっと。
タイでは超高額な食事ですが、日本ではとてもこの金額で済む内容ではありません。ぜひ一度チャレンジされることをお薦めします。
Bnagkok Shark Fin サイアムスクエア ソイ1(スクンビット大通りから入って40m位の左側) |
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Mum-Aroyはアウトドアでバーベキュー感覚 |
タイ料理は魚介類を使ったものがたくさんあります。
そしてそシーフードレストランもピンからキリまでたくさんあります。特にSea
Foodと看板に大書されたレストランだけでも相当な数に上るはず。
そんな中で店主がお薦めするのは「Mum-Aroy」というレストラン。ラマ4世通りとスクンビットのソイ42の交差点の近くにあります。Sea
Foodとネオンで大書されているのですぐ分かるはず。ただ、いわゆる観光客が出没するエリアからはちょっと離れていますからタクシーで行くのが良いでしょう。
このレストランはなんといっても広い!入り口らしい入り口もなく、なんとなく店内に入ってゆくとすぐ目に付くのがプール!!生け簀というレベルではありません。そこに今日採れたての魚が泳いでいます。
その周りには水槽がおよそ30くらい並び、エビ、蝦蛄、貝、ちょっと高級な魚などが泳いでいます。この中から食べたい物を選ぶことができます。
そして席に行くと、そこには一席10人位が座れる大木を荒っぽくぶった切ったテーブルが並びます。こんな席が大屋根の下だけでも20席以上。ただ、このレストランではぜひ屋外に出たい。屋外にも20席以上が並んでいます。この中で、店と道路を隔てる植木の側の席を取れればもうバーベキュー感覚満点。
このレストラン、味はタイ料理のオーソドックスなもので、辛いものはヒ〜ヒ〜いうほど辛く、甘いものはくどいくらい甘い。素材は文字通り新鮮なものばかりですから魚にうるさい方でも十分ご満足いただけると思います。網焼きで召し上がるとバーベキュー感覚がいっそう高まります。
ただ難点が二つあります。
一つは魚がでかいので、少人数ではいろいろな料理を食べきれないこと。ぜひ4人以上のグループで行ってください。
もう一つは蚊。なんといっても屋外ですから、虫、中でも蚊が一杯来ます。虫除けを用意するか、従業員に蚊取り線香を持ってきてもらいましょう。指でくるくる蚊取り線香の形をジェスチャーすれば、コーラやビールの瓶に器用に差し込んで持ってきてくれます。まあこれもバーベキューの楽しみの一つではあるので、この雰囲気を満喫してください。
料金は水槽にあるものはほとんど時価ですが、そこはタイですから、財布の中を心配するようなことはありません。
グループでわいわい楽しんでください。 |
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食生活の危機!卵欠乏症が進行中 |
普段ほとんど料理など作らない店主ですが、自慢できる料理があります。
それはインスタントラーメンと卵の料理。
こういうとよく笑われるのですが、インスタントラーメンは手のかけ方、材料の入れ方一つで大きく味が変わるのです。
友人が来た時など、ラーメンを出すとみんなビックリするほどの味です。
他の人が同じように作っても、この味は出せません。
粉末スープを入れるタイミング、野菜を入れるタイミング、かき混ぜる回数など微妙に違うのです。
もちろん、生卵が入るのはいうまでもありません。
これを入れるのが店主の特性ラーメンの決め手なのです!
もう一つ卵の料理というのも、身近な人たちの間では名人とさえいわれています。ゆで卵でも、スクランブルエッグでも、目玉焼きでもほとんどの人が脱帽します。
特にゆで卵や目玉焼きは白身のプルプル感と、黄身の硬さとレア具合はもちろんのこと、表面のツヤツヤ感まで皆一様に驚きます。
店主がここまで上達したのも、この二つの食品が限りなく好きだからにほかなりません。
特に、卵料理は日本にいるときには毎日(姉が作ってくれていますが…)、インスタントラーメンだって週に1回は作って食べているほど店主の食事の中心的な食品なのです。
それがタイで1ヶ月以上も生活しているとこの二つが圧倒的に欠乏してきてしまうのです。
その大きな理由は、店主が借りているアパートでは室内で料理ができないことにあります。
そこで仕方なくレストランや食堂で卵を食べることになります。
ところが、これが最低!
タイでは、カオパットというチャーハンにはほとんど目玉焼きがのってきます。 これが本当にどうしようもないのです。
目玉焼きは英語ではフライドエッグといいますが、まさにその通り、生卵をフライにしたような状態で出てきます。
膨大な量の油を入れて、これを限りなく高温に熱したところで卵を割りいれますから、いきなり白身は泡ができて固くなり、周囲はカリカリの状態になります。
これではもうお箸で切ることはできません。
こんな泡立ち、カリカリになってしまった白身が許せない!
卵をおいしく料理するのには温度が命!と確信している店主には悲しくなるほどの表情の目玉焼きしか出て来ないのです。
この作り方はタイ全体に浸透しているようで、ホテルの朝食などでも目玉焼きを頼むとこの悲惨な目玉焼きが出てくることが多いです。まあ、タイ人は卵は大量に食べるものの生たまごは食べませんから仕方がないと諦めざるをえないかもしれません。彼らは生涯半熟の黄身やプルプルの白身の味を知ることはないのでしょう。
ということで、タイではとても卵を食べる気になれません。
大好物が食べられないので、ちょっとこのところフラストレーションが溜まってちょっとイライラが募ってきています。
ただ、屋台や食堂で豚肉の煮込み料理と一緒に煮込まれているゆで卵はまあ許せますね。
それとゴルフコースの売店にあるゆで卵。
タイのゴルフ場は3ホールに1ヶ所くらい売店があってバナナなど簡単に食べられるものが用意してあり、そこにゆで卵があるのです。このゆで卵は、店主にいわせると60点ほどのできなのですが、塩ゆで卵よりはずっと良い。
ゴルフに行ったときにこのゆで卵を食べるのが、このところの店主の一番の楽しみとなっています。
ただタイ人はこのせっかくのゆで卵にウスターソースをぶっ掛けて食べるという暴挙に出ます。
バカヤロウ!ゆで卵には塩だろう!!と叫びたい気持ちをグッと抑え、自分だけ塩をちょっと多めに振って短い至福のときを満喫している店主です。
タマゴのネタをもう一つ。
今まで見たこともないタマゴ料理と遭遇したのです。
それは「焼タマゴ」。
卵焼きではありません。
ただ、この表現が正しいかどうかは分かりません。
はっきりいって焼くというのとも感じが違います。
タマゴを割らないで、殻のまま熱しているようなものです。
実はこの食べ物、タイではさほど珍しいものではありません。 よく屋台で売っているのです。
だいたい、2つのタマゴを竹串に刺して売っています。 でも、先日までそれはゆで卵を売っていると思っていました。
あるとき、タマゴ欠乏症が高じて、アパートの近所の屋台でそのタマゴを買ったのです。
買うときに「あれっ」と思いました。
タマゴを置いてあるところが熱いのです。
ただ保温しているようには思えません。
ゆで卵だったらカチンカチンになってしまい、黄身の周りは黒ずんでしまっているはずです。
「しまった!」と思いました。
でも買ってしまったのだから仕方ありません。
屋台のオバチャンに10バーツ(約35円)を払って部屋に帰りました。

ちょっとガッカリした気持ちでからを剥こうとした時です。
竹串の通っていたところがどうもゆで卵とは感じが違うのです。
当然乾ききってカチカチになっているのですが、何かが違う。
実際、殻を剥いてみると、本来白く輝いているはずの白身が白くないのです。
なんとなくグレーがかっています。
ちょうどできの悪い茶碗蒸しから、もう一段黄色い成分を抜いたみたいな感じ。
いよいよガッカリ。
それまで何度もゴルフ場などでゆで卵を食べた経験がありますが、こんな色はしていませんでした。腐っているのかな?
ちょっと訝りながらそのタマゴを割ってみたら、二度目のビックリ。
なんと、黄身がないのです。
これは何事でしょうか?!?!全体が、表面と同じ色合いです。
もうひとつのタマゴも割ってみましたが同じです。
食べてみました。歯ごたえはまさにゆで卵のそれです。
でも、気のせいか、ほんのり塩味が効いています。
???
これはどうやって作っているの?
黄身がないことを考えると、調理の前に黄身と白身を混ぜているとしか思えません。
しいて考えれば、生卵の段階で竹串を刺して黄身をつぶし、それを振り回すかなんかして黄身と白身を混ぜる。
でも、だとしたらもっと黄色くてよいはずです。
加えて、ほんのり感じられる塩味はどうしてつけたのでしょう。
なにしろ、竹串が通ったところ以外、タマゴのからは傷ひとつないのです。
それに、白身がたれた痕もない。
謎は深まるばかり。
翌日以来、そのタマゴを売っているオバチャンにどうやって作るのか聞こうと思っているのですが、この店が結構人気があって、なかなか話を聞けません。
連日その屋台の前でウ〜ンと唸っている店主なのです。
後日、ようやくオバチャンにこのたまごの作り方を聞くことができました。なんと店主の想像は当たっていたのです。
生のままのたまごに竹串で小さな穴を開け差し込む→中を混ぜて黄身をつぶす→ナムプラーを入れる→殻のまま焼く、この工程を何度か繰り返すのだそうです。カイビンというのだそうです。
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ところかわれば食べ方変わる? |
ところ変われば品変わるという言葉がありますが、品ばかりでなく食べ方も変わるものだとバンコクにいると実感することが好くあります。同じ食材でも調理の仕方でずいぶん印象が変わるものです。
今回はそんなタイと日本との調理法の違いについてご紹介しましょう。
だいたいタイ人というのは中庸というか、程々というか、程よくという感覚がないのではないかと思います。
肉を焼く時などはその最たる結果です。
牛肉であれ、豚肉であれ、もうカチンカチンになるほどしっかり焼きます。 「メ ヤーン スクスク ナ(あまりよく焼かないでね)」と頼んでも出てくるのは日本のウェルダンのウェルダンという状態。
なんだか甘いソースをぶっ掛けられて悲劇的な様相で盛り付けられてきます。
ただでさえタイの牛肉は肉が硬いのに、それを炭になる一歩手前まで焼いてしまうなんて…トホホ。
チャップリンの映画ではありませんが、革靴を食べているように感じることも少なくありません。
どうせなら焼いたり炒めたりしたものより煮込んだものの方が食べやすいです。ただ、店主に難敵の臭いの問題がでてくるのですが…。
ということで、店主はタイではほとんど牛肉は食べません。 豚肉もできる限り避けています。
まあ、安心して美味しくいただける鶏肉があるのでそれで満足している食生活です。
焼きまくる料理に比べて、どうかもうちょっと火を通してくれないかなと思う料理があります。
クイテッティアオというタイの麺がそれです。 クイッティアオは卵麺のバンミー、米の粉で作ったセンヤイやセンレック、センミーの3種類があります。
これらを頼むとフィッシュボールや野菜を麺と一緒にざるに入れて、沸騰したお湯の中でガチャガチャガチャと火を通し、鶏ガラの透明なスープや、濃い茶色のスープをかけて出してくれます。
タイを代表する食べ物です。 この火の通し方がちょっと心配なのです。

フィッシュボールとはミンチ状に魚のすり身を丸めた、日本でいうとすじとかつみれに似たものです。
日本だったら鍋料理などに入れて、出汁をとるということもあるのでしょう、しっかり煮込みますね。
ところがタイではざるに麺と一緒に入れて麺に火が通るくらいの時間しか煮ません。
後10秒、せめて5秒くらい火を通してほしいと思うことがしばしばなのですが、あっさりと丼に入れて出てきます。
まあ、これが元でお腹をこわしたという経験はないのでそれはそれでよいのでしょうが、ちょっと心配な一瞬を味わうこともあります。
最近一つの発見をしました。
タイに限らずヨーロッパやアメリカでも、サラダバーにあるキュウリは皮がむかれています。
縁の部分がギザギザになるようにして皮が取り去られ、日本のように皮がついたままでてくることはありません。
なぜそんな手間のかかることをするのか。この理由が分かったのです。
答えは、西洋から入ってきた、あの太いキュウリの皮は苦いのですね。ゴーヤほどまではいきませんが、とても苦い。
これではタイ人が食べられるわけがありません。
タイ人は苦いものや渋いものというのはあまり好きではないようです。
だから日本茶もあの独特の味がしない。
渋味もほんのりとした苦みも全くない。
日本だったら出涸らしの出涸らしのようなお茶。
それをご丁寧に甘味さえつけています。
これが大ブームになっているのですから理解できません。
理解できない食べ方をもう一つ。
それは落花生。
タイの落花生の身は、日本のように丸く、太ったようなものはあまり見かけません。
どちらかというと痩せた感じで、ちょっと貧弱に見えます。 渋皮も、日本ほど赤っぽくなくて、ベージュかそれ以上に白っぽく、厚みも薄いようです。
だから苦みがない。 皮ごと食べても全く違和感なく食べられます。 身が痩せているせいか、コリッとした歯ざわりはとても良い感じ。
味も塩分が程よく利いてビールに最適です。

ただ、こうした落花生にほとんどお目にかかることはありません。町の中で売られている落花生はまず間違いなく茹でられている。
いつもならパキッと割る外側の皮もべチャべチャしていますから剥ぎ取る感じで剥きます。
コリッとしている筈の身もグチャットした歯ざわり。 なんとなく青臭ささえ感じます。
タイ人の友達に「お前たちには食べる美学というものがないのか!」と怒りをぶつけたことがありますが、意味のないことでした。
日本でも、日本製の落花生をこうして食べる方法を紹介されているようですが、どうもいけません。
なによりビールに全く合わない。
そしてパキッ、コリッという潔さがないのです。
ただタイではこうした茹で落花生が一般的です。
店主は相当に、というか結構ひどく好き嫌いがあるので、食べられるもの、中でも好きなものはちゃんとした味わいで食べさせてくれ〜と思うのですが、どうもそれはないものねだりということのようです。
「郷に入っては郷に従え」。
理解はできても、なかなか納得はできないタイの食文化ではあります。
というように、料理方法についてはまだまだ納得しきれないことがたくさんあります。
ということで、次回ももう少し食べ方についてご紹介してまいります。
店主のグチにお付き合い下さい。 |
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日本食レストランはどこも盛況ですが |
これほど長くタイという国と付き合っているというのに、実は店主は匂いのきついものは一切ダメ。
また辛すぎるものもご遠慮したいという方なのです。
好き嫌いもけっして少ないほうではないので、タイ料理というのは好きな部類ではありません。
ということで必然的にバンコクに滞在している間、どうしても日本食レストランにお世話になることが多いのです。
連日、いくつかの日本食レストランを今日はここの鳥料理、明日はあちらの海鮮料理とローテーションしながら毎日の食事をしております。
バンコクには日本レストランはそれこそ山ほどあって、選ぶことについては事欠きません。
やはりスクンビットからトンローという通りに入った日本人村や、日本人通りともいわれるタニヤという地域には日本並みのものを出してくれるところもあります。
タイで人気の日本食レストランというと、「Fuji」や「小船」という日本でいえばファミリーレストランのようなところです。
「味」という店では不満たらたらなのですが、アパートの近くにあるということもあり、これらの店で食事をすることがもっぱらです。
もちろん、上記のような日本人向けの高級食材を使った店というのもあるのですが、これはもう日本人向で料理の値段も高く、タイ人はほとんど見かけませんし、店主もあまり行きません。
そんなに普段お世話になりきっている日本食レストランですが、どうしても納得いかないところがあるのです。
日本と同様ファミリーレストランにはセットメニューが用意されていて、メインメニューに20バーツ程度出せば、ご飯にお味噌汁、ちょっとした煮物に漬物が加えてもらえます。
店主が納得いかないのはこのセットメニューをテーブルに置いたときの配置なのです。
日本ならどんなに安い食堂でも、手前左にご飯、右にお味噌汁、その奥の中央にメインの料理があって、その左右に煮物や漬物というように置かれますよね。
それが日本食の基本的な美学だと思っているのですが、タイではそんなことはお構いなし。
メインの料理を客の一番前に置いて、その他の料理はテーブル上のあちらこちらに散らばって置かれます。
店員の手に触った順に、テーブルの空いているところにおいて置けばよいという状態です。
これでは日本食の美学がないではないか!と店主はいつも思っていて、そうしたセットメニューが出されるたびにレイアウトを変えてから食事に入るという、とてもくどいことをしなければなりません。
タイ人にしてみれば、あの人は何をしているのだろう???というだけだと思うのですがここは日本人としてこだわらなくてはいけないと思っているのです!

そして、事のついでに不満を書き連ねると…。
漬物はほとんどの場合、キムチです(恕)。
確かにタイの気候や普段の食生活を考えれば、キムチのほうが日持ちもするし、辛くて喜ばれるということなのでしょう。
でもキムチは韓国の食べ物だ〜ッ!と店主は行きつけのレストランで何度も叫ぶのです。
これには店主がニンニク嫌いだからということも加わった怒りの要素もあるのですが。
お味噌汁のお椀にチリレンゲが入っているというのもどうも納得ゆきません。
何度も店員に食事の配置やチリレンゲはいらないことなどくどく説明するのですが、そんなの面倒くさいと笑いながらいって取り合ってもらえません。
まあ、店主はお味噌汁が嫌いなので、チリレンゲが添えられていても関係ないといえば関係ないのですが、ここは妥協できないところです。
不満を書いてきたついでにもう少し書き連ねると…。
料理は焼くにしても、煮るにしても、揚げるにしても、全てしっかり火を通しています。
だから硬い!
味付けはおしなべて甘い!
こんなですから、日本で一番手っ取り早く、当たり外れが少ない「豚肉の生姜焼き」など頼んだらたいへんなことになります。
硬い肉が甘い味付けで、生姜の爽やかさなどないのですから。
ほとんど顎の運動のために食べると思ったほうがよいくらいなのが普通です。
数日こうした日本食を食べた後にはフラストレーションが溜まってしまい、しっかりとした味の良い日本食を求めて、結局ホテルや日本人経営の日本食レストランに行くことになってしまうのです(トホホ)。
百歩譲って、食材の違いは我慢しましょう。
価格を考えれば致し方のないことです。
でも、これらファミリーレストランに来るのはタイ人も多いのですが、欧米からの観光客もたくさん目にします。
これが日本料理と思うな〜!!!と心の中で絶叫しながら、でも日本では味わえない親子丼を定番にして食べている店主です。
もう一件日本食レストランについての話題。
タイの一般的な日本食レストランで刺身や寿司を頼むと、コレデモカ!と山盛りにされたわさびの皿が出てきます。
店主はこのわさびが気に入らないのです。
なんといっても効かない。
店主が日常行く安日本レストランで本わさびを望んでも、それは無理なことは十分承知しているのですが、もうちょっとしっかりした味を出して欲しいと思うわけです。
店員に聞けば、案の定粉わさび。
それを炭酸水で溶いているといいます。
そのせいでしょうか、多分溶いたときには効いているのでしょうが、すぐに飛んでしまう。
だから多くの場合テーブルにドカンッ!と置かれた時には飛んでいることが多いのです。
そこでわがままオヤジの店主は、日本からチューブのわさびを持って行き、行きつけの日本料理屋にキープしています。
ボトルキープではなくて、チューブわさびキープ。
ところがこれが、実はすぐになくなってしまうのです。
店主が大量に使うからではなく、どうやら板前や店員のタイ人が持って帰るらしいのです。
まあ本わさびというほどのものではないし、持って帰って少しでもわさびの本当の辛さ、味わいというのを理解してくれれば良いと思っています。
キープわさびがなくなると、店主はでてきたわさびをもう一度練る作業から始めます。
水を少しもらって、しっかりとあのツンッ!が来るようになるまで練り直すのです。
まあ料理が出てくるまでの良い時間つぶしにはなるのですが…。
もちろん、本格的というか高級日本食レストランでは本わさびを下ろしたものも出てくることがありますので、一般の旅行者ならばこんな経験はしなくても済むと思います。
タイ人たちはこの山盛りわさびに直接醤油をかけて溶いています。
だから醤油の色はもう黄土色。それに刺身や寿司をつけて食べるのです。
ちなみに、タイの寿司はさび抜きがほとんどです。
その理由は分かりませんが、だから刺身も寿司も同じようにドロドロになった醤油につけて食べられるわけです。
ところで、タイ人は実はわさびのような辛さには弱いという人も多いです。
世界でも有数の「辛いもの食べ国民」なのにこれは以外です。
タイ人の友人に聞くと(ちなみに彼は大好き派です)、タイ人はあのツンッとくる辛味は幼い頃から経験していないので、苦手という人が多いとか。
唐辛子系の辛味は飛び上がるほど辛くてもOKでも、わさびのツンッとくる辛さは、彼等の味覚に必ずしも合っていなということなのかもしれません。
だから、寿司がさび抜きなのか…と思ったりするわけです。
ためしに、彼に日本から持っていったチューブわさびをあげたことがあります。
すると彼はいつもの日本食レストランで、いつもの量、チューブの3分の1くらいを搾り出して、醤油に溶きました。
これを刺身にたっぷりつけて食べたのですから、当然しゃべることもままならず、涙が見る見るあふれるほど流れてきました。
それでも辛さに耐え、アロイ(おいしい)!と強がりながら、醤油を足すこともなく食べていました。
笑が止まりませんでした。
それにつけても、わさびの盛り方といい、その味わい方といい、もう少し日本食の美学というものを理解してくれないかなーと思いつつ、日本食レストランに通い続けている店主です。 |
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お洒落なイタリアンレストラン急増中!
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これは店主の感覚的なもので、ブームといえるほどのものかどうかは分かりませんが、最近バンコクでイタリアンレストランが急増しているように思います。
以前は、サラデーンというエリアにタイの芸能人やセレブの人たちが集まるイタリアンレストランはいくつかありました。
それが、新しくオープンしたデパートやショッピングコンプレックスには必ずといってよいほど入っていて、その件数は日本料理店に匹敵する程のところもあります。
特に古い一軒家を改造したものや、大きな敷地を持った単独のレストランなどが増えています。
地域的には従来のサラデーンエリアからスクンビット通り周辺、それもソイ55(トンロー)周辺やソイ63(エカマイ)周辺に移ってきているようです。
それも、メインストリートに面しているというより、路地に入ったところに瀟洒な建物のイタリアンレストランが、エッまたっ?!というくらいできているのです。
元来トンローの手前、ソイ49からエカマイあたりは芸能人やセレブが集まる高級レストランが多いエリアではあるのですが、このエリアに乱立しているという感があるほどたくさんあります。
店主の行ったことのあるイタリアンレストランにほぼ共通するのは…
・店全体が高級感を醸し出している
・インテリアはあまり華美にせず、シンプルなデザイン
・テーブル毎のスペースがゆったりしている
・ワインの保有量が多く、味わいの良いものが多い
・料理一皿ごとの量が少ない
・皿はほとんど白!
・価格が高い(日本料理店以上という印象です)
店内の雰囲気は窓を大きくとって明るい雰囲気を演出しているところがほとんどですが、中には少々暗めでシックな雰囲気を売り物にしているところもあるようです。
まあこれは昼に行くか、夜に行くかで印象は違うと思いますが。
店主にとっては、量が少いくせに価格が高いというのがネックです。
ランチタイムのセットメニューで400バーツ以上なんていうのはザラ。
タイ料理で高級店として以前にもご紹介したことがある「バーンカニータ」でさえ、ランチのセットメニューで220バーツというのですから、その高さはご理解いただけると思います。
一般のタイ人にとっては、屋台でクイッティアオを食べれば30バーツくらいですから比較になりません。
店主は極端なほど小食なのですが、それでも夜にそこそこ満腹、そしてワインの酔い心地も満足…ということになると1,000バーツを覚悟しなくてはいけません。
一般のタイ人はこんな高額な食事はできませんから、似非イタリアンでガマンします。
例えば、ピザハットとかといったピザハウス系のファミリーレストランですね。
これなら、1人200バーツもしないで食べられます。
そんな価格設定ですから、客は欧米人がほとんど。
タイ人で来ている人は見るからに金持ちそうか、オミズのオネエチャンが彼氏と一緒に来ているくらいです。
それから、日本人のご婦人たち。
きっと、バンコク支社に赴任している方の奥様なのでしょう。
欧米の方々は旅行者であっても滞在期間が長いですし、日本の奥様たちもご主人の仕事によって長く滞在しているのでしょう。
きっとタイ料理の味覚に飽きてたまにはイタリア料理ということなのだと思います。
というのも、こうしたイタリアンレストランの多くはイタリア人がオーナーかシェフをやっている場合が多いようで、味わいはとても本格的です。
タイの調味料はソースであれ、マヨネーズであれ、もちろんケチャップであれ、全て甘いのです。
それに対して、イタリア料理はこうしたものを使わず、バージンオイルだったり、トマトからしっかり作ったソースであったりしますから、甘みに緩んだ味覚を締めなおすのにはピッタリです。
そんなイタリア料理店が乱立状態になっているように思われる中、店主のイチオシは、やっぱりイタメシ家が元々あったサラデーン付近のレストランです。
中でも、こうした高級イタリアンレストランブームの火付け役ともいわれる「SCOOZI」。
とっても広い、豪華な一軒家を改造しています。 内装も、シンプル&ハイセンス。
食材はもちろん、インテリアにいたるまで、本当に高級なものを集めて作られています。
以前、オーナーシェフ氏と話す機会があったのですが、隣にもう一軒同じデザインの家があって、そこでイタリアの物産を販売するようにするといっていました。
もうとっくにオープンしていると思うのですが、まだ行ったことがありません。
その他にもシーロム通りにあるホテル・ホリデーインの側にある「La GROTTA」も最近オープンして、高級感あふれるレストランとして注目されています。
前にもご紹介したように、スクンビットエリアにもたくさんのイタメシ家がありますが、だいたい路地を入ったところが多いので、初めてタイを訪れる方にはちょっと歩いてゆくには抵抗があるかもしれません。
そんな方にはサイアム駅前のサイアムパラゴンの地下フロアを歩いてみることをお薦めします。
そこにも2〜3軒のイタリアンレストランがあったはずです。
それぞれに趣向を凝らしたお店の雰囲気と本格的イタリア料理で迎えてくれるはずです。
ただ、夜行くときは要注意!
お財布の紐がグズグズに緩んじゃいますよ。 |
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タイのビールは栄養源! |
店主は大のビール好きでして、今流行の焼酎はもとより、ウィスキー、日本酒には目もくれずビール一本槍。
たまにちょっとワインに浮気するくらいで、あとはビール。
前職を退職して以来、特にタイにいると、食事も取らず朝からビールという生活。
「サバーイ サバーイ(気持ちいいというタイ語です)」な毎日を過ごしています。
大体平均して1日に3〜4リットルくらい飲むでしょうか。
まあ朝からですから、酔っ払うというような飲み方ではないです。
ということで、店主がこよなく愛するビールについて…。
タイには国産のビールも数多くあります。
一番有名なのがシンハービール。
タイを代表するビールメーカーです。
次いで、チャング(象)ビール。
多分5〜6年位前に発表されたビールですが、安いことが受け入れられ成長著しいメーカーです。
サッカーのイングランドプレミアリーグの名門、エバートンのメインスポンサーになっています。
この低価格ビールに対抗して老舗シンハーが出したレオビール。シンハーはタイ語で伝説のライオン、レオはレパード=豹ということで姉妹ビールであることを主張しているらしいです。
多分今タイで一番安いビールがチアーズ。スーパーマーケットでは大瓶1本30バーツ(約90円)で買えます。レギュラー缶サイズなら19バーツ(約60円!)です。
タイで一番高いハイネッケンの大瓶が大体54バーツ、シンハービールが45バーツですからその安さの程がご理解いただけると思います。
ところがこれがバカにできない飲み易さなのです。今店主のお気に入りビールです。
そして、店主がタイでこよなく愛しているクロスタービール。ドイツのクロスターのライセンス生産だという話を聞いたことがありますが本当かどうか分かりません。
飲み口が一番さっぱりしていて、ほのかに甘みが残るのが大好きなんです。
ところが、このビールはタイ国産のビールの中で一番高い!ハイネッケンと同じ価格です。
そしてレストランなどでもどこでも飲めるというわけではない!
特に最近は売っているところを探すのさえ難しくなっています。
という最大・最悪の状況にあるビールなんです。
シンハービールの傘下に入ったためでしょうか。
このほか、青缶とと赤い缶の馬のマークのビール(名前は分かりません)など低価格ビールがチャングに続いてどんどんでています。
こうしてみると、クロスタービールもラベルは山猫ですから、タイのビールはみんな動物が名前かシンボルになっています。
なでしょう?今のところは店主も分かりません。
輸入ビールで一番人気はなんといってもハイネッケン。
アサヒのスーパードライもありますが、日本人だけしか飲まないようです。
その他シンガポールのタイガービールや黒ビールのギネスなども良く見かけます。
正確には分かりませんが、シェアでいうと1位シンハー、2位チャング、3位ハイネッケンというところでしょうか。
シッカリ者のタイ人は、おごってもらうときはハイネッケン、自分で払うときは量販店で、買ってきたチャングかレオの大瓶と上手に使い分けています。
さてその味は?
まずはタイのNo.1ビール、シンハー。
日本にもタイレストランなどでは用意しているところもあるので、飲んだことがある人も多いと思います。
店主は最初飲んだときチョット臭いと思いました。
苦みは、日本のビールでいうとキリンラガーくらいで、チョット強めでした。
その頃は品質管理などという言葉はタイの辞書になかった(笑)頃ですから、味だって缶ごとに違うなんて当たり前。
それどころか、アルコール度数だってマチマチ(!)だったといいます。
今は、品質も安定して飲みやすくなり、匂いも薄くなっています。
タイ人の友人は、シンハーがクロスターを買収してその製法を取り入れたためおいしくなったのだといっています。
そして、安さを売り物に現在成長著しいチャングビール。
このビールははっきりいって苦い。
エビスビールと同等かそれ以上でしょう。
でも、エビスほど上品な苦みじゃないし、コクもない。
まあ値段で飲むビールでしょうね。
店主はほとんど飲みません。
これに対抗して出たレオビールはチャングとは正反対で、すっきりさっぱり&あっさり。
そうあっさりしすぎているんです。
日本の発泡酒のような感じです。
でも苦みは押さえられていて、ある意味飲み安いビールといえます。
ソンクラーンのとき、カオサンというエリアにいやというほど並んでいた屋台で売っていたのはチャングか、レオでした。
やっぱり庶民のビールなんでしょうね。
そして、店主イチオシのクロスタービール。
味わいはモンドセレクションで金賞をとった(らしい)ことからも、タイでは一番だと思っています。
日本のビールでいうと店主が大好きなサントリーモルツに似ています。
飲み込んだ後にほのかに残る甘みが最高です。
前にも書きましたが、タイ国産のビールで一番高額なビールです。
いや〜ビールの話を書き始めるとキリがありません。熱い国で冷えたビール。やっぱりタイは天国です。
タイの輸入ビールの代表的選手はハイネッケンです。
日本では独特の酵母の匂いと甘みがあって、店主は飲まないビールの一つなのですが、タイではすっきりした飲み口です。 店主が大好きなタイのクロスタービール、日本のサントリーモルツにひじょうに似た味わいです。 ロング缶(500ml缶)を最初に発売したのがハイネッケンだけです(今はチアーズも出しています)。 タイ人が一番憧れるビールです。
アサヒのスーパードライはビンしかありません。
ところが、そのビンの色はなんと日本の茶色ではなく、グリーン!
ハイネッケン、クロスターと同じ色なんです。
先駆の高級ビールを真似て、何とか高級感を出そうとしているのでしょう。
店主はこのビール基本的に好きではないので、こちらでも飲まないのですが、日本人の友人に聞くと、日本で飲みなれている味とは違うということでした。
匂いのないシンハーみたいな感じだそうで、軽く、飲みやすいビールに仕上がっているとのことです。
でも、どうしてもスーパードライといわれると手が伸びないんです。
先入観が強すぎるのでしょうか(^^ゞ。
最近、欧米人向けのビアパブにちょっと凝っています。
H系のビアバーではなく、ビアパブです(*_*)。
こういう店だと、ドイツのピルセンビールなども生ビール風にサービスされています。
でもやっぱり気候の違いでしょうか、あまりおいしくないです。
店主がこちらで飲むのは1番がクロスター、2番がハイネッケン、3番がシンハーというところでしょうか。
充実のビールライフを送っています。
もーいーよー、という声が遠ーくから聞こえてきますが、まだビールネタは続きます。
次は、ビールの注ぎ方について。
これがお国柄が出て、面白いんです!
と思うのはビアフリークの店主だけでしょうか…(^^ゞ
ビールは世界に広まっている分、国ごとに飲み方はいろいろです。
例えば、数年前行ったロシアではレストランでもヌルーいビールが出てきました。
寒い国だから冷たい物はいらないのだと説明を受けましたが、暑い部屋で温いビール、おいしくなかった覚えがあります。
予断ですが、昔ロシアのビールは「馬のおしっこより不味い」といわれていましたが、誰か馬のおしっこ飲んだんでしょうかね?
一方タイでは、暑い国ですからビールはギンギンに冷やしています。
泡なんか出ません。
もう凍る一歩手前みたいなビールです。
最近は生ビールサーバーなどをおいて、細かい泡のビールを飲ませてくれるところも増えてきましたが、瓶ビールは相変わらず冷え冷え。
瓶に氷が張り付いているなんていうのも珍しくありません。
ここまで冷たいのはどうかと思いますが、ゴルフのときなどは最高においしいんですね、これが(^_^)/。
もっとすごい店だと、グラスに水を入れ冷凍しているところもあります。
グラスに入れた水が氷になっているんです。
タイ人はただでさえ冷たいビールに氷を入れて飲むのが普通です。
氷が解けてビールが水っぽくなるより、冷たい方を好んでいるようですね。
ほとんどの店で、ビールを頼むとアイスペールに氷を入れて持ってきます。
もちろん店主は「要らない!」と厳しくいいますけど…。
注ぎ方もタイらしさが出ています。
レストランなどでも、ウェイトレスはグラスを持って注ぎます。
テーブルのグラスにビールを注ぐことはほとんどありません。
少しでも泡を出さないように注意深く…。
そして、3cm〜5cm位飲むと、すぐ注ぎ足します。
当然グラスを持って――。
このとき気をつけないと、氷を入れられてしまいます。
なぜこんなに氷にこだわるかというと、味が水っぽくなることはもちろんですが、この氷でお腹を壊すことが多かったんです。
今は、ミネラルウォーターで作ったキューブアイスを使っている所がほとんどですが、以前はクラッシュアイスを使っているところが多かったんですね。
これは水道水を使っていることが多いので、1〜2日するとてきめんにお腹に来ます。
この腹下しはしつこい。
1週間や2週間では収まってくれません。
ウィルス性の腸炎になってしまいます。
タイに行ったら、氷に注意!
これはタイフリークの合言葉です。
タイへの旅行を計画している方、ぜひご注意下さい。 |
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リバーサイドレストランの侮れない魅力 |
1年間を通して暑い、ちょっと暑い、すごく暑いしかないバンコクで、自然の涼しさを感じながらの食事というのはある意味最大の贅沢かもしれません。 自然の涼しさを感じられるところで今一番注目され、ちょっとお金があるバンコクっ子に人気なのがリバーサイドレストランです。 チャオプラヤ川に面したレストランで川を渡る風を感じながら食事をしようというわけです。
元々、チャオプラヤ川を豪華船でクルーズしながらディナーを楽しむというのは川沿いの豪華ホテルが行っていました。
今はこうしたりバークルーズをしながらディナーを楽しむコースもたくさんあり、夜7時ごろから9時半頃までというのは華やかな、というよりギラギラに電飾で飾ったたくさんの大型船が川を上り下りしています。
食事はインターナショナルブッフェで、タイ料理が苦手という人も十分お楽しみいただけると思います。
ただ、これはなんといっても料金が高い。 シャングリラホテルのディナークルーズだと大人1人1,500バーツ。
安いクルーズでも1,000バーツ程度です。 ただしこれにはコーヒーなどソフトドリンクだけしかありませんから、ビールやワインを頼むと当然別料金が請求されます。
料理の質は高いのは当然ですが、これはやはり観光客用で、タイ人が望むものではありません。
そこで商魂たくましいタイ人たちが考え出したのがリバーサイドレストラン。 川を挟んでバンコクの対岸。 トンブリー地区今次々とこうしたレストランがオープンしています。
店主が知る限り、最初にこうしたレストランを作ったのは、ロイヤルガーデン・リバーサイドというホテルのレストランでした。
今はバンコク・マリオット・リゾート&スパという名前になっていますが、5星クラスの高級ホテルです。
その後、そのちょっと上流に派手派手のレストランがオープンしたと記憶しています。
このエリアはサトン通りからつながるタークシン橋からさらに南に行ったところ。
チャオプラヤ川の河口に近い場所です。
それが、今はもっと上流。
ラーマ8世橋からクルントン橋の間という、王宮やエメラルド寺院の対岸側にたくさんオープンしているのです。
まあ、余程バンコクになれている人でもないと、このエリアに行く人はいないでしょう。
交通の便もタクシーに頼るしかありませんから、一般の観光客が行くにはちょっとむずかしいところです。
店主は、ナラカンの副社長のシラさんに連れて行ってもらったのですが、なかなか良い雰囲気でした。
ベランダ風にせり出したところにテーブルが並べられ、そこで食事をするのです。
メニューも観光客を意識しないのでタイ料理。
でも強烈なインパクトのあるものというより、お酒を飲みながら食事を楽しむことを想定しているのでしょうか、店主でも十分楽しめるものでした。
なにより、川を渡る風が涼しくて、とても気持ちよかったです。
川の匂いがするというのが難点ではありますが、それを差し引いて余りある気持ちよさでした。
だから、ビールも思わず進んでしまいました(^^ゞ。
行き交うディナークルーズの豪華船の電飾も、少し離れているのであまりケバケバシクはありません。
場所によっては川を隔てた向こう側にエメラルド寺院や王宮がかすかに見えるところもあるそうです。
捨てがたい魅力を持ったリバーサイドレストランでの食事を楽しめました。
ただ問題点が一つ。
それは今は雨期。
それもいきなり雷鳴が轟き、大粒の雨がいきなり降り出します。
ベランダに出ていると容赦なく雨が降り込みますからたいへんです。
もちろん室内にもテーブルがありますからそこに退避すればよいのですが、やはり開放感には欠けます。
なので、もし行ってみたいとお思いの時には11月以降をお薦めします。 |